動き回るのが楽しい『GRAVITY DAZE 2(グラビティデイズ2)』続編らしい続編

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2017年1月19日に発売された『GRAVITY DAZE 2(グラビティデイズ2)』。14時間ほどプレイし、非常に楽しんでおります。続編らしい続編で、ゲームの方向性は変わらないまま、グラフィック、操作性、システム、ボリュームがパワーアップしている。

ボリューム大幅アップ

前作は10~12時間でトロフィーコンプリート可能でしたが、今作は14時間プレイしても物語の進行度が63%でした。ストーリーミッションとサイドミッションをクリアするだけで22時間以上かかる計算です。チャレンジミッションや非同期オンライン要素は進行度に含まれていない。

 

前作はスモール~ミドルサイズのゲームという印象ですが、今作は紛れもなくフルサイズのボリューム。ボリューム面の心配はないです。

非同期オンライン要素

オフライン要素だけでもボリュームが大幅アップしているのですが、今作は非同期オンライン要素も加わっています。

 

1.トレジャーハンティング。宝探しゲームです。エリアに1つだけ配置された宝を他のユーザーが撮影した写真をヒントに探すゲーム。宝を発見すると、今度は自分が写真を撮影し、それをオンラインで送信する。誰に届くかわからないのですが、もしその写真を受け取ったプレイヤーが宝を発見すると通知が届き、自分もダスティトークンというポイントを得ることができる。

 

2.フォトレビュー。写真の評価。写真を撮影してオンラインで送信すると、ランダムで他のプレイヤーのマップに自分の幻影が出現し、そこを調べるとそのプレイヤーが写真を見て評価できるシステム。

 

3.挑戦状。チャレンジミッションをクリアすると、他のプレイヤーに挑戦状を送ることができる。チャレンジミッションの記録を競い合うゲームです。

 

4.採掘場。採掘場はタリスマンやジェムを採掘できる場所。他プレイヤーの採掘状況が自分の採掘場にも影響するようです。プレイヤーが採掘場で死んだ場合、遺留品が残されて他のプレイヤーに奪われる可能性もある。

アニメ調の美しいグラフィックと動き回る楽しさ

体験版でわかっていたことですが、色彩豊かなアニメ調のグラフィックが良いです。アニメの世界を自由に動き回れる感じ。

フォトリアルとなると海外作品のレベルが高すぎて、どうしても違いが見えてしまいますが、アニメ調の背景は比較対象があまりなく、このカテゴリーで『GRAVITY DAZE 2』は最上位クラスに思える。

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通行人の数も多くなっていて賑やかですし、これを活用したサイドミッションやチャレンジミッションもある。

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グラフィックの美しさ、オブジェクトの多さはPS4独占にした恩恵を大きく受けています。マップは広すぎますし音楽も良い。そして、その美しい世界を重力アクションで動き回るのが最高に楽しい。これは他のゲームでは味わえない独占的な魅力。ずっと飛び回り、滑りまわっていたい。

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これも体験版の感想書きましたが、操作性も向上しています。特に重力グラブ&スローは良くなりましたね。操作性の向上も動き回る面白さに直結します。続編として前作のフィードバックが活きているように感じます。

キャラが立っている

今作のゲーム世界が魅力的なのはキャラクターの存在も大きい。前作よりもキャラが立っていてストーリーを盛り上げる存在になっている。キトゥン、クロウ、シドーの3人は前作からのキャラクターですが、クロウとシドーは新たに面白い一面も見られる。リザ、ヴォゴ、シシィ、フィーなども個々に事情を抱えており、人間ドラマもちょっと泣けたり笑えたりで面白い。

 

ストーリーミッションでもそうですが、サイドミッションはより深いキャラクターの掘り下げがされている印象。サイドミッションのショートエピソードが面白くて、「おつかい」「同じことの繰り返し」になりがちなサブクエスト的なものを楽しめる要素になっている。

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飛び回り、滑りまわれないのがツライ

ずっと飛び回り、滑りまわっていたいゲームですが、一部のストーリー&サイドミッションで重力パワーが制限されるところが、あまり面白くないです。しかもけっこう多くて、このゲームの魅力とは別方向に行ってしまっているように感じました。

ミッションは工夫されており、サイドミッションでもコピペのような汎用ミッションではなく、1つ1つが個性ある作りになっています。力の入った作りなのですが、動かしていてイマイチ面白くなくて、しかも冗長気味に感じるところもありました。サイドミッションのショートエピソードは面白いですけどね。

飛び回り、滑りまわるのが面白過ぎるので、それを排除したサイドミッションでプレイの満足度を上げるというのはハードルが高い挑戦だと思います。

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あと出来が良いとは思えないステルスミッション。これは他のゲームでもよくあることですが、義務であるかのようにステルスミッションを入れたがる傾向があります。そしてそれが残念な出来になってゲームの足を引っ張っていると感じることが多い。ステルスミッションは、それがメインのゲームがあったり、AAA級タイトルでも多数導入されているので競い合うレベルが高いです。よっぽど上手く作れないとチープな印象になってしまう。

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3つのスタイルを切り替える「チューン」

今作は3つのスタイルを切り替えることが出来るようになりました。スタイルによって動きや攻撃の特性が変わる。これにより、前作は重力キックだけやっていれば良いという感じでもあったバトルの幅が広がっています。

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チューン習得のさせ方も良くて、6時間ほどゲームを進めると次のチューンを習得するという感じ。1つのチューンをしっかり覚えてから次のチューンが提供されるような余裕あるバランス。詰め込みでチュートリアルがギュウギュウなんてことはありません。

 

タッチパッドでチューンを切り替えるのですが、これの操作性も良い。PS4独占タイトルらしいデュアルショック4の活かし方。

写真

新要素としてカメラでの写真撮影が導入されている。オマケ的なものではなくて、ミッションでも多用しますし、写真撮影用のオブジェクトも多くて、それがミッションクリアの報酬になっていたりもする。

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システムが増えながらもわかりやすい育成・強化

ジェムで強化するシステムは前作と同じですが、今作はシンプルに6項目の振り分けになりました。

体力と重力エナジーはジェムシステムから外れて、ストーリー&サイドミッションをクリアすると最大量が増えていきます。

 

新要素「タリスマン」は装備アイテムです。ミッションクリアやオンラインチャレンジの報酬だったり、採掘場で掘って入手できる。1個のタリスマンには1~3つの能力が付与されている。タリスマンは3個まで装備可能。ジェムは全習得を目指す育成システムですが、タリスマンはプレイヤーごとに個性が出せる強化システム。

このタリスマンの存在が、非同期オンラインや採掘場をプレイするモチベーションになりますね。アイテム掘りの面白さです。

『2』らしい『2』

ゲームにおけるシリーズ『2』はゲームの方向性は変わらず前作のフィードバックを活かして正統進化するゲームが多い印象。『3』『4』になると、マンネリ打破の変革や時代の変化に合わせたゲームの変化も見られやすい。『GRAVITY DAZE 2(グラビティデイズ2)』も『2』らしい『2』で、グラフィック、操作性、システム、ボリュームがパワーアップしています。VITA/PS4からPS4独占になった恩恵も大きく感じる。前作を楽しめた人なら、それ以上に楽しめるかと思います。

 

重力アクションが素晴らしい発明であり、動かしていて最高に楽しい。PS4において他に「似たようなゲーム」もないので、食傷気味になるようなものではなく新鮮。反面、重力アクションが制限される一部のミッションの面白さが欠けた印象もあります。

 

フリープレイで『1』をプレイして面白かったので『2』を購入した私は満足度が高いです。

 

GRAVITY DAZE 2 初回限定版 - PS4

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コメント

  1. 匿名 より:

    返信ありがとございます。
    ssdでも思ったほど変わらないのですね。
    参考になりました

  2. Hamasukei より:

    セーブデータによって読み込むデータ量が違ってくるかと思いますが、17秒でした。

  3. 匿名 より:

    自分はスリムでプレイしているのですが、セーブデータ(又は、続きから)を選び、始める時に読込が20秒位あります。pro+ssdだとどの位なのでしょうか?

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