『マフィアIII』最初の感想

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2016年10月27日にリリースされた『マフィアIII』を5時間ほどプレイしました。

GTAのスピンオフのような

クライム系のオープンワールドゲームとなると『GTA(グランド・セフト・オート)』の影響を強く受けていて当たり前という感じで、これも同様。GTA4くらいの時に1968年を舞台にしたスピンオフシリーズとして出ていたかのようなゲームです。基本的にはGTAをプレイしている感じがある。

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本家GTAと比べると、最新のゲームにしては物足りないグラフィックや敵AIの不自然さなど、作りの粗さは感じます。オープンワールドだけど、遊びの幅の狭さも感じます。メインストーリーを進めること以外に、特にやりたい事も出てこないという。

ローカライズは最低限

英語音声でテキストは日本語か英語か選択可能。GTAと同じで、運転中に字幕を読むのが少し大変。

決定ボタンは北米仕様の×

テキストの区切り方がおかしかったり、文字が小さいところもある。

ストーリーと雰囲気が素晴らしい

1968年のニューオリンズをモチーフとした架空の街であるニューボルドーが舞台です。この舞台は、とてもワクワクするし面白い。

 

このゲームは復讐劇で、導入部のストーリーが熱くて早く続きや結末が見たくなる。人物の会話も渋くて恰好良いやり取りがあって良いです。まだ前半ですが、主人公が恰好良いので、後半も大崩れすることはないんじゃないかと思います。かなり気に入りました。

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ゲームプレイのメインとなるのは1968年ですが、何年か後から1968年を振り返る映像も挿入されており、深みのある見せ方をしている。

復讐劇を進めるだけでなく、それが後々どういう影響を与えたのかを見られます。

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ステルスと銃撃

ステルスor銃撃というのは、もはや多くのゲームでスタンダードな仕様になっていますが、このゲームでもステルスで進みつつ、見つかった場合は銃撃戦というスタイルで遊んでいます。特筆するようなシステムはなく、古典的なステルスと銃撃戦。

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単調なミッションが面白い

海外レビューでは「ミッションが単調」というところがマイナス点になっています。多くのミッションがステルスor銃撃でターゲットを始末するというもの。水増し的にメインターゲットの部下を始末するミッションが組み込まれていたり、同じような事を繰り返させるようなスタイルです。個人的には、このワンパターンなミッションがとても面白くて、何度でもやっていたいくらいなのでプラス点になっています。

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魅力的なストーリーと何度も遊びたいミッション

メタスコアが低めになるのは仕方ない。GTAという大きすぎる存在がクライム系のオープンワールドゲームの基準を示しているので、それと比較されると減点部分が見えてしまう。クライム系のオープンワールドゲームは他のゲームも評価が伸びにくいです。6,000万本売れるゲームとは規模ではまともに勝負できない。遊ぶ側から見れば同じ$59.99のゲームですので、物足りなさを感じるのも仕方ないでしょう。

グラフィック、AI、ミッションの単調さ、生かしきれていないオープンワールド、バグなど減点要素が多いのはわかります。AAA級とはいかず、A級くらいのシンプルさ。GTAをAAA級とすれば、他のゲームがそれと並ぶのは難しい。

 

個人的には、かなり楽しめています。今のところ魅力的な人物とストーリーは最高レベルに満足。1968年という舞台も新鮮。ステルスor銃撃でターゲットを狙うミッションは飽きない。ワンパターンですが、むしろこれだけ延々とやっていたい。GTAのような規模のゲームは作れない中で、ストーリーと軸になるミッションが良いので、楽しくプレイできている。

 

マフィア III

マフィア III

 
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