本日、2017年1月19日発売の『プレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセット(CUHJ-15005)』と2015年12月3日に発売されていた『ワイヤレスサラウンドヘッドセット』を比較しました。
ワイヤレスサラウンドヘッドセット(Gold Wireless Headset)
旧PS4ちゃんねるで感想を書いています。
その時の評価がこれです。
使いやすさ:★★★★★
音質:★★★☆☆
装着感:★★☆☆☆
マイク:★★☆☆☆
総合:★★★★☆
今でも使い続けていますが、やはり手に取ってスイッチを「1」にするだけですぐ使えるし、スイッチを「OFF」にすれば戻せるという手軽さが一番の魅力。
音質「3」は、比較対象がないので良いとも悪いとも言えないという採点。
装着感「2」は、少しきつめということで「2」にしましたが、脳天部分のフィット感の良さをプラスにすれば「3」で良かったのかと思います。
マイクは問題点で、こもったような音質になります。
使いやすさ
まったく同じです。ワイヤレスアダプターをPS4本体に挿しっぱなしで、ヘッドセット本体のスイッチを「1」か「2」にすると使用可能。
デュアルショック4と繋げることも可能で、ケーブルも同梱されています。
新:★★★★★
旧:★★★★★
音質
『タイタンフォール2』の訓練場で水の音や銃撃音を何度も比べました。これはプレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセットの方が良いのがわかります。特に流れる水の繊細な音が表現できていて、水の飛び散りが感じられるような音。背後で水の音がするとプレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセットの場合は思わず振り返りたくなる。銃撃も重さと迫力が感じられます。
サラウンド効果は似たようなものという印象でした。複数のゲームで比較すれば、もっとわかりやすい違いが見られるかもしれない。
音質の違いはわかるものの「全然違うぜ!」ってほどではなく、数回聞き比べて「あー違うねー」くらいの差。旧ワイヤレスサラウンドヘッドセットも家庭用ゲーム機向けのヘッドセットとしては12,960円(税込)というのは安くないですし、音質の評価も良かったので、そこから違いがわかるほどに進化しただけでも凄い。旧ワイヤレスサラウンドヘッドセットの評価「3」に対してプレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセットは「4」で丁度良い。低価格ヘッドセットからプレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセットに買い替えたら劇的な変化を感じられそうです。
新:★★★★☆
旧:★★★☆☆
装着感
締め付けの圧は、ほぼ同じかと思います。SIEの製品として基準が統一されているように感じます。新品なこともあってプレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセットの方が少しだけ強くも感じる。
装着感は旧ワイヤレスサラウンドヘッドセットの方が良いです。脳天部分のクッションのフィット感が心地良い。以前は「2」と評価しましたが、比較してフィット感の良さに気付いたので「3」にしたいです。プレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセットは脳天部分が細めのラバー(もしくはシリコン)なので、脳天に当たっている感覚が少し気になる。高級モデルの方が着け心地が悪くなるのは残念なところ。
新:★★☆☆☆
旧:★★★☆☆
マイクの音質
旧ワイヤレスサラウンドヘッドセットの特徴であった、こもったような感じは軽減されました。感度が良くて周囲の雑音も拾いやすくなっている印象。
こもった感じが軽減されて良くなっていますし、ヘッドセットとしてボイスチャットをする分には問題ないレベルですが、マイクとして音質が良いと褒められるレベルではないです。とはいえ、実況動画のようなものを撮るなら専用のマイクを使うでしょうし、ヘッドセットとしては十分かと思います。
新:★★★☆☆
旧:★★☆☆☆
箱
箱はプレミアム感があり、高級品を買った気分にさせてくれます。
新:★★★★☆
旧:★★☆☆☆
イヤーパッド
イヤーパッドの素材や柔らかさは同じだと思いました。旧ワイヤレスサラウンドヘッドセット(右)の方が沈み込む深さが深いので少しフカフカ感があります。
微妙に穴のサイズも違うようです。プレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセット(左)は入口の横幅が少し狭い、でも奥の幅はほぼ一緒。穴の縦幅は微妙にプレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセット(左)の方が長いようです。
装着して比べると穴の入口幅の差はわかります。旧ワイヤレスサラウンドヘッドセット(右)の方が耳がすっぽり入る感覚。余裕がある分、音が漏れやすいのかもしれない。装着のイメージで語ると、旧ワイヤレスサラウンドヘッドセット(右)は耳がすっぽり入って楽だが音漏れや外部からの雑音も入りやすいイメージ。プレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセット(左)は少し窮屈な感じですが、音漏れや外部からの雑音を遮断しそうなイメージ。
旧ワイヤレスサラウンドヘッドセット(右)は、単に2年以上使ってガバガバになっただけの可能性もありますが。
評価は難しく、音で言えばプレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセット(左)の方が優位な作りかと思いますが、長時間使用する物としての楽さは旧ワイヤレスサラウンドヘッドセット(右)の方が良さそう。
価格なりの違いはわかる
プレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセット – 19,440円(税込)
ワイヤレスサラウンドヘッドセット – 12,960円(税込)
音の好みやこだわりは人それぞれなので、あくまで個人的な意見になります。
どちらの品質が良いかと言われれば当然ながらプレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセットの方が良いです。ド素人が聞き比べても音質、マイクともに違いがわかりましたので、名前だけのプレミアムではないです。音に関する製品は難しくて、「Sony Musicの社員にハイレゾ音源聴き分けテストをさせてみた」という記事を書いていたブログがあり、あまり聴き分けができていないという結果になっていましたが、そのレベルの玄人にしかわからないような差ではないです。
この音質の差を価格に換算するのは難しいです。6,480円分の差があるかどうかは意見が分かれるところでしょう。聴き比べれば差はわかりますが、差を知らなきゃ知らないで問題ないレベルと思う。「音で損してるわー」とまでは思いません。というのも、私の古いヘッドフォンMDR-RF7000の方が音は良いくらいなので、1万円台のヘッドセットで損するというほどの音質の差は感じられません。そこまで音質を売りにするような物でもなくて、PS4で最高に使いやすいところがまず魅力。接続簡単で専用のアプリもある。そして音を聴くだけのヘッドフォンとは違い、マイクも兼ね備えたヘッドセットであり、PS4の標準的な周辺機器として重宝する。ワイヤレスサラウンドヘッドセットは北米での発売日に買いましたので、国内PS4発売前から使っています。やはり使いやすさが一番の魅力。
旧ワイヤレスサラウンドヘッドセットを所有している人がプレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセットに買い替えるのは少しもったいないかと思う。PS4で使いやすいヘッドセットとして可能な限り高音質を求めるなら買い替えても良いと思う。そこの差はわかりますので。旧ワイヤレスサラウンドヘッドセットのレビューでもあった締め付けの圧はほぼ変わらずですし、脳天のフィット感も旧ワイヤレスサラウンドヘッドセットの方が優しいですので、着け心地を重視するなら買い替えない方が良いです。
故障した場合の買い替えや機器別の使い分け用に検討するのは良いかと思います。VITAやVRにも有線接続が可能なので、それ専用にするという使い方はできますし、私も旧ワイヤレスサラウンドヘッドセットはVR用にしたいです。VRは有線接続になるので、コードを繋ぎっぱなしにしておきたい。
聴き比べて音質の差がわかって一安心。Sony Musicの社員がハイレゾ音源を聴き分けられなかったという記事を読んだばかりでしたので、オーディオのオカルト的なものかという不安もありました。旧ワイヤレスサラウンドヘッドセットより6,480円高いなりに音質の差は確認できます。基本的には素直なアップグレード版なのですが、残念なのは脳天のラバー(もしくはシリコン)ですね。長時間使用する物として、着け心地は細部までこだわってほしかったです。

プレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセット (CUHJ-15005)
- 出版社/メーカー: ソニー・インタラクティブエンタテインメント
- 発売日: 2017/01/19
- メディア: Video Game
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コメント
ゴールドのイヤーパッドは1時間くら付けてたら耳が痛くなるから
プレミアムで改善されてるかと思ったけどしてないのか
追記いただき恐縮です!参考になります。
素材、新旧で差がないですか~。プレミアムってことで、つけ心地の向上を実は期待してたんですが・・・ちょっと残念ですね
>>トモロさん
イヤーパッドの項目を追加しました。
素材は同じように思います。
旧ワイヤレスサラウンドヘッドセットの方が沈み込む深さが少し深くて、フカフカ感があります。
穴のサイズも少し違っていました。
日本未発売のソニー製のPULSE wireless Headesetと比較してくださる方おりましたら、投稿お願いします。
PULSEはいい音なんですがこれも側圧が強くて。
カタログスペックはどちらも非公開なのでマイナーチェンジですかね?
最速レビュー感謝です。
ぼくも旧ワイヤレスヘッドホンを所持してますが、着け心地の部分、進化してないのはショックですね-。旧の締め付け圧は結構気になってたので、新ヘッドホンでは改善してるとよかった…。
耳当てのクッション部分の造りは、新旧比較してどうでしょう??