本日発売の『The Division – ディビジョン』。レベル10までプレイした感想。
このゲームはTPS(サードパーソン・シューター)です。FPS・TPSと言っても大きく分けて2種類あります。
一般的なFPS・TPS | RPG系 |
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Star Wars バトルフロント コール オブ デューティ ブラックオプスIII バトルフィールド 4 |
Destiny The Division – ディビジョン ボーダーランズ ダブルデラックス コレクション |
一般的なFPS・TPSのゲーム構成は、キャンペーンモードとオンラインマルチプレイモードがあり、キャンペーンモードはCHAPTERクリア式で、マルチプレイモードは様々なルールで楽しめる対戦モードという感じ。最近はキャンペーンモードが無いケースも増えた。
『The Division – ディビジョン』はオープンワールド形式のRPGになっており、オープンワールドのマップを移動してミッションポイントに行ってミッションをクリアしていく形式。経験値を得てレベルアップしたり、武器や防具を買ったり拾ったりして装備を強化するなどRPGっぽい作りです。『Destiny』に近いですね。
エグゼクティブプロデューサーのフレドリック・ランドクヴィスト氏が「本作はいったいどんなゲームなのでしょうか? 」という質問に、
と答えていますので、オープンワールド形式のRPGというのがメインジャンルとして意識されているようです。
ダークゾーンという特別なエリアでプレイヤー同士が撃ち合う事も可能ですが、対人戦で対人スキルを競い合うようなFPS・TPSを求めるなら、あえてこのゲームを選ぶ必要性もないかと思う。『The Division – ディビジョン』はソロ・CO-OPでミッションを攻略していくのがメインとなるRPGという印象。
最大4人のCO-OPが可能なオープンワールド形式のRPGとなると、ソロでは楽しめないのかというのが気になるところ。クリエイティブ・ディレクターMagnus Jansen氏がロングインタビューで、
私にとっては目的の問題だ。最高のシングルプレー・ゲームだと断言できるよ。
と答えています。「最高のシングルプレー・ゲームだと断言できる」と言っているので、ソロでも楽しめるように意識されていると思います。
実際にプレイしてみると、むしろソロの方が楽という感じすらありました。2人協力プレイでクリアできずに諦めたミッションをソロでプレイしたらあっさりクリアできました。ソロの方が簡単だった理由は、1人だとじっくりチキンプレイができるという点が大きい。遠距離からスナイパーライフルでチマチマ削ったりできるし、1人だと死にそうになった時に遠慮せず遠くまで退避できる。アイテムの回収も1人のほうがじっくり探索できるので気楽です。
ソロで不利なのは、敵の攻撃が自分だけに集中するところですね。
ソロとCO-OPのバランス調整は良いと思う。ただ、ボーダーランズに比べるとシングルプレイのストーリー性や演出では大幅に劣る。Destinyに比べると仲間の有難味がないので、CO-OPの魅力は薄まるかと思う。バランスが良い反面、他のゲームと比較するとどっちつかずという感じにはなる。
クイックマッチメイクがあるのでCO-OPのグループに入るのは簡単でした。この点は『Destiny』より敷居が低かった。セーフハウスである必要はなく、ミッションポイントのところでもクイックマッチが可能。
1.ミッション発生ポイントに文字が浮いているので、近づいて「○クイックマッチメイク」。
2.「検索中」と表示されて検索が始まり、数秒経過すると「成立したマッチに参加 (ミッション名) R3」と表示されるのでR3を押すとグループに入れた。検索して自動で成立するものと思って放置していると、いつまでたっても参加できないので注意。「成立したマッチに参加 (ミッション名) R3」と表示されてからR3ボタンで参加です。
ソロでもプレイ可能でしたが、たまにはCO-OPでもやりたいなと思えばクイックマッチメイクで気軽にグループに入れるという具合。
最近は銃ライセンスの関係なのかトレンドなのか、ハイテク系のFPS・TPSが多くなっている印象。『The Division – ディビジョン』は、AK47などの実在する銃でカバーアクション主体の古き良き銃撃戦が楽しめる。
敵の探知やカバー可能な場所、周辺のアイテム、進行ルート等はハイテクな感じで表示される。この便利さは良いです。銃撃戦は古き良き銃撃戦で、それ以外の部分ではハイテクの便利さを取り入れているのはプレイしやすい。
オープンワールド系のゲームとしては普通のゲームデザインです。メインミッション、サブミッション、エンカウントなどのミッション発生ポイントに行き、ミッションをクリアする。
各エリアにはセーフハウスがあり、セーフハウスをアンロックすると、そのエリアのミッション情報が得られたりする。
ミッション以外でも、街中に野盗がいたり、助けを求める人がいたりと、ちょっとしたイベントがある。
このように、いたって一般的なオープンワールド系のゲームデザインと言える。
本来の意味とは違いますが、日本では「ハクスラ」と言われる装備品集めの要素があります。敵を倒したり、箱を調べる事によって装備品が入手できる。
色によってレア度が違うのも、よくある要素。敵を倒した時のドロップアイテムに青い光が伸びているとテンション上がります。
武器はMODで強化する要素もあります。
作戦基地を利用できるようになってからは、物資を集めて作戦基地のアップグレードが可能になります。作戦基地をアップグレードすると新たなスキル・PERKを獲得可能。
どの施設をアップグレードして、どんなスキル・PERKを獲得するかは自分次第なので、自分の方向性をもったキャラクター強化が可能。
ゲーム開始時に「Ubisoft Clubのリワードアイテムってどこで入手できるの?」と思うかもしれない。リワード獲得ショップは作戦基地にあります。作戦基地を利用できるようになるまで2時間くらいプレイする必要があるので、戸惑うと思いますが安心してください。ストーリーの進行上、見逃す事はないと思います。
ミッションは、やや単調でバリエーションが少ないという印象。シンプルな撃ち合いが楽しいので個人的には問題ないですが、飽きる人は飽きるでしょう。
ミッション自体はシンプルでも、戦闘中に装備品を入手する楽しみがあります。新たな武器・新たなスキルを手にすると次のミッションへのモチベーションも上がる。
テキストと音声をそれぞれ英語・日本語で選択可能。ゲーム開始時の設定では音声に日本語しかなかったのですが、ゲームを開始してからのOPTIONで英語音声にも変更可能でした。
妙に関西弁が多いのは気になりました。ニューヨーク以外の人ってことなのかな。
決定ボタンは日本仕様の○。
Steamの評価は61%が好評という事で、かなり悪い。大きな原因はゲーム開始時のチュートリアルで行列ができてゲームが開始できない事らしい。
私は誰1人並んでない状況だったので、スムーズにゲームを開始できました。その後も今のところ不具合なくプレイできています。
TPSのRPGとして楽しめています。
装備品集めやキャラクターの育成に大きな魅力を感じます。同じような事を繰り返してコツコツプレイする作業ゲーっぽいところもあるので、それが好きか嫌いかで評価が大きく分かれそう。
ストーリーは、今のところあまり響かない。メインミッションを連続してプレイするわけではないので、ストーリーにハマりにくいところもある。
ジャンルを間違えない事は大事ですね。あくまでTPSのRPG。一般的なFPS・TPSにおけるPvPのマルチプレイ対戦だったり、映画的なキャンペーンモードを期待すると肩透かしになります。オープンワールド系のゲームらしいプレイ感で、メインミッションをやらずにサイドミッション等の消化をしちゃう感じになっちゃっています。
コメント
正直UIがちょっと解かりにくかった。
あと意外にストイックなゲームなんで飽きる人は直ぐ飽きると思う。
マッタリプレイするぐらいの感じで良いかな。
個人的に絶対購入お勧めできるほどのタイトルではなかった。
ファークライのほうが楽しみかも
オフ専なんでやりたくてもできないぜ!
このゲームには色々思惑がありますねぇ
同時期に発表したのがユニティだけあって、勘ぐってしまいます
まぁβやってからは払拭できましたが
やっぱRPGとUBI独特の演出が気になる・・・買おうかな~