PS5の感想

ゲームの感想

新世代を感じさせてくれた、最高です。

新世代のゲームを体験

『アストロプレイルーム』のプラチナトロフィーを獲得し、『デモンズソウル』をクリア、今は『スパイダーマン:マイルス・モラレス』と『DiRT 5 (北米版)』をプレイ中です。

素晴らしい!
「世代が変わった」というのをロンチで実感できるゲームばかりでした。デュアルセンスの触感フィードバックとアダプティブトリガー、PULSE 3D ワイヤレスヘッドセットの“Tempest” 3Dオーディオ技術、高速SSDと統合されたカスタムI/Oシステムによる高速ロード、本体の静穏性、アクティビティーとゲームヘルプ、高い解像度とフレームレート、レイトレーシング、新世代のゲームで、これらを堪能できました。

アストロプレイルーム

これが一番の大当たりだった。デモンズとスパイダーマンはプレイ前から鉄板だと思ってましたからね。『アストロプレイルーム』は期待値が低かった。
これでASOBI!チームの実力が本物だとわかりました。『アストロボット』で非常に高い評価を得ていましたが、それがフロックじゃないと証明した。『アストロボット』の感想を書いた時に、

「〇〇みたいなゲーム」は腐るほどあって、ヒットしたゲームに似たゲームがたくさん出て当たり前。でもオリジナルが85~95点のゲームを真似ても、出来上がるのは65~75点のゲームであり、やっぱりオリジナルの質には及ばないと知る。マリオっぽいVRゲームを作ろうという発想は普通にあると思いますし、その中でVRを生かすアイデアも当然入れる。でも普通なら、ガワを真似ただけで本質的な面白さは真似られず65~75点のゲームになる。そこが『アストロボット』は違った。なぜ急に職人集団のような質になったのか、驚きです。このチームが作る次のゲームにも期待する。
『スカイリムVR』のプラチナトロフィーを獲得したのでPSVRの2年を振り返り – PS4ちゃんねる Pro

と書いていて、VRのアイデアがハマったこと以上に、プラットフォーム・ゲームとしての質の高さに驚いていた。そしてPS5で開発した『アストロプレイルーム』では、デュアルセンスの触感フィードバックとアダプティブトリガーと6軸検出システム、アクティビティーとゲームヘルプと高速ロードを生かしたプラットフォーム・ゲームを作った。

このゲームの期待値が低かったのは、技術デモを優先して「技術のためのゲーム」になっている可能性があったから。しかし実際にプレイしてみると「ゲームのための技術」と感じ、ASOBI!チームが作るプラットフォーム・ゲームの質の高さを改めて感じた。

足場から足場へジャンプするという、プラットフォーム・ゲームの基本的なアクション。今や退屈なアクションにもなりがちで、このジャンル自体が廃れ気味。しかし『アストロプレイルーム』は心地良さを感じさせてくれる。操作性が良くて、気持ち良くジャンプできて、小さな達成感も感じる。カメラも見やすく、ストレスを感じない。こういう調整が職人の仕事。
上質なプラットフォーム・ゲームがあり、そこにデュアルセンスの触って感じる楽しさが動かす楽しさを増強しているという具合。

落下や敵の攻撃で即死だけど、難易度は高くない。チェックポイントが細かく設定されており、リトライは瞬時なので、死のストレスは皆無。難易度は低く感じるけど、実は何回も死んでいる。これが非常に良くて、何度か失敗をして突破する達成感があり、死の緊張感もある。でも、難易度は低く感じる。「易しいゲーム」はヌルさが単調さに繋がる事も多いですが、このゲームは易しいけど緊張感と達成感もほどほどにある。
高速ロードがゲームを変える事も実感する。リトライが10秒以上かかっていたら、このゲームの評価はかなり落ちたと思う。

4Kテレビで見るとグラフィックも非常に良くて、金属や岩やゲーム機の質感がPS5クオリティ。フォトリアルではない表現の良さを見せてくれた。旧世代の強化版ではない、新世代のゲームとしてのグラフィック。

アクティビティー+ゲームヘルプ+高速ロードの合わせ技も体験できました。アクティビティーから対象のエリアに高速ロードで飛び、ゲームヘルプで取り逃している収集物だけを動画で見せてくれる。このおかげでプラチナトロフィーが獲得しやすかった。

そしてもちろんデュアルセンスの触感フィードバックとアダプティブトリガーも。お気に入りは氷の上を滑っている時と雨の感触。雨はホラーゲームで体験してみたいと思いましたし『デス・ストランディング』でも感じたい。

そして泣けた。収集物であるアーティファクトがプレイステーションに関するアイテムなのですが、これまでのプレイステーションの歴史を振り返るようであり、それをPS5の新技術が詰まったロンチタイトルでやっていることに感激した。「ここまで来たんだな」という感じですし、そしてこれからも続く事へも思いを馳せる。

PS5の新機能の魅力がギュウギュウに詰まっており、プラットフォーム・ゲームとしても職人クオリティのゲームが無料で提供されているのが凄い。

デモンズソウル

PS5基準のゲームとしての高品質のアセットと“Tempest” 3Dオーディオ技術の音を良さを体験できました。ほぼ原作通りのリメイクなので、グラフィックと音と触感フィードバック&アダプティブトリガーで、ここまで変わるのかというのを感じやすくもある。

高品質のアセットが非常に重要。次世代機の不安ポイントとして、ネイティブ4Kや120fpsやレイトレーシングにこだわりすぎて、逆にショボくなるというのがありました。『Halo Infinite』の炎上からの延期がその不安を煽った。4Kや動的照明などの高度なものを達成するために、低品質のアセットを使っていては本末転倒です。これはユーザー側の問題でもあり、やたらと数字だけこだわって、アセットの品質は言及していないところもある。
まずは1440pのアップスケール4Kくらいで、高品質のアセットにこだわってほしい。アンリアルエンジン5のデモは超絶美しかったですが、あれで1440pです。ペラペラのネイティブ4Kよりも高品質のアセットを用いる1440pのほうが圧倒的に素晴らしい。
『デモンズソウル』のパフォーマンスモードは1440pのアップスケール4Kで60fpsであり、このグラフィックとフレームレートのバランスが非常に素晴らしいと感じた。Digital Foundryの解析動画でも、パフォーマンスモードは高い評価を得ていました。
実際、ネイティブ4Kモードと交互に見比べても違いがわからず、フレームレートを30fpsまで削ってネイティブ4Kモードでプレイする意味を感じにくい。もしこれがネイティブ4K60fpsを目指すとなると、アセットの質を落としたり、オブジェクトやエフェクトを削って軽くする作業が必要になるでしょうけど、馬鹿馬鹿しく思う。一世代前のゲームを4K/60fpsで動かすのは良いですが、本物の新世代ゲームでそれを目指すと、PS5やXbox Series Xの性能では何かを削る必要が出てくると思います。だからネイティブ4Kは求めない。1440pからのアップスケール4Kで天井品質を目指してほしい。

そして、2009年にこのゲームデザインを見せていたことを改めて驚いた。ソウルシリーズの原点であり、無骨さがある。ソウルシリーズも徐々にマイルドに洗練されていっている感じで、「心が折れそうだ」というほどの厳しさはデモンズソウルが一番強く感じる。今では当たり前になっている中継地点やショートカットがほとんどなく、死んだらエリアの最初からとなる。既に攻略法が出ているから良いものの、この仕様でボスと何十回も戦うとしたらキツイ。これほど刺激が強いものを2009年に出し、そこからソウルシリーズや亜種に広がっていったことは革命的だと思う。ゲームの歴史に大きな影響を与えた1本。

アダプティブトリガーの弓の表現も良かったです。弓を構えた後、射ずに戻す時にゆっくりトリガーを戻すのですが、トリガーの手応えがあったほうがやりやすいしリアルだった。もちろん引く感覚もあり、弓プレイが1.3倍くらい楽しくなる。

今やってもめちゃくちゃ面白くて、没頭しました。ハードのロンチは没頭できるゲームが出にくいですが、原点から頂点になった『デモンズソウル』をロンチに持ってきてくれたのは有難い。

スパイダーマン:マイルス・モラレス

このゲームはレイトレーシングと超高速ロードが素晴らしい。ゲームプレイ自体は『スパイダーマン』を踏襲しており、目新しくはないが、その面白さを改めて実感した。

レイトレーシングは期待していなかったのですが、実際に見てみると良いものです。HD以降、解像度の差ではグラフィックの違いが感じにくくなっていましたが、レイトレーシングにはグラフィックのレベルを一段階引き上げる力がある。特にビルの窓の反射表現が印象的で、街に命が吹き込まれたようです。レイトレーシングによってリアリティが増したニューヨークの街を飛び回るのが楽しい。ゲームの楽しさに直結する効果がありました。
レイトレの凄さは、静止画ではなく動画でこそわかります。「街に命が吹き込まれた」と感じるのは「鏡面の動きが」あるから。

そして高速ロードではない本物の超高速ロード。「ロード待ち」をまったく感じないゲームになっています。これもロンチで「PS5はここまで出来る」と提示できたことに大きな意味があります。『アストロプレイルーム』と『デモンズソウル』も高速ロードではありますが、数秒とは言え「ロード待ち」の感覚はある。『スパイダーマン:マイルス・モラレス』はレベルがひとつ上。

今のところレイトレーシングありで60fpsでのプレイはできませんが、アップデートで1080p60fpsレイトレーシングありを検討しているようです。
個人的にも、4K60fpsレイトレなし、4K30fpsレイトレあり、1080p60fpsレイトレありの3種なら、1080p60fpsレイトレありでプレイしたい。まずはどんな具合か見たいので、是非とも対応してほしい。

DiRT 5 (北米版)

サードパーティー製で印象的だったのが『DiRT 5』。これは従来のゲームに触感フィードバックとアダプティブトリガーが見事にハマった例。

アクセルを踏む感覚があり、ギアチェンジのスッと抜ける感覚もあり、もちろん路面の違いも感じられる。この効果でシンクロ率が急激に高まり、これに“Tempest” 3Dオーディオ技術の音を加え、車内視点で走行するのが最高に楽しかった。

『DiRT 5』の手応えは、もう普通のコントローラーには戻れない魅力がある。

ドライビングゲームの場合はハンドルコントローラーがリアルなのですが、それなりの物はそれなりに高価格であり、置き場所も困ります。よっぽど好きな人じゃないと買いにくい。
PS5は誰にでも使える標準コントローラーで、このシンクロ率の高い触感フィードバックとアダプティブトリガーなのが大きな魅力。
このデュアルセンスのハマり具合に感激して『モーターストーム』新作が見たいと強く思った。

安定性

プレイしたPS5のゲームではエラー落ちは一切なく、1日中ぶっ通しで『デモンズソウル』をプレイしても本体は静かでした。PS5ゲームの安定性は今のところ完璧で文句ナシ。

外付ストレージとのデータ転送はやや不安定に感じた。大量のデータが入った外付ストレージを接続すると処理が重くなり、ホーム画面の動作が鈍くなった。おそらくホーム画面(ゲームハブ)の動作を軽くするために、外付ストレージの一部のデータを内蔵SSDにコピーしているので、その処理中は動作が重くなるんだと思う。

外付HDDを試しに接続して取り外した後、内蔵SSDにコピーされた一部データを全削除しようとしたら固まったので再起動した。USBメモリーから大量のPS4のセーブデータをPS5内蔵SSDにコピーしようとした時も固まった。
PS5はPS4の外付ストレージがそのまま使えますが、現状あまりオススメできない。新規の外付ストレージに使うゲームだけをダウンロードしたほうが良いんじゃないかと思う。

不満点

上記した外付ストレージに関する不安定さ。

UIは慣れてみないとわからない。
けど、トロフィー画面が見にくくなったのは感じる。横並びになって表示文字数が少ないから、1個ずつ開いて見ないといけない。

定着したSHAREをCreateに変える必要はなかったと感じる。

ホーム画面のアイコンにピン留め機能がほしい。
メディアギャラリーを定位置に置いておきたい。

内蔵SSDの667.2GBは少ない。
拡張スロットがあるが、今は使えない。

【追記2020.11.17】システムソフトウェアのアップデートがあり、動作の安定性が改善されたとのこと。
【追記2020.11.25】システムソフトウェアのアップデートがあり、動作の安定性が改善されたとのこと。

素晴らしい性能

マーク・サーニー氏が言った「性能の絶対的な指標としてFLOPsに頼るのは危険だということを意味しています。」の答え合わせ。
Xbox Series Xとの比較が出ていますが、パフォーマンスは同等。解析者のコメントを見ると「PS5がやや上なのかな?」と思えるほどです。とは言え、ロード時間以外は差を感じられないレベルでしょう。
Call of Duty Black Ops Cold War PS5 vs Xbox Series X|S Frame Rate Comparison – VG Tech
Devil May Cry 5 SE: PS5 vs Xbox Series X – The First Next-Gen Performance Face-Off – Digital Foundry
Assassin’s Creed Valhalla: PS5 vs Xbox Series X/ Series S Next-Gen Comparison! – Digital Foundry
性能は同じで良いです。差が大きくない方がもめなくて良いでしょう。同じ価格のゲーム機で性能が下だったら、ちょっと物足りなく感じるでしょうけど、同じくらいなのが一番落ち着く。

家庭用ゲーム機

PS5は再び家庭用ゲーム機を目指した。

標準コントローラーのデュアルセンスは象徴的であり、家庭用ゲーム機っぽい。本体のデザインもですね。
ゲームのために必要な超高速ロードを求めて、統合されたカスタムI/Oシステムとか、Oodle Krakenのハードウェアデコーダーとか、PCの後追いではなくゲーム機として特化している。
『スパイダーマン:マイルス・モラレス』のレイトレーシングも、パワーがあるPCではなく、PS5で使えるレイトレーシングを実現した感じです。
PS StoreとPS Nowがホーム画面と一体化し、PCでアプリを起動するような感覚もなくなりました。アクティビティーとゲームヘルプもアプリではなく、OSそのものの機能という感じ。

PS4はPCっぽいゲーム機で「劣化PC」と揶揄されたりもしたが、素晴らしいコストパフォーマンスであり、SIEの魅力的なタイトルも多く、結果は1億1000万台を超える大成功を収めた。
PS4がPCと並んで歩いて学んだ事を生かし、PS5は再び家庭用ゲーム機として違う道を歩き始めたという印象。

SIEの『アストロプレイルーム』『デモンズソウル』『スパイダーマン:マイルス・モラレス』は、まずゲームとしての面白さがあり、PS4で出しても良作であったと思う。でもPS5がPS4 Pro2ではないことを証明するかのような、今までにない新世代の機能と魅力がギッシリ詰まっている。新しいゲームハードを購入し、掛け値なしに「世代が変わった」と感じさせてくれた。「遊びの限界を超える」というキャッチコピーそのもの。最高のゲームがあってこそのゲームハード、技術デモではなく面白いゲームで見事にPS5という次世代機を体験させてもらえた。

新しいゲーム機としての刺激は、かつてないほどでした。
このハードでどんなゲームが生まれてくるか、とても楽しみです。

コメント

  1. k より:

    拡張ストレージは、ASUSのROG Strix ArionにインテルのSSD 660Pの2TBを乗せて、使ってますが滅茶苦茶安定してますよ。特に動作が遅くなったりも感じないですね。
    PS4PROでコピーに数時間掛かりましたが、PS5に刺せば何事もなく認識しPS4のゲームがあっさり動きました。
    SEKIROとツシマをかなりの時間プレイしましたが、快適そのものです。
    ツシマは元々ロード速かったので変わらないですが、SEKIROはロード速くなったように感じます。PS4PROにもSSD積んでたので、SSDとの比較でも速く感じます。
    ま、計測したわけではないので気のせいかもしれませんが。(;^_^A

  2. 山中 より:

    拡張ストレージはだいぶ怪しいですね。
    自分の場合はPS4で使っていた拡張ストレージをそのまま接続しただけではプレイできず、一度PS5に移動してから再度拡張ストレージに移すことでなんとかプレイできるようになりました。

    それでも電源断>拡張ストレージに問題が発生しました>データベースの再構築は3回くらい発生しています。

    あとPS5ではトロフィー削除ができないのが地味に面倒ですね。目当てのタイトルをライブラリーから探すのも大変だし、PSボタン長押しメニューのカスタマイズとかできないのも不便に感じます。

    個人的に現時点では慣れないってのが一番大きいと思いますが、今のところ次世代機に感動するよりは不満点のほうが多いです。。結局一度は片付けたPS4も引っ張り出してきました。

    まだ発売したばかりですし、アップデートでどんどんよくなっていくと思いますので今後に期待です!

  3. jijy より:

    Demon’s Soulsをプレイ中です。プレイ感覚はまさにそのもので、
    満足度は高いです。ただAmazonのレビューでは、デザインが変わった
    ことに対して、星1とか極端なレビューが散見されて、そんなに言うなら
    PS3版をずっとプレイしておけば良いじゃんって思ってしまいます。
    他方、Metascoreでは92点ほどで各メディアは軒並み高評価ですね。

    安定性については、デモンズ・プレイ中のゲーム強制終了が1回、
    あとメディアリモコン操作中(非ゲーム時)にOSごとの強制終了が
    ありました。この辺りはアップデートでの改善が望まれます。

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