2018年3月8日に配信されたシステムソフトウェア バージョン5.50で対応したスーパーサンプリングモードを試してみました。
スーパーサンプリングモードは、2K(1080p)以下のディスプレイでも一部のPS4 Pro ENHANCEDタイトルの画質を向上させる機能。
- PS4 Proのみの機能
- 2K(1080p)以下のディスプレイのみで有効。4Kディスプレイでは無効。
- 一部のPS4 Pro ENHANCEDタイトルのみ効果がある
- フレームレートが落ちる場合もある
主に2K(1080p)ディスプレイでPS4 Proを使う人向けの機能。わかりにくいのが「一部のPS4 Pro ENHANCEDタイトルのみ効果がある」というところで、具体的にどのタイトルにどれくらい効果があるのかはわからない。
人食いの大鷲トリコ
ネイティブ解像度は3380×1900。
比較1
1920×1080サイズからヒゲの部分を切り取り。
上がスーパーサンプリング:ON。AA(アンチエイリアシング)が効いてヒゲがスムーズに描かれている。下のスーパーサンプリング:OFFではヒゲがギザギザ。
毛並み自体も全然違う。
バイオハザード7 レジデント イービル
ネイティブ解像度は2240×1260。
スーパーサンプリング:ONの方が少し高精細に見える。スクリーンショットのタイミングでたまたま差が出ただけかもしれないですが。
比較1
1920×1080サイズから電話部分を切り取り。
先入観をなくすため、どちらがスーパーサンプリング:ONかは書きませんが、片方がONで片方がOFF。ONの方が高精細な印象。
比較2
1920×1080サイズから右上あたりを切り取り。
こちらもスーパーサンプリングのONとOFFで差があるように見える。
『人食いの大鷲トリコ』の時はAAが効いて、どちらかと言えばスーパーサンプリング:ONのほうがボヤッとした印象でしたが、『バイオハザード7 レジデント イービル』ではONの方が高精細でシャープな印象。
メタルギア サヴァイブ
ネイティブ解像度は不明。
比較1
1920×1080サイズから切り取り。スーパーサンプリングのONとOFF。
こちらもAAが効いている感じで腕の内側のジャギジャギや背中に抱えている武器のジャギジャギに差が見られる。
4Kディスプレイ使用時には関係のない機能ですが、個人的には2Kディスプレイで使用する場合もOFFでいいかなとも思う。どちらかと言えばフレームレートが落ちる方が気になります。
PS4にはSlimとProがあり、Proにはブーストモードとスーパーサンプリングモードがある。さらにソフトごとに「解像度優先」「フレームレート優先」といったオプションがあるのも珍しくない。複雑化してきていますので、わかりやすい情報の提示が求められる。ホーム画面のアイコンから各ソフトの情報が見られますが、そこにPS4 Pro ENHANCED対応タイトルかどうかだったり、ネイティブ解像度だったり、フレームレートが可変か固定かだったり、より詳しい情報が欲しくなります。

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コメント
>>solaさん
そうです、全て左です。
現行機は、元々ジャギが目立たないゲームが多いので差が確認しにくいところは感じますね。
興味深い検証いつもありがとうございます。
いずれも左がSSオンでしょうか。
比較してみると分かりますが、動画で、しかもゲームプレイ中に分かるかというとかなり怪しいですね。