『The Elder Scrolls Online』をローカライズして『エルダー・スクロールズ・オンライン』としてDMMゲームズがWin/Macでリリース・運営するという話が9月16日に発表されていました。
500万ワードにものぼるテキストをDMMが翻訳作業しているとの事で、DMMゲームズ完全独占になりそうですので、PS4/XboxOne版のローカライズは絶望的か。
[TGS 2015]「The Elder Scrolls Online」日本語版が正式発表されたDMMのステージイベントをレポート。サービス開始は来春を予定 – 4Gamer.net
とは言ってもDMMゲームズが強奪したというわけでもなく、誰も手を付けずに余っていた物を拾ったという形でしょうから、DMMゲームズが関わろうが関わるまいがPS4/XboxOne版がローカライズされる事はなかったのではないかと思います。
洋MMORPGの日本運営は難しく、黎明期にウルティマはヒットしたものの、エバークエストなどのMMOは上手くいかなかった印象。それゆえにTESOも2015年初頭までライセンス契約を結ぶ会社がなかったのでしょう。
PC版は2014年4月4日リリース、PS4/XboxOne版は北米で2015年6月9日にリリース済です。DMMゲームズの片岸憲一氏がゼニマックス・アジアの高橋氏と初めてコンタクトをとったのは2014年夏頃で、2015年初めには片岸氏らが渡米して本国の責任者と会って正式にライセンス契約を結んだとのことです。
DMMゲームズが海外AAA級タイトルに関わってきたというのも大きな展開ですね。次にどんなタイトルを引っ張ってくるかにも注目ですし、事業の手広さで知られるDMMだけに海外AAA級タイトルをきっかけに家庭用ゲーム機と関わる可能性もないわけではない。ただ、DMMの主力がアダルトでもあるので、そこと関わる難しさはあるでしょう。日テレはDMMのCMを流さないという話もあり、普通の会社とは扱いが違ってくる。
異形の急成長企業DMM、多角化とトップの実像 – 日経カレッジカフェ
TGS開催週の今週で、ちょっと気になるニュースでした。
コメント
で、アダルト化のMADはまだかね(ゲス顔
PS4で北米垢で一ヶ月やってやめちゃったなあ。言語の壁は厚かった。
でも翻訳されるのはいいが、隔離鯖とかだったらかなり絶望的ではある
韓国産MMOと違い、日本国内では死屍累々な欧米産MMO。
しかも今更WoW以降腐るほど生まれたクエスト主導型の量産型MMOにも関わらず、このシリーズでお馴染みのバグの多さは完備と最低限のクオリティに達しないままサービスイン。わずか一年で月額課金からF2P落ちした失敗作。
PS4版が絶望的なのは残念だけど、そんなタイトルのローカライズしてくれる運営が見つかっただけ、感謝したいです。
どれだけ酷評されていても、シリーズのファンとしては一度プレイしてみたかったですしね。