DMMがフルボイス完全日本語化『キングダムカム・デリバランス』

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海外AAA級タイトルをPS4でもフルボイス日本語化でリリース。アダルトを卒業したDMMが家庭用ゲーム事業に力を入れる試金石となるのかな?

 

『キングダムカム・デリバランス』がフルボイス完全日本語化、それを手がけるのDMMだと知って、今後も家庭用ゲーム事業に力を入れるのかな?という予感。

アダルトを卒業

DMMと言えばアダルト事業が有名でしたが、2018年2月にDMM会長の亀山敬司氏が「DMMはエロを卒業します」とツイートし、2018年8月からアダルト事業は分社化され「FANZA」となりました。現在、DMMはアダルト事業の会社ではありません。

 

これにより非アダルト事業に力が入っていくのは予想でき、もしかしたらゲーム事業にも変化があるのではという期待があった中で、超大作RPGのフルボイス完全日本語化。しかもDMM GAME PLAYER(Win)だけでなく、PS4でのリリースもあると。

DMMとPS4
  • 2015年10月1日
    DMM.comアプリを配信開始。
  • 2016年6月23日
    DMM GAME PLAYERにて『エルダー・スクロールズ・オンライン』を発売。北米PS4版は2015年6月9日に発売されており、PS4日本版は無し。
  • 2017年4月26日
    DMM.comアプリがPS VRに対応。未対応だった3月からDMMのVR動画の売上が2倍以上伸びています。

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  • 2017年4月27日
    『War Thunder』をPSストアで配信開始。
    『War Thunder プレミアムパッケージ』をパッケージ版として発売。
  • 2017年9月22日
    東京ゲームショウ2017の2日目に初のPS4専用タイトルとなる『デメリトクラシーあるいはアリアス・ルースの2つの顔』を2018年に発売すると発表。シナリオアドベンチャーゲームのようです。

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  • 2017年10月12日
    『CROSSOUT』をPSストアで配信開始。
  • 2018年8月1日
    DMMがアダルト事業を分社化したことにより、アダルト事業はFANZAになりました。
  • 2018年8月23日
    SFファンタジーアクションMMORPG『Skyforge』をPCとPS4で2018年秋に配信すると発表。
  • 2018年9月13日
    日本版『キングダムカム・デリバランス』を発表。詳細は9月21日のDMM GAMES 新作タイトル紹介ステージにて。

現時点で配信済が『DMM.com』『War Thunder』『CROSSOUT』。

配信予定として『デメリトクラシーあるいはアリアス・ルースの2つの顔』『Skyforge』『キングダムカム・デリバランス』。

キングダムカム・デリバランス(Kingdom Come: Deliverance)

『キングダムカム・デリバランス』は海外で2018年2月13日にリリースされています。対応ハードはPC/PS4/XboxOne。開発の総予算は約38億5,000万円ともいわれ、リリースから2週間で100万本突破しました。

 

The Elder ScrollsやThe Witcherの影響を感じさせる中世が舞台のオープンワールド型RPGですが、魔法やモンスターが存在しないのが特徴。

 

インディーズの日本語対応は増えていますが、この規模の洋ゲーを日本語フルボイスでローカライズできる会社は限られると思います。DMM GAME PLAYERで『エルダー・スクロールズ・オンライン』を日本語展開した時も驚いて記事にしていました。

その中で「事業の手広さで知られるDMMだけに海外AAA級タイトルをきっかけに家庭用ゲーム機と関わる可能性もないわけではない。ただ、DMMの主力がアダルトでもあるので、そこと関わる難しさはあるでしょう」と書いていましたが、アダルト事業が分社化されたことにより、当時懸念していた1つの壁が取り除かれたことになりますね。そして海外AAA級の『キングダムカム・デリバランス』のPS4版リリース。良い展開です。

 

『エルダー・スクロールズ・オンライン』や『キングダムカム・デリバランス』を日本展開できるほどのDMMが、今後もPS4向けにタイトルをリリースしてくれたら素晴らしい。まずは『キングダムカム・デリバランス』が今後の試金石となるのかと思います。ゲームは購入予定ですが、今後の展開を考えるとセールスも気になるゲーム。

コメント

  1. Hamasukei より:

    >>jijyさん
    今の世代は良い状況になっていますね。様々なゲームがローカライズされている。こういう状況が続くにはセールスで結果が出ないといけないでしょうけど。

  2. jijy より:

    インディーズは、架け橋ゲームズがローカライズをしてきている印象がありますが、ビッグタイトルのローカライズは、一部の大手のゲーム会社に限られているので、今後も積極的なローカライズに期待したいところですね。
    できれば、SCEみたいに世界同時発売とまでは言わないまでも、海外発売から早いタイミングのリリースで。

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