『メタルギアソリッドV ファントムペイン』の影響でPS4の販売台数が大きく伸びました。久しぶりにPS3・WiiUとの販売ペースを比較。
現在、PS4は81週目までの販売台数が出ており、合計1,768,458台。
PS3とは290,856台の差があり、Wii Uとは33,048台の差があります。
週 | PS3 | PS4 | Wii U |
---|---|---|---|
81週目 | 2,059,314(+290,856) | 1,768,458 | 1,801,506(+33,048) |
ただ、PS4が大きく出遅れているかといえばそうでもありません。
今年中にPS3との29万台差を埋める可能性があります。
PS3は2006年11月11日、Wii Uは2012年12月8日リリースですので81週目までに年末商戦を2回経験しています。PS4は2014年2月22日リリースですので年末商戦は1回しか経験していない。
この2回目の年末商戦が大ブレイクポイントになりますので、ここを通過した時点での結果が大きな意味を持つ。どれぐらいの大ブレイクかはPS3のデータを見るとわかりやすい。
週 | PS3 |
---|---|
48週(10/1~) | 10,822 |
49週(10/8~) | 12,365 |
50週(10/15~) | 17,130 |
51週(10/22~) | 18,785 |
52週(10/29~) | 17,434 |
53週(11/5~) | 55,924 |
54週(11/12~) | 39,178 |
55週(11/19~) | 50,564 |
56週(11/26~) | 37,092 |
57週(12/3~) | 38,123 |
58週(12/10~) | 63,720 |
59週(12/17~) | 58,167 |
60週(12/24~) | 52,706 |
61週(12/31~) | 64,183 |
62週(1/7~) | 38,907 |
63週(1/14~) | 38,117 |
64週(1/21~) | 34,363 |
65週(1/28~) | 41,796 |
66週(2/4~) | 23,985 |
67週(2/11~) | 17,637 |
68週(2/18~) | 14,060 |
69週(2/25~) | 13,520 |
70週(3/3~) | 21,008 |
71週(3/10~) | 14,934 |
72週(3/17~) | 12,874 |
11/5~2/3までの13週だけで612,840台も販売しています。PS4も同じような展開を見せればPS3の販売ペースを追い越します。ちなみにWii Uも12/16~12/22の1週だけで109,113台を販売している。その前後の週も7万台超え。2回目の年末商戦ではPS3もWii Uも大きな結果を残しています。
日本市場では据置ハードが売れていないというネガティブなイメージがあります。イメージというか実際その通りの結果なのですが。SCEも任天堂もMSも前世代機から販売ペースが減少している。しかしPS4は、この状態から抜け出せる可能性が大きくなってきた。前世代機と比較して売れていないというネガティブなイメージを払拭する意味は大きいと思います。PS3超えの瞬間に注目したい。
PS3が53週目に55,924台も販売したのは40GBモデル(39,980円)の投入があったからです。つまり従来の60GBモデル(59,980円)/20GBモデル(49,980円)から大幅な値下げ。それを機に年末商戦の波に乗って2月上旬まで持続しています。
PS4は今年の6/24(水)から新型「CUH-1200」シリーズがリリースされていますので、新しいモデルの投入は無いと思いますが、欧米でのPS4リリースから満2年を迎える今年の11月に値下げがあってもおかしくはない。でもPS3の時とは事情が違って、ハードセールスでは独走状態、元々の価格もPS3のロンチ時より安いという事で値下げを迫られているわけではない。満2年で値下げが来るかどうか微妙なところでもある。もう少し待って任天堂NX(仮)の動きも気にするかもしれない。
欧米は今のところ安泰とはいえ、同じく満2年で2回目のブラックフライデーに向けてXbox Oneが値下げで追い上げてくる可能性があるので、PS4も対抗策としての値下げは視野に入っているでしょう。Xbox Oneだけが値下げをして北米でのシェアを大きく伸ばすと旗色が悪くなる。
SCEが10月27日より開催されるParis Games Weekでメディアブリーフィングを行います。欧州最大の見本市であるgamescomをスルーして、この10/27のParis Games Weekを選択しました。11月に値下げをするなら10/27は発表の機会としては最適。
値下げとなると基本的にはワールドワイドな話になると思いますので、9/15の日本向けカンファレンスでは話がないと思います。特定の国だけでの値下げもありえなくはないですが。
日本市場は値下げがないと少し厳しい状況になっていると思います。MGSV:TPPで週販54,494台を達成しましたが、年末までのタイトルの中にMGSV:TPPの半分も売れるタイトルがあるかどうかわからない状況。PS3は2回目の年末から2月上旬までの13週間で612,840台も販売していますが、現状のPS4の本体価格と年末までのソフトラインナップでは、この数字には遠く及ばない結果になりそうです。しかし、9/15で国内向けの魅力ある発表と10/27での値下げや「アッ!」と驚く発表でドカーン!と来れば年末商戦で大ブレイクのチャンス。PS3は53週目で大ブレイクポイントを作っているので、100週目に近くなってきたPS4がで未だに「いつ出るかわからないソフト」の発表だけでは厳しい。まずは9/15に期待したいです。
コメント
>>6
アメリカでもPS4は100万台ちかくリードしてますよ
日本に比べれば若干と言えますが
値下げは今年じゃなくても確実にいつかするのでその時どのソフトを用意出来るかが重要でしょうね
マイクロソフトが動かなければ来年のE3で値下げ発表かと個人的には予想してます。
FO4日本は2ヶ月くらい遅れるんじゃないですかねぇ
北米でのPS4は若干リードくらいなので今年値下げしないとHaloの出るXBOXに抜かされる可能性が高いので
値下げはあると思いますね
PS3の頃は確かに値下げで売れたとおもうけど、今はあれほどの効果は出ない可能性があるとおもう。
海外はともかく、日本の場合今はゲームが出来るマシンとしてのライバルは据え置き機以上にスマホが視野に入ってくる。
据え置きが売れないのはスマホのシェアがでかくなって、ライトユーザーがそこまでの値段を出してゲーム機を買わなくなってるからも大きいのでは?
PS3のユーザーは動く可能性があるけどなあ。
PS3のころに比べ単純にゲームがよければ売れる時代じゃなくなったので、
タイトルが魅力的でも、ある一定の層が購入したらハードは伸び悩みそうにおもいます。
国内で影響力が強くて2015年リリース予定となるとペルソナ5ですね。PS3とのマルチなのでPS3版を選択する人もいるとは思いますが、年末商戦のお祭りでPS4を買う人もそれなりにいそうです。
ドラゴンクエストビルダーズが来てほしかったですが、2015年「度」冬と言っているので来年1月か2月ですかね。
FO4は発売日が気になりますね。Fallout: New Vegasの時は北米と3週差くらいしかなかったのですが、公式サイトによると2015年冬となっているので12月という事にはなっているのかな。
PS3が急激に売れた週は『NBAライブ 08』『ゴーストリコン アドバンスウォーファイター2 』『真・三國無双5』(初週17万本ほど)『ラチェット&クランク FUTURE』の4本でしたので、ソフトのパワーというよりは低価格の新モデルと年末商戦の勢いというところが大きかったようです。その後は『ワールドサッカー ウイニングイレブン 2008』(11/22-初週14万本ほど)、『グランツーリスモ5プロローグ』(12/23-初週11万本ほど)が、そこそこ売れたタイトル。
ソフトリリースの2ヶ月半~3ヶ月前までに発売日が発表される事が多いので、9/15のカンファレンスからTGS期間中で年末までにリリースするタイトルがビシッと決まれば嬉しいですね。
FO4で飛びつくような層はすでにPS4持っているでしょう
ペルソナ5は最低でも年内に欲しいって感じですよね
FO4はどうなるだろ?
名作シリーズだけど今PS4を持ってないユーザーを惹きつけるようなタイトルかと言われるとう〜ん