2020年3月2日に『FINAL FANTASY VII REMAKE DEMO』が配信されました。
戦闘が面白い
- □ – たたかう
- △ – モードチェンジ
- × – コマンド
- 〇 – 回避
- L1 – ショートカットコマンド
- R1 – ガード
- L2/R2 – パーティメンバーコマンド
- R3 – ターゲットロックオン
- 方向キー – 操作キャラクターチェンジ
戦闘の触り心地は非常に良かったです。
クラウドが大剣を振り回す迫力&スピード感があり、重すぎず軽すぎずでブッた斬る爽快感も良い。バレットのダダダダッというガトリングガンも気持ち良いですし、キャラクターの基本アクションは、かなりこだわって調整されている印象です。製品版ではザコ戦が多いでしょうし、基本アクションが動かしていて楽しいものだというのは最高です。早く他のキャラクターも触ってみたいと思う。
ATBゲージがバトルの軸になっており、時間経過や敵を攻撃するとATBゲージが溜まる。最大2段階まで溜める事ができます。アビリティ/魔法/アイテムはATBゲージを消費して使用します。魔法は別途MPも消費。P5Sの感想で書いた「回復画面では時間が停止して好きなだけ回復アイテムを使えるので、回復アイテムさえ大量に所有しておけばゴリ押しも可能」「根本的な事を言えば、スキル/SPは自動回復式のほうがアクションゲームに適していると思う。自動回復式ならスキルの使用に消極的にならないし、SP回復しながらのスキル連打バトルにもならない。」という問題はなく、ATBゲージを溜めないとアイテムは使えないし、溜めたままだともったいないのでアビリティを積極的に使いたくなる。
ただ削るだけでもなく、HEAT状態にしたり、BURST状態にして一気に大ダメージを与える。そのために魔法やアビリティを効果的に使う必要がある。
通常攻撃(□)と回避(〇)でアクションしながら、コマンドでモードチェンジ/アビリティ/魔法/アイテムを絡めるバトルになっています。方向キーでの操作キャラクターチェンジもスムーズですし、キャラクターチェンジをせずともL2/R2で仲間のコマンドも使用可能。アクションゲームになっても、ファイナルファンタジー7らしいコマンド&パーティバトルの味も濃く残っています。
エンカウント待ちもなく、シームレスにバトルに入ってシームレスに終わる。バトル以外のロード待ちもないですし、快適。
コマンドバトルに近い感覚で遊べるモードもある
難易度はNORMAL/EASY/CLASSICがあり、途中で変更可能。注目点はCLASSICで、アクションは自動操作で行われ、コマンド選択に集中できるバトルモード。通常攻撃と回避は自動で行ってくれるので、プレイヤーはモードチェンジ/アビリティ/魔法/アイテムのみを行えば良い。コマンドバトルに近い感覚で遊べる。ちなみに通常攻撃と回避もボタンを押せば反応します。このモードを「VERY EASY」や「CASUAL」ではなく「CLASSIC」と命名しているのも良いセンス。
飛躍的な進化の中でオリジナルに忠実さもあるリメイク
グラフィックや演出は飛躍的に良くなりつつも、その中でオリジナルに忠実さもあるリメイクなのが嬉しい。私はPS4版の『FINAL FANTASY VII』をプレイしていて記憶に新しいので、オリジナルっぽいやりとりや演出にニヤニヤしてしまいます。
「うかつ!! 足がはさまって……」とかセリフもまったく同じだったりするところもある。現代基準で命を吹き込まれたキャラクター達が、FF7の名場面ではない何気ない場面も再現してくれるのが嬉しい。映画だと「実写版」というとイメージが悪い事も多いですが、でも実写版を見ている感じもある。
現代に蘇ったファイナルファンタジー7に感動と興奮の連続でした。もともと購入予定でしたけど、このテンションのままプレオーダーしました。
Twitterでも高評価と興奮の声が多いです。この超期待される作品のリメイク、しかもコマンドからアクションへの変更の難しさがある中で、よくここまで素晴らしい形にできたなと思います。2019年のGOTYレースは、小島プロダクション、カプコン、フロム・ソフトウェアの日本勢が3強を占めましたが、スクウェア・エニックスには寂しを感じていました。でも『FINAL FANTASY VII REMAKE DEMO』をプレイして、スクウェア・エニックスの超スゴイゲームが帰ってきたなという感じです。