スマホやタブレットで操作するシステムのPlayLink。日本における第一弾タイトルとなる『Hidden Agenda ―死刑執行まで48時間―』をプレイしました。
ストーリー
犠牲者の遺体に罠を仕掛け、第一発見者までも狙うという極めて残忍な手口で殺人を行う「トラッパー」連続猟奇殺人事件。
容疑者逮捕で事件は解決したと思われたが、死刑が執行される2日前、容疑者が新たな供述をはじめる…。
果たしてあなたはこの事件の真相を暴き、真犯人に迫ることができるだろうか?
死刑執行の48時間前になって容疑者が犯行を否定。プレイヤーはベッキー・マーニー刑事とフェリシティ・グレイブス地方検事を操作し、真相に到達するのがゲームの目的。
システム
インタラクティブシネマです。プレーヤーが自らストーリーを進行させてゆくことのできる映画。従来のコマンド選択式のアドベンチャーやサウンドノベルとは違い、ベースが映画。映像のテンポを損ねないような形で操作します。
スマホかタブレットのみを使うゲームです。App StoreもしくはGoogle Playから専用アプリをダウンロードする必要があります。デュアルショック4ではプレイできません。
操作はシンプル。TV画面に表示されるポインターをスマホでスワイプして動かすだけ。
シングルプレイでの操作は3パターン。【選択】【リアクション】【操作】でストーリーを進めていく。
- 【選択】2つの選択肢のどちらかを選ぶ。基本的に時間制限はありませんが、緊迫した場面では時間制限がある。とはいえ、2つの選択肢のみで時間にも余裕があります。
- 【リアクション】ポインターを「!」マークに素早く合わせるアクション。時間制限ありで、いわゆるQTEですね。かなりアシストが効いているので超簡単です。
銃を撃つ操作も【リアクション】になるかと思いますが、これは「撃たない」という選択もあり、時間制限にも余裕があります。 - 【操作】1画面固定で制限時間内に3つの証拠を探す。これはわりとシビア。
スマホでの操作に問題はありませんでした。【リアクション】操作が難しくなるんじゃないかと思いましたが、アシストが効きまくっていて余裕でした。操作にストレスを感じることはなし。
スマホにはログという項目もあり、「ストーリー」「人物情報」「運命のイベント」を読むことができます。ゲームを一時停止することなく、こういった情報をチェックできる。日本語吹替ですので、音声を聞きながらスマホで気になる情報をチェックできて便利。英語音声だったら使いにくかったと思う。
1周1時間30分
映画くらいの長さ。6人までのマルチプレイに対応していることもあり、無理のない長さにしているのかと思う。1時間30分なのでダレたり間延びすることはなく、最後まで緊張感を持ってプレイできました。「犯人は誰か?」と推理しながら楽しむ部分も当然ある。「こいつがあやしい」「こいつもあやしい」と思わせてくれます。
人物のグラフィックは実写かと思うほど。ちゃんと演技もするし、カメラワークもカッコ良いです。インタラクティブシネマとしてハイクオリティ。
少しテクスチャの貼り遅れが見られましたけど。
ゲーム内でも死刑執行まで48時間という期限があり、この数字が減っていくのも良い演出。
1周目はバッドなエンドでした。犯人はわかっているのですが、真相をしっかり知りたいので2周目のモチベーションも高い。
「犯人はわかっている」に関してですが、スタッフロール後に犯人を見せてくれる。大体予想はついているのですが、バッドなエンドで犯人を見せる必要はなかったんじゃないかと思います。バレバレであっても、ゲームプレイの中で見つけたかった。
マルチプレイが真骨頂か
1人プレイだと王道を行くインタラクティブシネマ。難しい操作はないし、映画を観ながら選択に介入するゲーム。インタラクティブシネマとして楽しんでいますが、PlayLinkの真骨頂はマルチプレイにあるかと思います。協力モードと対戦モードがあるとのこと。
PlayLinkのシステムは好感触。操作も接続も安定していたし、スマホの画面も上手く使えていた。PlayLinkの体験ソフトとして良かったです。
ただ、PlayLinkは北米でも力が入っているようには感じないし、日本はなおさら。今のところPlayLinkで期待できるタイトルが見えないのが残念なところ。
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- 作者: 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント
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コメント
みんながスマホを持って集まるというPlayLinkを推奨しすぎて、オンラインには対応していないですからね。
でもこれデュアルショック4+オンライン対応で、さらに受け入れられると思うのでもったいない。
シングルプレイのゲームとしても面白いですし。PlayLinkというところが前に出て敬遠されそうでもあり。
ジャパンスタジオの公式番組でこのソフトをプレイするのを見てましたが、一番の難関はリアルフレンドを用意する事だと思いました(ぼっち感)