DL版は1日先行で配信された『Life Is Strange(ライフ イズ ストレンジ)』の感想

明日(3/3)発売予定の『Life Is Strange(ライフ イズ ストレンジ)』ですが、ダウンロード版は1日先行で本日から配信されています。北米版をプレイしましたが、日本版は日本語音声でもプレイできるという事で購入しました。決定ボタンもという日本仕様。

5話分割で配信されていた作品

北米では2015年1月30日~2015年10月20日にかけて1話ずつ分割で配信されていました。2ヶ月に1話くらいのペースで全5話。日本版は最初から全話入りの販売のみです。海外ドラマを一気見するみたいですね。

普通にプレイすると1話あたり2~3時間なので、トータルで10~15時間のプレイ時間になるかと思います。進み方を知っている2周目は1話あたり1時間30分もかからないので、トータルで8時間もかからないでしょう。

2015年のGOTY獲得数で5位

Life Is Strange(ライフ イズ ストレンジ)は2015年のGOTY獲得数が12個で第5位。非常に高い評価を得た作品です。2015年は4強という感じでしたが、5番目がLife Is Strange(ライフ イズ ストレンジ)。

1位 The Witcher 3: Wild Hunt – 245
2位 Fallout 4 – 56
3位 Bloodborne – 31
4位 Metal Gear Solid V: The Phantom Pain – 29
5位 Life Is Strange – 12
6位 Super Mario Maker – 8
7位 Undertale – 8
8位 Rocket League – 7
9位 Batman: Arkham Knight – 4
10位 Rise of the Tomb Raider – 4
11位 Her Story – 3
12位 Splatoon – 2

GAME OF THE YEAR PICKS BLOG: 2015 GAME OF THE YEAR

プレイする海外ドラマ

一言で言ってプレイする海外ドラマという感じです。アクション性はほとんど無く、申し訳程度のステルス要素があるくらい。マックスの時間を巻き戻す要素を用いたパズル的要素もありますが、難易度は低めで、ちょっとしたアクセントという印象。パズル的な要素はゲームの魅力として推すほどではなく、あくまでドラマがメイン。

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このゲームの魅力は、ドラマの魅力、そしてそれに自分が干渉する面白さ。

「バタフライエフェクト」的に、自分のとった行動が未来を変える要素があります。しかし、ストーリーの大筋は変わらず、人間関係の変化とか、誰が死ぬとか怪我するとかいう変化。『アンティル・ドーン 惨劇の山荘 -』くらいの振り幅ですかね。面白いのは、自分が選択した行動の結果が気に入らなければ、その場で巻き戻してやり直しできる点。ゲームにおける選択で、思っていたのと違う結果になる事は多々ありますが、このゲームは結果を見てすぐにやり直しが可能。ペナルティもありません。その行動が未来に与える影響までは見えませんけどね。

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選択による人間関係の変化や生死は、いろんなパターンがあるので意外にリプレイ性が高いゲームかと思います。

ロード等は問題なし

ロードは問題なし。ロード自体が少ないし、最後まで気にすることもなかった。

移動の面倒さもない。マックスは足が速いわけではないですが、広いエリアをおつかい的に移動することもないので不便を感じません。

良かった

二面性があるキャラクターが多くて、誰もが怪しく見えたり、意外に良いヤツだったりと、脇役までしっかり作られていてドラマに厚みを感じた。キャラクターが単純じゃないから、自分の選択で与える影響にも手応えがあって面白い。ストーリーも、泣けたり、衝撃的な展開だったりと退屈しませんでした。

タイムトラベル物は、やり尽くされた感もあるくらいなので、どこかで見たようなネタに感じる部分もでてきますが、でもやっぱりタイムトラベル物って面白いです。そしてゲームとの相性が最高だと思う

良質な海外ドラマを見たような満足感ですが、「じゃあ海外ドラマを見ればいいんじゃ?」とはならない。やはり自分の選択が影響を与えていくというところはゲームならではの魅力。

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自分の選択がトロフィーを意識して狭まることはない

トロフィーは特定のポイントで写真を撮るというのとクリアトロフィーだけ。これは良い設定だと思いました。トロフィーを意識してしまってプレイの幅が狭まることはほぼありません。例えば特定キャラの生存トロフィーがあるから、生かしたくないキャラでもトロフィーのための生存を選択するとか、そんなことを考える必要がない。

選択が面白いゲームで、その選択がトロフィーによって狭まることのない自由さもあります。

価格は高め

4,800円(税込)という価格設定は高めです。北米版はEpisode 1が$4.99で配信されて、シーズンパス(EP2-5)が$16.99でした。EP1-5の全部入りが$19.99。日本のPS4版はパッケージ版が出るので価格が跳ね上がってしまったのか、気軽に手を出しやすい価格ではなくなってしまっています。影響を受けないSteam版は1,980円のままですので、お買い得感がある。Steam版も無料で配信予定のアップデートファイルのインストールにより、日本語音声/日本語字幕に切り替えていただくことが可能ですとのこと。価格がネックならSteam版を検討しても良いんじゃないかと思います。

グラフィックは手描き風のタッチで味がありますが、モデリングやモーションは二線級だったりもする。ロケーションも多くはないです。カクつく場面も見られます。1,980円だったらトータルで価格以上の満足度は十分にありますが、4,800円となると少し物足りない感じにもなる。

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このゲームを日本で出してくれて大変嬉しい。しかもテキストだけじゃなくて音声まで日本語対応。あくまで海外ドラマ的なドラマ性が魅力のゲームですので、そういうのが好きな人向け。ストーリーにハマれなかったら、魅力を感じにくいゲームかと思う。難易度は低く、プラチナトロフィーも簡単。万人がプレイできるような遊びやすいゲームです。

すぐ買う気が起きなくても、お気に入りリストに入れておいてセール等で買うのもアリかと思う。

ライフ イズ ストレンジ
スクウェア・エニックス
2016-03-03


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