2021年4月28日(水)7時に『原神』のPS5版がリリースされました。基本無料ゲームです。
高速ロード
フィールドでのワープやダンジョンに入る時のロードが高速です。
「ロード待ち」という感覚はないですね。
ロードも超速い。 #原神 #PS5Share pic.twitter.com/cy2mrLAuHa
— はますけ (@Hamasukei_6) April 28, 2021
『原神』はUnity製らしいですけど、UnityもUnreal Engineと同様にPS5での高速ロードを生かしやすくなっているのかな。
UnityもUnreal Engineも旧世代ではロード時間が長かった印象ですが、次世代ではPS5の高速ロードの恩恵を大きく受けそう。
ハプティックスフィードバックとアダプティブトリガー
ハプティックスフィードバックは、さほど使われていない印象。実験的にポイントを押さえて実装している感じ。
- 風の翼での風の振動
- 藪に接触した時の振動
- 弓を引いてチャージ中の振動
- 落下や強い衝撃での振動
- ムービーシーンに合わせた振動
アダプティブトリガーは確認できませんでした。
サイズ
- PS5版: 20.19GB
- PS4版: 25.72GB
他のソフトと同じく、PS5版のほうが軽量化されています。
セーブデータ共用
セーブデータの移行作業は不要で、どちらのバージョンを起動しても同じセーブデータがロードされます。『Warframe』や『ファイナルファンタジーXIV』など、サーバーにセーブデータがあるオンラインゲームは、こういう仕様が普通ですね。
セーブデータの移行作業が不要ですから、交互に起動しても問題なし。
これに関する事で大きな改善点がありました。PS5の問題として、PS5版とPS4版を間違えて起動するというのがありました。両バージョンがインストールされているのを知らなかったり、バージョンの切り替え方を知らないユーザーも多いから仕方ない。『コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー』では、公式が注意喚起していたほど。
今回、PS4版を起動しようとすると「PS4版をプレイしようとしています。PS5版に切り替えますか?」と注意文が表示されるようになった。最近のアップデートで対応したようですね。これなら間違えて起動する事はなくなる。
トロフィー引き継ぎ
全てのPS5版のゲームは、PS4版とはトロフィーが別枠になります。
当然ながら『原神』も別枠ですが、PS4版のトロフィーを引き継いでPS5版のトロフィーを獲得できるパターン。
そして、PS5版にはプラチナトロフィーがある。
PSN Trophy Leaders | Genshin Impact
『ファイナルファンタジーXIV』のPS5版がリリースされた時に、インタビューで「トロフィー対応が柔軟になった」という話をしていました。そういう変化もあってプラチナトロフィーが追加できたのかな?
もしかしたら、今後はPS5のゲームで「プラチナトロフィーなし」のゲームは減るかもしれない。
キーコンフィグ
『原神』は2020年9月28日にリリースされていて、その時に私もプレイしていましたが、すぐ止めていました。〇ボタンが通常攻撃なのがやりにくくて、喉に魚の骨が刺さったような操作の気持ち悪さがあって、アクションを楽しめなかったから。
久しぶりにオプションをチェックしてみたら、キーコンフィグが実装されていました。2020年11月11日のVer1.1で実装されていたようです。今がVer1.5ですから、けっこう前ですね。
通常攻撃を□ボタンにしたらアクションが気持ち良くなり、一気に楽しいゲームに変わった。
私にとっては、ここが最重要ポイントでした。PS5版のリリースがきっかけで気付けて良かったです。
グラフィック強化もされているようなのですが、そこはPS4版と大きな差は感じられません。他のゲームでもそうですが、縦マルチのゲームにおいてPS4 ProとPS5では大きな差はない。ですから、PS5版ではグラフィックス以外のわかりやすいポイントが重要になる。高速ロード、ハプティックスフィードバックとアダプティブトリガー、3Dオーディオ、アクティビティカード、ゲームヘルプ、ゲームサイズ。
『原神』においては高速ロードの恩恵が素晴らしく、旧世代には戻れない快適さがある。
直接ゲームプレイに関係しない部分は、低サイズ化も素晴らしいですね。「PS5世代では100GB級が当たり前になってしまうんじゃないか……」という不安は現実にならなかった。RAD Game ToolsのOodle KrakenとOodle Textureが革命的でしたし、PS5はKraken専用のデコーダーを積んでいるのも大正解の選択でした。
4月に『ファイナルファンタジーXIV フリートライアル』と『原神』のPS5版がリリースされて、無料でプレイ可能なオンラインゲームが充実しました。4/30に『リターナル』、5/8に『バイオハザード ヴィレッジ』、5/14に『サブノーティカ: ビロウ ゼロ』、取捨選択に悩むようになってきて、ソフトの空腹感がなくなってきたのは良いですね。