ダークソウルと似て非なる『仁王 α体験版』の続き

昨日リリースされた『仁王 α体験版』を引き続きプレイ。意外にハマッて、ゲームの見え方も変わりました。

『仁王』が清々しいくらいに『ダークソウル』を真似ている事は否定できませんが、独自要素もあります。この似て非なる部分に慣れる難しさがあると感じました。ダークソウルっぽいなと思ってゲームをプレイしてしまうことで、『仁王』に合わないプレイスタイルになってしまうかもしれない。

一番大きなポイントは気力(スタミナ)ですね。これに関しては「残心」「敵にも気力(スタミナ)の概念がある」というところが重要。「仁王は気力(スタミナ)管理が難しい」と言われますが、単にダークソウルよりも消費が大きいって話ではなく、気力(スタミナ)のやりとりが戦闘の核にもなっている。「残心」を決めて気力(スタミナ)を維持、敵の気力(スタミナ)を削いで畳みかけるなど。

気力(スタミナ)がなくなるとゼーゼーするのが不評ですが、気力(スタミナ)のやりとりが戦闘の核であり、失敗した時のリスクとしてゼーゼーがあるわけです。気力(スタミナ)の最大値が低いのも同様。これが気力(スタミナ)配分のミスが低リスクで気力(スタミナ)の最大値が大きくなると、このシステムが死ぬ。

ダークソウルの感覚でいると「気力(スタミナ)が少ない」「気力(スタミナ)切れのリスクが大きすぎる」ということになると思います。仁王は敵にも気力(スタミナ)があるので、こういう設定になっているんだと思います。まず「気力(スタミナ)のやりとり」という仁王の戦闘システムを理解できないと厳しい。

この気力(スタミナ)システムの難点は、大勢の敵に対してかなり不利というところかと思います。1対1でなら同等の気力(スタミナ)のやりとりが楽しめますが、敵が多くなると対応できない。ちょっとバランスの悪いシステムに感じます。このため、敵を1体ずつ誘い出して戦うことが多くなりますが、あまりカッコ良くない作業になります。

ジャンルはダーク戦国アクションRPGということですが、アクションのプレイヤースキルと同等以上にレベル上げ・装備を整えるという事が重要だと思いました。『ダークソウル』にもレベルや装備品はありますが、『仁王』の方が重要度が高いと感じます。

最初は雑魚敵の1撃で7割ほども体力が削られる状態で超高難易度だと感じましたが、装備を整えることで大幅にダメージを減らせる。装備品は、そこらの雑魚敵からでもけっこう良い物が入手できる。当初のイメージは、超高難易度で一部のコアゲーマーしか対応できないんじゃないかという感じでしたが、レベル上げと装備集めで、そこまで難しくはないんじゃないかと思うようになりました。

装備品の重要度が高く、入手も頻繁。

α体験版は2ステージあり、1ステージ目をクリアすると「制覇の証」がダウンロード可能です。本編で使用可能なコンテンツとのこと。

1ステージ目のミッションレベルは5で、2ステージ目が25。2ステージ目の方が遥かに難しいってことになりますが、こちらは報酬がありません。報酬目当てならステージ1のみのクリアでOK。

ますますβ体験版(仮)もしくは製品版が楽しみになりました。どう調整してくるか。

Twitterでもよく言われているのは気力(スタミナ)管理のことですが、これを調整するとなると『仁王』らしい気力(スタミナ)のやりとりシステムは廃止して、そのまんまダークソウル風になるのかというところ。

装備品に関しては耐久度の概念があるのが不評のようです。個人的には、耐久度にはまったく困らせられませんでした。砥石とにかわで回復できますし、回復するまでに別の装備品に切り替える事がほとんどでした。逆に、まったく意味を感じないシステムでもあったわけですが。

難易度はレベル上げや装備品集めで楽になっていきますが、もう少しマイルドにするのかどうか。

ユーザーも求める物が人それぞれ違いますのでね。舵を取る責任者は大変です。