2017年5月9日に北米Storeで配信された『Elliot Quest』($14.99)をプレイしました。日本語に対応しています。
8BIT風の横スクロールアクション
『リンクの冒険』に大きな影響を受けたという横スクロールの2Dアクションです。クリエイターズボイスに「コントローラーから手を放したくなるような大量のチュートリアルや、ユーザーフレンドリーな大量のヒントが出るようなゲームが好きではなく、プレイヤーを悩ませ、そして驚きを与えるようなゲームをつくりたいと考えている。」とあるように、基本部分はとてもシンプル。
□ – 攻撃(弓矢)
△ – 魔法やアイテム
× – ジャンプ
方向キー – 移動
L2/R2 – 魔法やアイテムの切り替え
タッチパッド or 〇 – メニュー画面
- 広大な島を探検し、16のボスを倒せ
- レベルアップ時にもらえるポイントで、キャラを自分好みにカスタマイズ
- 敵を連続で倒せば、アイテムを落としやすくなるチェインシステム
- 魔法を覚えて、敵を倒せ パズルを解き、隠されたクリスタルとエリアを探せ
- 強力な武器を見つけ、強力なモンスターを倒せ
- プレイしやすいが、遊びごたえのあるゲームバランス
ワールドマップを歩き、進入可能なダンジョンや村を探す。
ダンジョンではトライフォースと同じ役割っぽいクリスタルを探したり、エリオットの能力を拡張するアイテムを探す。
ワールドマップを自由に歩いて好きなダンジョンから攻略できそうですが、実際はほぼ決められた順番でアイテムを入手していかないと進めない。
ボスは16体いるようです。当然ながらダンジョンの奥にボスがいます。わかりやすい動きをしてくれて、難しくはないです。本当にコテコテなアクションゲームのボスっていう感じ。いいですねぇ。
「ユーザーフレンドリーな大量のヒントが出るようなゲームが好きではなく」とも言っているように、ヒントはあまりないので自分で気付かないと行き詰まる。私もサイクロンで上昇気流に乗れることや、炎のコウモリを倒せることに気付くまでは苦戦しました。
今のところ難易度は5段階で3.5くらい。難し過ぎることはないですが、並のゲームよりは少しだけ難しいかなと思う。たまに「理不尽じゃないか」と思うところもありましたが、やり方が悪かっただけと気づきました。チュートリアルとヒントが少ないので、自分で気づかないと難しい。
ちょっと厳しいのはデスペナルティ。敵を倒してXPを稼いでレベルアップするシステムですが、死ぬとXPがごっそり失われる。死にポイントのような場所があると、チマチマ貯めたXPが全て失われます。とはいってもレベルダウンはしませんので、そのレベルでのXPが0になるというだけ。
強化システムもシンプルで、レベルが1つ上がるとスキルポイントが1入手でき、それをSTR/WIS/AGI/VIT/ACCのどれかに振り分けるだけ。
HPとMPはダンジョンで大きいハートを拾うか緑の瓶を拾うと最大値が増えるシステム。
古き良きツボを押さえた
敵とか仕掛けとか、レトロ風のアクションゲームとして的確にツボを押さえている印象。
ストーリーはよくわからない
「エリオットクエストでは、プレイヤーは妻が”いなくなった”あと、病気からの救済を願うエリオットの物語です。」とのことですが、今のところストーリーはちんぷんかんぷん。ダンジョンの途中でテキストが表示されたり、ダンジョンをクリアするとイベントムービーが再生されたりします。
国内のWiiU版は1,000円だったそうですが、お買い得ですね。評価も上々です。突出した部分があるわけではないですが、8BIT風のレトロなアクションゲームとして丁寧に作られている。
Steamでは72%(52件)が好評。意外と低いと思いましたが、ヒントの少なさ&わかりにくさが不評の大きな理由になっているようでした。現代のゲームと比べると不親切に感じますし、フラストレーションが溜まるところもある。これはクリエイターの意向なので仕方ないですね。
評価が52件しかなくて、メタスコアとユーザースコアも件数が少ないですが、日本語を含む6言語に対応していて低価格で良いゲームなのにあまりプレイされていないようです。PC版のメタスコアは3件のみで90/75/55。
トロフィーも日本語に対応していますし、WiiU版がCERO:AなのでCEROも問題なし。日本でもリリースされるかと思います。