2021年2月2日(火)にリリースされ、同時にPS Plusフリープレイにもなった『CONTROL アルティメット・エディション』の概要。
DLC全部入りの完全版
- ストーリーDLC第1弾『The Foundation』
単品価格1,100円 - ストーリーDLC第2弾『AWE』
単品価格1,100円 - アシストモード
ジェシーの無敵化や攻撃力の上昇などを自由に設定できる
『CONTROL』本編に上記3種のDLCを加えた完全版です。
私は本編のプラチナトロフィーを獲得していましたが、DLCは未プレイですので、2つのDLCをPS5版でプレイできるのは嬉しい。
ただし、セーブデータの引き継ぎがありませんので、最初からプレイする必要がある。セーブデータが引き継げない理由は、PS4版とはゲームエンジンが変わったから。
DualSenseの機能
地面の感触。カーペットとコツコツしたタイルでは質感が違う。歩いている時と走っている時も違う。音による錯覚効果もあると思いますが、金属やコンクリートなども感触が伝わる。
『アストロプレイーム』でも活用されていましたし、三人称視点の場合、地面の感触は効果的に機能します。プレイ中、ほぼ常に感じられるのも良いですし、そのキャラクターが「そこにいる」という臨場感が増す。
錯覚の相乗効果で、カーペットがカーペットらしく感じられたりもする。映像だけで見せるカーペットよりも本物の存在感を感じやすい。映像と音だけのリアリティではなく、触感も加えた三位一体でリアルな世界を体感させる。
銃撃の通常・粉砕でのR2の2ステージ・トリガーと発射時の振動。連射でのR2の圧と反動。
弾切れ時のトリガーのスカスカ感も良い具合。
ハプティクスフィードバックとアダプティブトリガーには、得意な表現があると思います。銃撃と車両の運転が得意なのはわかっていましたが、それに加えて地面の感触も得意だと確信しました。『アストロプレイルーム』で十二分にやっていましたけど、今回はサードパーティーのゲームで上手に使われたので確信するに至った。
このゲームは地面の感触と銃激にハプティクスフィードバックとアダプティブトリガーが上手く活用されており、DualSenseの魅力を感じやすい。
高速ロード
- タイトル画面の「ゲームを継続」からプレイアブルまで
PS4版:22.75秒
PS5版:9.04秒 - ファストトラベル(セントラル→配達不能 郵便物)
PS4版:14.36秒
PS5版:10.27秒
PS4版はPS5の後方互換機能でプレイして測定していますので、両バージョンともPS5本体で測定。同じPS5本体であっても、PS4版を後方互換機能でプレイするのと、PS5版をプレイするのとでは、ロード時間に大きな差があります。ですからPS4ゲームをPS5版にアップグレードする事に大きな意味がある。
セーブデータのロードがPS4版22.74秒→PS5版9.04秒と大幅に高速化。ファストトラベルは4秒程度の短縮なので、そこは意外と大きな差はなかった。とは言え、PS4(HDD)やPS4 Pro(HDD)との比較なら、めちゃくちゃ速くなっていると思います。
PS5版はセーブデータのロードもファストトラベルも死亡時のリトライも約10秒。たまに速い時もあります。
PS5のゲームとしては少し物足りないですが、10秒程度なら煩わしさを感じない。
アクティビティ
トロフィーの進捗が%で表示されます。
解像度/フレームレート/レイトレーシング
- パフォーマンスモード
1440p/60fps/レイトレーシング無効 - グラフィックモード
1440p/30fps/レイトレーシング有効
解像度が低いと思うかもしれませんが、PS4 Proでも激しい戦闘時は20fpsまで落ちていて、30fpsの維持が難しかったほどの重いゲームです。
レイトレーシングの効果が分かりやすいゲームでもあります。
今までは『スパイダーマン』が唯一、レイトレーシングの魅力を感じさせてくれましたが、『CONTROL アルティメット・エディション』も良いです。
でも60fpsの快適さも捨てがたいので悩む。ゲームプレイ中にOPTIONSからモードを切り替えられますので、レイトレ有無の差も60fpsと30fps差もはっきりわかります。
私は最初にレイトレ―シング/30fpsでプレイしましたが、途中で60fpsに変更しました。
逆だとキツイと思う、60fpsに慣れた後の30fpsは。これはPS5世代全体でも言える。PS4世代では30fpsのゲームが多かったからそこまで気にならなかったけど、60fpsが標準になったPS5世代では、30fpsのカクカク感が気になるようになってしまった。
グラフィックは伸びしろが少なくなってきたと感じ、最近は比較動画でもPC版と比べて画像を重ねたり拡大して比較して違いを見せるレベルになっていて、オーディオに似たオカルトな領域に近づいてきている印象。ゲームは並べず単体でプレイするから実際は気にしようがない。解像度も大事ですが、それより30fpsと60fpsの差が大きいから、アクションゲームの場合は解像度にこだわるよりも60fpsを基準に考えてほしい。レイトレ―シングは良いですが、これが次世代のゲームが30fpsから抜けられなくなる原因にはなってほしくない。
『スパイダーマン』や『DMC5 SE』のように、フレームレート以外を削って60fpsでレイトレ有りのモードが欲しい。
追記:低容量化
PS4版無印の『CONTROL』が38.52GB、『CONTROL アルティメット・エディション』のPS5版は25.74GBです。XboxSeriesXやSteamでは約42GB。
『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』もPS4版24.43GB→PS5版15.38GBでした。従来より37~39%ほどの低容量化。
SDK | データ圧縮比 |
---|---|
Zlib | 1.64:1 |
Kraken | 1.82:1 |
Zlib + Oodle Texture | 2.69:1 |
Kraken + Oodle Texture | 3:16.1 |
このゲームがPS Plusのフリープレイとは嬉しいですね。DualSenseの機能とレイトレーシングで次世代感がわかりやすい。PS5を持っていない人もライブラリに入れておくと良いです。
とりあえず本編をクリアして早くDLCをプレイしたいです。
コメント
Control Ultimate Edition PS5 Size Is 42% Smaller Than Xbox Series X Due To Kraken Compression Technique
PS5 25.79GB XboxSeriesX 42.4GBとPS5版はKrakenでこれだけ容量が違ってるみたいです
情報ありがとうございます。追記しました。
PS4版の無印と比べてもかなり小さくなりましたね。
さっそくプレイしたんですが、カメラが独特で酔ってしまいました。
R2のトリガーはすごかったですね。アストロも重くなってたですが、こんな表現のもできるんだと感動。
酔いやすさは気付かなかったです。私はゲームではほぼ酔わないですが、先日『バランワンダーワールド 体験版』で久しぶりに酔いを感じました。
CONTROLでは、60fpsにしてモーションブラーを切れば多少は変わるかもしれません。