2019年4月23日に北米Storeでリリースされた『Mortal Kombat 11』($59.99)のストーリーモードをクリアしました。
基本操作
あまり複雑さは感じず、格闘ゲーム初心者でも入りやすいゲームのように思います。
- □ – フロントパンチ
- △ – バックパンチ
- × – フロントキック
- 〇 – バックキック
- L1 – 投げ
- R1 – インタラクト(投げられるオブジェクトを掴んで投げたり)
- L2 – フリップスタンス(構えを変える)
- R2 – ブロック
基本操作は上記のようになっていますが、ボタンの割り当ては自由に変更可能。ただし、使えるボタンは上記8種のみ。方向キーやL3やR3は無効です。
フェイタルブロー
体力が1/3以下になるとフェイタルブロー(L2+R2)が使用可能になる。これはプチフェイタリティ的な必殺技で、敵の体力を1/3くらい減らす。しかも、見た目には「絶対即死だろ」という残虐攻撃。
1試合で1回しか使用できない。例えば1ラウンド目でフェイタルブローを使用すると、2ラウンド目や3ラウンド目では使用できない。
フェイタリティ
モータルコンバットの代名詞とも言える残虐なフィニッシュのフェイタリティ。最終ラウンドで敵の体力を0にすると「FINISH HIM」と表示されて、各キャラクター毎に設定されているフェイタリティコマンドを入力すると発動。
ちなみに前作同様にストーリーモードではフェイタリティは使用できません。
LEARN – FATALITY TRANINGモードなら、フェイタリティだけの練習ができます。
残虐すぎて掲載できるようなスクリーンショットはありません。
ゲームモード
- STORY
CG映画1本分以上のイベントムービーがある超大作のストーリーモードです。全12チャプターで50試合。各チャプターで使用するキャラクターが変わります。
難易度はVERY EASY~VERY HARDまで5段階で指定可能。 - TOWERS OF TIME
1階ずつ敵を倒して塔を倒して塔を制覇するモード。感覚的にはアーケードモードに近い。アイテム使用のシステムがある。
難易度の指定は不可。 - KLASSIC TOWERS
こちらも1階ずつ敵を倒して塔を倒して塔を制覇するモードですが、クリアしたキャラクターによってエンディングが用意されている。
難易度はVERY EASY~VERY HARDまで5段階で指定可能。 - KRYPT
お宝購入モード。KOINを使用して宝箱を開けるとスキン、コレクション、フェイタリティ、装備品などが入手できる。 - FIGHT – LOCAL
ローカル対戦。1Pvs2Pや1PvsCPU。 - FIGHT – TOURNAMENT
ローカルのトーナメント戦。こちらはプレイヤーのみでCPUは無し。 - FIGHT – ONLINE
オンライン対戦。 - FIGHT – AI BATTLE
好きなキャラを3人選び、AIで戦わせるモード。最大4倍速で早送り可能。
これも一応オンライン対戦で他のプレイヤーと勝敗を競う。AI BATTLEなので非同期ですが。 - LEARN – PRACTICE
格ゲー定番の練習モード。 - LEARN – TUTORIAL
基本操作を教えてくれるモード - LEARN – FATALITY TRANING
フェイタリティだけの練習ができるモード。各キャラクターの初期フェイタリティが全て見たければ、このモードでサクッと見られる。喰らわす相手も指定可能。
AAA級のストーリーモード
「格闘ゲームでここまでやるか」というAAA級のストーリーモードでした。かなりの大金を投じていそうなゴージャスな作りで、ブッ飛んだスケールに圧倒された。
ハーフHDのスクリーンショットだとまったく伝わらないくらいなのですが、このゲームはグラフィックが素晴らしい。精細で生々しい質感のテクスチャ、線はシャープでジャギなど感じない。そこに光が当たると物体の存在感がグッと増し、モニターを隔てて実物が存在しているかのよう。4Kのパワーを感じた。
ムービーシーンとプレイアブルでの差を感じないクオリティなので、イベントムービーからバトルに切り替わる時も違和感も覚えない。『ゴッド・オブ・ウォー』みたいな。
そしてモーションも素晴らしい。超人的な動きをするのですが、人間らしいしなやかさや重みを感じ、リアリティがある。操作していて伝わる手応えも十分。フレームレートも60fpsで滑らかです。動かしていて楽しい。
昔の『モータルコンバット』は実写取り込みだったようで、それをYoutubeで確認すると滑稽にも感じた(当時は凄かったのでしょう)。それが今、完成したようにも思う。実際の人間を操作しているようなグラフィックとモーション。リアルだからこそ、フェイタリティのグロさも倍増する(ストーリーモードにはフェイタリティはないですけどね)。
日本では発売される可能性が0に等しいでしょうし、当然ながら日本語には未対応。5分ムービーを見て1試合するくらいの感覚なのですが、キャラクターがちゃんと演技をしているので、映像だけでもおおよその展開は理解できる。それだけで伝える力も凄いと思う。
過去作のストーリーも知りたくなるほどでした。
ユーザー評価は炎上中
メタスコアは83点(51件)という高評価ですが、ユーザースコアは2.8点(940件)と炎上中。
炎上の原因はマイクロトランザクションですね。少額課金のビジネスです。0点評価をしているコメントの多くに「Microtransactions」と書かれています。
小さな点で言えば、女性キャラクターの肌の露出が減ったこともあります。女性が露出の高い衣装を着て戦うのはおかしいからリアリティを出すための狙いのようですが、昨今の規制の影響もあるんじゃないかなと思います。各キャラクターに60種類あるスキンの中に1つも入れないというのは。
遊びやすかった
『MORTAL KOMBAT X』はプレイしていますが、大幅にパワーアップされているように感じた。格闘ゲームはあまりプレイしないので、これもちょっと触ってみたい程度で購入したのですが、力の入ったストーリーモードにハマってしまった。難易度が5段階あって、初心者でもサクサク爽快に勝ち進められるから嬉しい。操作やシステムもわかりやすいですしね。KLASSIC TOWERSモードで各キャラクターのエンディングも見たいと思える。グロくてマニアックなゲームのようで、意外と優しくて易しい。
日本語対応は絶望的ですが、スマホアプリの『MORTAL KOMBAT』はIARCがレーティングしていて日本語もあるんですよね。将来的にはSTADIAあたりで日本語対応もあるかもしれない。