10/21に北米でリリースされた「The Legend of Korra」。$14.99という低価格ゲームですが、プラチナゲームズらしい実にプラチナゲームズらしいアクションゲームで楽しめております。
ベヨネッタっぽいというかプラチナゲームズのアクションはこういう構成が基本なのかな。フィールドを移動して敵が出現、倒すとスコアが表示されてメダルで評価されるシステム。
難易度CasualとNormalのスピリット(お金)と所持アイテムやキャラクターの育成状態は共通。Missionクリア後のChapterセレクト画面で、いつでも難易度の変更が可能。Casualで育成してNormalを楽にプレイしたりできる。クリアしたChapterを再プレイしてスピリット(お金)を稼いだり、属性のレベル上げも可能。
基本操作は□でライトアタック、△でヘビーアタック、×でジャンプ、○は特殊操作。
R1で属性攻撃変更、R2でドッジ、L2でガードorカウンター。
ボタン連打では敵を倒すのは難しい。敵の攻撃を見極め、攻撃を受ける直前にL2でカウンターが発動して大ダメージを与える事が出来る。これが戦闘で最も重要。カウンターには爽快感があり、連続で決めるとカンフーの達人になったようで面白い。カウンター後に特殊なアクションもあります。
難易度は高めですので、アクションゲームが苦手な人にはオススメできない。ボタン連打ではどうしようもなく、敵の攻撃を見極めて的確に戦闘する必要があります。ベヨネッタのNormalよりもThe Legend of KorraのCasualのほうが遥かに難しいという印象。何度も死にながら少しずつ上達していくところに面白味がある。
4つの属性攻撃(水、岩、火、風)は、それぞれ使用しているとレベルが上がり、新たなアクションを覚えたり、ゲージ枠が増えたりします。
スピリット(お金)で買い物も可能。新たなアクションを購入したり、回復アイテムなどが購入できます。難易度は高めのゲームですが、回復アイテムを使えばゴリ押せる部分もある。
アイテムは方向キーにセットします。ゆえに4個までセット可能。
壁際や狭い場所でカメラの動きが悪いと感じる部分がある。雑魚敵が多い事もあるので、かなり見にくかったりもする。
マップが無い。ステージは1本道では無いので、マップが無いとややわかりづらい。迷うほどではありませんが、進行方向がわかりにくいところもある。
敵の種類は少ない。これがマイナス点かは微妙で、$14.99という事を考えたらむしろ十分過ぎるとも言える。敵の攻撃の見極めが重要なので、同じ敵と繰り返し戦いながら自分の上達を感じる事が出来る。
難易度が高め。これは歯応えがあって良いのですが、仮に日本で発売されたらストレスに感じるユーザーも多いでしょうね。同じプラチナゲームズのメタルギア ライジング リベンジェンスに近いものがあり、アクションゲームが苦手な人にはついていけないかもしれない。カメラの動きに難がある事もストレスを増幅させるでしょう。ただ、そうやって苦しんだところを打開していく事に喜びや面白味がある。
トロフィーを見るとChapterは8までらしい。私は現在Chapter7に到達したところ。フルプライスのゲームと比較すれば当然ボリュームは少ないが$14.99という価格から見ると十分なボリューム。プレイヤースキルを上げて難しい難易度に挑戦していく面白味があるゲームなので、1周やって終わりという感じではない。
言語は英語のみです。あまり英語がわからなくても、ゲームプレイでわからなくなるような事はありません。
ストーリーは、謎の老人に能力を奪われ、能力を回収しながらその老人を追っていくという感じ。このアニメは日本で放送されていませんが、アニメを知らなくても大丈夫な感じです。複雑な人間関係とかないですし。日本でもアニメ原作とか関係無しに、アクションゲームとして売れそう。
現時点でメタスコアはXboxOne版しか無かったが50点(4件)という酷評。4件ですが、3件は大手の評価でEGMが65点、IGNが42点、GameSpotが30点という紛れもないクソゲー評価であります。プラチナゲームズの面汚し的な存在になってしまっている。自分の感想とメタスコアに差があることは多いものの、ここまでは初めてかもしれない。
私の評価が甘いのは$14.99という価格を意識しすぎて評価のハードルを低くしてあるのと、ストレスが溜まる部分を打開した時の喜びに繋がるからと大きなマイナスとして見ていないからかな。あとは謎の老人を追っかけるだけのストーリーがメディア評価としてマイナス点になっているかもしれない。アニメのゲーム化ですので、それなりのストーリーは求められていたでしょうし。
個人的には$20未満のゲームの中では1、2を争う面白さ。さすがプラチナゲームズというアクションゲームになっている。これが$14.99で遊べてしまうのは驚きだ。$20未満の中ではアウトラストやチャイルド オブ ライト、トライアルズ フュージョンらが印象的ですが、ジャンルがバラバラなので、どれが1番とも言いづらい。