意外にシンプルでとっつきやすかった伝染病感染拡大シミュ『Plague Inc: Evolved』

北米PlayStation Storeで2016年5月31日にリリースされた『Plague Inc: Evolved』($14.99)。日本語にも対応しています。

このゲームは伝染病を世界中に広めて人類を全滅させるシミュレーションゲームです。難しそうなゲームですが、やる事は意外にもシンプル。

・ワールドマップ上に発生するバブルをR2で破壊。
・DNAポイントを使って伝染病を進化させる。

この2つのみ。バブルの破壊は出現したバブルを破壊するだけなので頭は使いません。ゆえに試行錯誤するのはDNAポイントの使い方のみ。

元々がiOSのゲームですので、シンプルですね。

まずは開始する国を選ぶ。国の交通網や発展度によってプレイのしやすさが変わってくる。中国、南アフリカ、エジプト、インドなどがプレイしやすいみたいです。

クリア条件：人類の全滅
ゲームーバー条件：CUREの普及によって感染者が0になる

CUREが普及する前に人類を滅亡させるのが目的。伝染病の脅威が増すと人類はCUREの開発を始めるため、いきなり伝染病を目立たせると不利になる。1回のプレイは30分ほどでした。

伝染病が広がっていったり、死者が増えるとDNAポイントが溜まっていきます。そのDNAポイントで伝染病を進化させる。

試行錯誤するのはDNAポイントの使い方のみなわけですが、そこが奥深い。進化は「伝染」「症状」「能力」という3つのカテゴリーがあり、その中にさらに細かい項目がある。寒い地域に強くさせたり、空気感染をしやすくしたり、状況や場所によって効果的な進化が求められる。

注意するのは「症状」で、これを進化させると死者を増やせますが、CUREの開発が早まるというリスクもある。逆に「症状」の進化を遅らせすぎると、伝染病は世界中に広まるものの死者が出ない。その状態からDNAポイントを溜めようとしても「伝染病が広がる」という条件でのDNAポイントが入らなくなるので難しい。見極めが大事。

iOS版をファミ通Appが細かく攻略しています。基本的なことは同じですね。

Plague Inc.‐伝染病株式会社‐攻略まとめ – [ファミ通App]

中国から開始。

●症状
4P 咳

15P 肺炎

あれっ └あれれな症状コンボを発見

赤い雨 └大量出血コンボを発見

16P 家畜1

●症状

44P 全身臓器不全
 

クリア。

バクテリアで勝利 └Normal以上の難易度でバクテリアを使用して勝利する

●アンロック
テラサイト 遺伝子タイプ
ウイルス 伝染病タイプ

メインゲーム(Normal/ウイルス)クリア例
時間：393日/Cure進行度：29% /トータルスコア：58,230

「遺伝コードを変更する」→「トラベル遺伝子」でアンロックした「テラサイト」を注入。伝染病の地上感染力を上昇させます。

中国から開始。

なぜかスタート時にトロフィー獲得。

大噴出 └噴出性嘔吐コンボを発見

●症状

4P 咳
3P 発疹
5P 発汗
11P 皮膚障害
5P 吐き気
7P 嘔吐
7P 貧血
9P 血友病
12P くしゃみ
10P 嚢胞
11P 過敏症
11P 膿瘍
17P 下痢
●伝染
9P 水1
10P 空気1
●能力
7P 寒気耐性1
●症状
14P 肺炎
●能力
12P 薬物耐性1
●伝染
16P 空気2
15P 鳥1
●能力
27P 薬物耐性2
●症状
39P 壊死
●伝染
13P 昆虫1
20P 水2
●症状
32P 赤痢
●伝染
26P 昆虫2
17P げっ歯類1
●能力
14P 高温耐性1
●症状
31P 全身感染症
●伝染
16P 血液1
●症状
27P 免疫促成
43P 全身臓器不全
●伝染
16P 家畜1
●能力
26P 高温耐性2
●症状
23P 出血性ショック
23P 肺水腫
28P 内出血
27P 腫瘍

クリア。

ウイルスで勝利 └Normal以上の難易度でウイルスを使用して勝利する

●アンロック
エアロサイト 遺伝子タイプ
真菌 伝染病タイプ

そこそこ良い評価を受けている。

XboxOne版は2015年9月18日にリリースされており、メタスコア80点(5件)、ユーザースコア8.0点(15件)という高評価。オリジナルのiOS版も80点(10件)。

まさに「シンプルだけど奥が深い」といった感じのシミュレーションゲーム。やる事はシンプルですが、各国のデータは細かく表記されており、データを見ながら試行錯誤すると奥深い。

モバイルゲームだからこそ生まれたアイデアなのかと思います。最初から据置ハードで、ここまでシンプルなゲームを作るという発想は中々ないでしょうね。

据置ハードのゲームにしてはシンプル過ぎて味気無さもあります。ワールドマップ画面とメニュー画面のみですからね。iOS版が120円なので、ゲーム的には大幅な変化がないわりに$14.99は高めに思えます。ゲームとしてのアイデアは面白く「伝染病を世界中に広めて人類を全滅させるシミュレーションゲーム」という斬新な設定は、それだけで大きな魅力があります。

翻訳は問題なく、トロフィーも日本語に対応しております。日本でのリリースも視野に入っているかと思いますが、リアルに伝染病が流行ってしまうと不謹慎ゲームになってしまってリリースされにくいかと思います。