『マインクラフト』をPSVRでプレイ

PS VR

2020年9月23日のアップデートで『マインクラフト』がPSVRに対応しました。完璧に近いVR化ですが、酔いやすいという大きな欠点もあります。

PSVR対応

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PSVRの電源を入れてマインクラフトを起動し、タイトル画面でを押すとVRモードになります。
アプリケーションエラーで落ちるようなら、「設定」→「システム」のブーストモードをOFF、もしくは「設定」→「サウンドとスクリーン」→「映像出力設定」のスーパーサンプリングモードをOFFにしてみてください。Ver1.13でPSVRに対応しましたが、既にVer1.15になっており、細かいバグはあったようですね。

2つのモード

PSVRでのプレイは、リビングルームとイマーシブという2つのモードがあります。モードと言っても映像の見え方が違うだけで、ゲーム自体は通常のマインクラフトのゲームそのまま。非VRでプレイしてきたセーブデータを使って、そのままVRプレイできます。

リビングモードは仮想リビング空間で目の前にある大きなモニターでプレイできる。正直、最初は「これいる?」と思いました。

本命はイマーシブモード。マインクラフトのVR世界に入り、VRゲームとしてプレイできます。
あのマインクラフトの世界に入るという体験は、非常に素晴らしくて感激した。マインクラフトの世界に入り、羊や豚を狩ったり、ゾンビやクリーパーに襲われると、なんだか異世界転生物の主人公になった気分。本物が目の前にいる。
そこを探索し、自分の家を建て、過ごす……。VR版は、マインクラフトの真の魅力を引き出します。

建築も「自分が実際に住む場所」という感覚に近くなるので、より重要性が増して楽しい。作った後、何度も歩き回りたくなる。

ゲームプレイ中に方向キー上で、いつでもモードを切り替えられるのは親切。最初はリビングモードの存在が謎でしたが、イマーシブモードは酔いやすいので、リビングモードに切り替えながら遊びたい人も多いかと思う。

PSVR設定

完全なVRゲームとなるイマーシブモードでの設定。OPTIONSを押すと設定メニューが開き、その中に「PlayStation VR」という項目があります。

カメラ操作はスナップとクラシック(スムーズ)の切り替えに対応。

個人的には、掘削カーソルをデフォルトのロックオンではなく、無効にしたほうがプレイしやすかった。ロックオンだと、例えば木を切っている作業中にカーソルがロックオンしてくれるので、多少は視点がユラユラしてもカーソルが木から離れない。でも私は自分の視点通りにカーソルが動いてくれるほうがやりやすい。

HUD位置もデフォルトのドリフトよりも固定がお気に入り。ドリフトだと視点の動きに少し遅れてついてきますが、固定だとピッタリくっついてくる。

操作性良し

イマーシブモードでの操作性は良かったです。デュアルショック4でプレイするゲームですので、基本的には非VR版と同じ感覚で操作できる。

オブジェクトを掘ったり置いたりする時に、非VR版では右スティックでカーソルを合わせますが、VR版では自分の首振りの視点で合わせられるので楽です。右スティックの繊細なコントロールは求められず、見るだけでいい。非VR版よりも操作しやすいと感じた。

VR化するにあたり、操作性が悪くなるんじゃなくて向上するというのは、非常に良いポイント。

画質良し

元々シンプルなグラフィックですし、チラつきも少なく、クッキリした画質に仕上がっていて良いです。そのまんまマインクラフトの世界に入った感じで、サイズ感も良く、画質の最適化は完璧なんじゃないかと思います。

音も臨場感アップに大きな効果があり、特に雨音が印象的でした。非VR版では感じにくかった部分。

酔いやすい

操作性良し、画質良し、音良し、完璧なVR化かと思われたVR版マインクラフトの唯一と言える欠点は、酔いやすいこと。多くの人にとっては致命的な欠点でもある。

世界で最も売れたゲームとして知られるマインクラフト。それがVRで飛躍的な臨場感と没入感をもたらし、VRでプレイするマインクラフトは世界一のゲームかもしれないと思えるほどですが、酔いの問題は大きく、VRゲームに慣れていない人は論外ですし、中級者でも厳しいと思う。多くの人は1時間のプレイに耐えられないかもしれない。マインクラフトは時間泥棒と言われる代表的なゲームですので、長時間のプレイに耐えられないのはキツイ。
Twitterの感想でも「酔った」という声が多い。
マインクラフト VR – Twitter

自由に動けるゲームですし、段差も多く、ジャンプする回数も多い、落下もある。酔いやすい要素が多いです。

酔い防止のオプションが乏しいのは改善点としてあります。具体的には移動中に黒枠が出る機能が欲しいですね。これは多くのVRゲームが採用している酔い防止の機能。なぜマインクラフトで導入されていないかは疑問でもあります。これがあれば多少は良くなる。とは言っても酔い耐性が必要で、それを得るにはVRゲームマニアと言えるくらいプレイしないと無理かと思います。

非VR版のマインクラフトから劇的に魅力がアップし、“究極のゲーム”と言えるほどのVR版マインクラフトですが、酔いに耐えられる人が多くはないでしょうから、その意味で人を選ぶゲームではあります。

酔いの問題は大きいですが、マインクラフトとVRの相性の良さを感じ、改めてVRの素晴らしさを実感した。次世代に持っていきたいVRゲーム。これが無料アップデートとは、さすがMojang Studios。

PS5が11月12日に発売となりますが、個人的に一番の期待はPSVR2(仮)。PS4→PS5の性能アップが大きく、さらにPSVR→PSVR2(仮)の性能アップも期待できる。現行機は性能不足が大きな壁になっていたので、そこが大幅に改善される次世代では、どんなすごいVRゲームが出てくるか。

コメント

  1. 匿名 より:

    キーボードマウスが普通に使えるからリビングモードは使いやすかったです
    通常モニターでやるよりもフレームが高いので
    建設、探索、採取をリビングで動かしつつ
    気に入った部分だけイマーシブに切り替え、いちいちオプション経由せずに
    直で切り替えれるのは凄いよかった

    • Hamasukei Hamasukei より:

      なるほど、フレームレートの違いは意識していませんでした。VRの強みでしたね。
      ワンボタンでの切り替えがあるかないかは非常に重要ですね。こういう劇的な一手を打てるのは流石。

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