7/9にAKIBA’S TRIP2(アキバズトリップ2)のプラチナトロフィーを獲得しました。
トロフィーには、さほど執着していません。食べ物は好き嫌いが無く、食べ残しは基本的にしないので、ゲームでもそんな事を意識してしまいそうになりますが、ゲームは好きなところだけ食べていればいいよなと思い直す。無理してまでトロフィーを意識する事は無いですが、 プレイが楽しくて取れそうなトロフィーなら狙ってみる程度。PS4ではインファマス セカンドサン、ウルフェンシュタイン: ザ ニュー オーダー、そしてこのAKIBA’S TRIP2(アキバズトリップ2)がプラチナトロフィーまで遊んだタイトル。
AKIBA’S TRIP2(アキバズトリップ2)は、そこまで遊びたくなるゲームだったのか?
PS4版の最初の印象は「ショボイ」、思ってた以上に「ショボイ」。他の縦マルチゲームはPS4版の進化に驚かされてきたので、これもPS3版からのビジュアル的な進化を期待していましたが、それを感じられない。オマケにこのゲームの前にウォッチドッグスをやりまくっていただけに「リアルなアキバを再現しました!」という公式サイトの紹介は鼻で笑ってしまうような状態でした。
連続ストリップアクションの心地良さ
このゲームの特徴はストリップアクションですが、これを連続で行うアクションは心地良い。アクションを成功させる面白さではなく、プチプチ(エアクッション)を一気に絞るような心地良さ。戦闘自体は、かなり単調だ。敵の攻撃パターンもほとんど差を感じないから、ずっと同じ戦い方で最後までいける。早々に飽きてしまいそうですが、戦闘に心地良さを感じられるので続ける事ができる。これは無双シリーズも同じだと思う。あれも戦闘自体は、どのステージでもほぼ同じだ。最高難易度でもなければ生き死にをかける緊張感も無い。でもバッサバッサと斬りまくることの心地良さが、ゲームを長時間続ける事の出来る要因になっている。
まんべんなくダメージを与えて下準備をし、そこから一気に12連ストリップを決めるのは、ぷよぷよみたいな落ちゲーの連鎖を決める感覚にも似ている。
このストリップアクション、エロアクションとして見られる事が9割以上だと思いますが、アクションの爽快さの出来が良い。アクション自体も装備品で変化しますので、かなりこだわって作ってあります。私のお気に入りは酔拳。
壁が無く緩やかな上り坂
このゲームのプレイ感は「壁が無く緩やかな上り坂」という感じ。詰むところは無い、立ち止まるところもない、強化・収集要素やトロフィーが遥か遠くには設定されておらず、常にちょっと手を伸ばせば届くところにある。結果的に「あとちょっとだけプレイするか」という気持ちが絶えず続き、いつの間にかプラチナトロフィーまで到達してしまった。
マラソンの君原健二選手の有名な言葉で「まず次の電柱まで走ろう」というのがありますが、そんな感じ。定期的に次の電柱があるから、それを目指しているとゴールに辿り着く。
快適さ
エリア移動のロード時間は2.5秒~4秒。これは不満無く快適にプレイできる。便利なファストトラベル機能もあるので、移動の煩わしさも無い。これがPS4版で一番大きな意味があったと思う。前にも書きましたが「例えば、これが1080p60fpsでテクスチャがキレイになってもロード時間が10秒超えるようになるんなら、プラチナまでは遊んでないでしょうね」ということ。この要素も「壁が無く緩やかな上り坂」の一部で、こういったところでストレスを感じないから、止め時が無い。
別の快適さとして2周目以降のプレイしやすさがあります。周回しなければトロフィー獲得や強化・収集できないゲームは、けっこうメンドクサイものですが、このゲームは2周目以降が楽。2時間強でクリアできます。長時間のプレイにならないのでダレない。スキップ機能は使いやすく、サブミッションは全部スルーできますし、なにより進行上で面倒なイベントが無い。
ロード中の広告は、このゲームに合っていて良かった。
強化・収集の面白さ
これについては以前に書いていますが、これもまた「壁が無く緩やかな上り坂」である。どんな武器も服も1000円で強化できる。素材に関しても制限が無い。限界値も一律999なので、自分の好きな装備を強化できる。1回戦闘をこなすだけで強化に使える素材や金が入るので、放置する要素になりにくく続けてしまう。ちょっとずつ強化していると、そのうち頂上に到達する。
収集に関しては単純にファッション変更の面白さに繋がる。自分だけでなく仲間のファッションも変更可能ですので、いろんな種類の服が欲しくなります。このファッション変更の面白さと強化の自由度が最高の相性。装備によって見た目が変わるゲームは多いですが、結局は装備品の能力値で装備を決めてしまうところがあるので、自由にファッションを楽しめない。このゲームは気に入った服を最強能力にできるので、そういった制限は無い。
装備時の能力値5桁は限界突破的なロマンがあります。
物語は
物語の評価は低いですし、実際にあまり感情を揺さぶられるような部分は無かったですね。とはいえ私はほとんどアニメを見ませんので、アニメチックなゲームの物語やキャラクターに大きな期待を寄せる事は無く「ガッカリだ」という感じは、まったくありま
せん。ゲームのプレイアブル部分が大事。それでも物語も面白い方が良いに決まっていますけどね。
ちなみに最後に見た連続アニメは亡念のザムドと戦場のヴァルキュリアで、これはPS3の動画配信の興味から。アニメを毛嫌いしているわけでもなく、きっかけがあって見始めると最後まで見ちゃう。そんなシーンがこのゲーム内にもありますけど。
コストパフォーマンス
価格は6,458円ですが、内容から考えると高めの設定という印象。日本でしか売れないタイトルで、購入者層も限られるというところで、高めの価格設定になるのは仕方ないですけどね。そういった部分は考えずに適正価格を決めるなら3,980円。
難易度は易しい。プラチナトロフィーまで戦闘でゲームオーバーになる事は1度もありませんでした。
時間もあまりかからず、20時間未満でプラチナトロフィーが獲得できました。
なんだかんだ言ってもここまで遊べたのだから、満足度は十分。