アルスラーン戦記×無双 プラチナトロフィー獲得後の感想など

アルスラーン戦記×無双のプラチナトロフィーを獲得しました。プラチナトロフィー攻略に関しては前に書いた記事を見てください。

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インフレしている爽快感要素

最初に『アルスラーン戦記×無双』をプレイした時に、PS4版『戦国無双4』に比べて爽快感要素が弱いなと感じました。あの大勢の敵と神速攻撃を体験すると、基準があれになってしまう。『戦国無双4』は先にPS3版が発売されて、遅れてPS4版が発売された事もあり、「PS3版から大幅にパワーアップさせよう」という意図が感じられた作りでした。ですので縦マルチであってもPS4の性能が生かされていたと思います。『アルスラーン戦記×無双』は及第点の爽快感要素はあるものの、『戦国無双4』ほどにはPS4の性能を生かしていないように感じた。

でも、やり込み要素のレベルで入手できる限定スキルカード「正統なる王ヒルメス」を入手して攻撃速度をアップさせ、敵の数が多い外伝「ペシャワール模擬戦」をプレイするとPS4クオリティの爽快感や激しさを感じました。そして「正統なる王ヒルメス」を装備した状態がデフォルトでもいいんじゃないかと思った。ゲームスピードや爽快感がインフレしており、『アルスラーン戦記×無双』のデフォルト状態だと少しトロく感じてしまう。

例えば体験版が正統なる王ヒルメス+ペシャワール模擬戦の爽快感だったら、初プレイで「すげーっ!」ってなっていたと思います。

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一番使いやすかったのはギーヴ

Sランク、限定スキルカード入手の攻略で一番使いやすかったのはギーヴ。

このゲームは遠距離攻撃が強い。ザンデの巨大な武器でチマチマ削るような相手でも、同レベルの遠距離攻撃でサクサク削れる。率直な感想として「設定おかしくない?」と思いました。遠距離攻撃は攻撃力が高いのに、攻撃範囲も広い。雑魚も強敵も素早く倒せる。遠距離攻撃の中でもギーブの攻撃は隙も少なくて使いやすかった。

加えてギーヴは移動スピードも速いので、まったく弱点がない。ミッション攻略の鍵は、大量の敵を素早く倒して迅速に移動なので、ギーヴをLv.50にして一気に攻略しました。

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外伝は良かったけど置き場所がもったいなかった

ストーリーモードは26シナリオ。フリーモードでは21の外伝がプレイできます。

外伝が意外にちゃんと作ってあって面白かった。でも置き場所がもったいないと思った。フリーモードで単品置きだと味気ない。外伝もメインストーリーに沿った内容なので、上手くストーリーモードに組み込めていれば、初回プレイで「アニメでやってなかったところまで描いてる」「ストーリーモードのボリュームがある」という評価になっていたと思います。

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モードが「ストーリーモード」「フリーモード」しかないので、ストーリーモードをもっと豪華にできていれば良かった。その素材がフリーモードに21個も置いてあったのでもったいなく思いました。

終わったドラクエのレベル上げをするようなやり込み

やっぱりゲームモードが2つというのは寂しいですね。トロフィーのために限定スキルカードを集めたり、武器の熟練度を高めても、それを生かす場所がありません。クリアしたドラゴンクエストでレベル上げをするようなやり込みになりました。

遊び込めるモードが1つあれば劇的に変わったのかなと思います。

カード要素はイマイチ

スキルカードシステムは良くなかった。300種類以上のカードがありますが、大半は不要なカード。効果を実感できるようなカードは数種しかない。

管理も面倒くさくて、所持枚数が999枚に近づくと売ったり錬成して減らさなきゃいけない。言ってしまえば大半がゴミなので、その整頓も面倒な要素でした。重複は自動で売るとかできれば良かった。

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なんだかんだ面白かった

最初はプラチナトロフィーまで獲得する気はなかったですが、無双シリーズならではの心地良い爽快感があったので、なんだかんだでプレイを続ける魅力があった。

強敵のシールドは最後まで煩わしかったです。敵がどんな状態でも一定時間でシールドが復活するので、浮かせて連続攻撃を決めている時に残り1発というところでシールドを張られるとイラッとします。慣れるとシールドは素早く削れますが、それでも面倒な作業というのは変わらない。

マルダーンラッシュは、障害物の除去などを強制的にやらされるのはつまらないですが、大平原で敵を一掃したりするのは面白い。システム自体は悪くなく、使わせ方を考えれば大きな魅力になると思いました。

アニメ版『アルスラーン戦記』をゲームの無双シリーズで再現したというところは素晴らしい出来。しかし無双シリーズであるがゆえに他の無双作品と比較もしてしまい、ボリュームだったり敵武将の名前だったりで物足りなく感じる部分も見える。そのへんは版権物無双の1作目という事で予想もできていたので、がっかりする事もなく素直に楽しめたのかと思う。

どんな作品かも知らなかったアルスラーン戦記。GYAO!でアニメ『アルスラーン戦記』を一気見して、この『アルスラーン戦記×無双』をプラチナトロフィーで終える事が出来て満足しています。印象的なゲームになりました。

アルスラーン戦記×無双
コーエーテクモゲームス
2015-10-01


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