『FINAL FANTASY XV JUDGMENT DISC』をプレイした感想と、画質モードやHDRモードの比較。
戦闘が面白い
一番良かったところは戦闘の面白さで、とても気に入りました。
〇 | 通常攻撃(長押し) |
□ | ガード(長押し)/パリィ/カバー |
R1+△ | シフトブレイク |
△ | マップシフト |
L1+方向キー | 仲間との連携攻撃 |
R2 | アイテム |
R1 | ロックオン |
R3 | ロック固定 |
〇ボタンで攻撃、□ボタンでガードというシンプルなベースの上に、シフトブレイク、マップシフト、パリィ、仲間との連携攻撃、武器チェンジという味付けがしてある。
シフトブレイクで突っ込んでクラッシュするアクションがまず気持ち良くて、そこから〇ボタンで通常攻撃モードに入りつつパリィを狙う流れも好き。パリィからの反撃が決まると、また気持ち良い。操作は簡単なんだけど、自分で操作したという手応えを感じるアクションと映像から伝わる爽快感、良く出来ていると思いました。
体験版はイージーモードですが、これがノーマルやハードの強敵になると、緊張感と爽快感がミックスされて、それこそ脳汁が出るようなアクションを楽しめる期待がある。
自動カメラの移動は、たまに見難くなることがあります。手動操作で補正する必要がある。
強敵メインのバランスが良い
体験版なので製品版とは作りが違うと思いますが、製品版も体験版と同様に強敵との戦闘をメインにしたバランスで遊びたい。体験版は雑魚戦が少なく、依頼(クエスト)で戦う討伐モンスターとの戦闘がメインだった印象。討伐モンスターで得られるEXPは多いので、雑魚戦で稼がなくてもレベルが上がっていくという具合。
FF15は戦闘が面白いので、1戦1戦手応えのある戦闘をしたい。そのために作業的な雑魚戦は少ないほうが嬉しい。体験版では、狙ったのか、たまたまこういう仕様になったのかわかりませんが、それが出来ている。もう少しぐらいは任意で戦える雑魚敵がいても良いですが、広いオープンワールドに雑魚敵が詰まっていて、雑魚敵と数十回戦って強敵のところに到達するというスタイルに固執する必要はないかと思います。
討伐依頼を受ける→楽しいドライブ→討伐成功でサクサクレベルアップという体験版の仕様は良かったです。雑魚との戦闘を何回もさせるようになると楽しい戦闘も作業的に感じるようになるのではないかと思うし、討伐依頼を連続して受けるのも面倒に思うようになるかと思う。製品版も体験版に近い仕様であるなら、このゲームの面白味を見極めた好判断だと思う。
雑魚戦には雑魚戦の良さがありますので、任意で戦って稼げる自由さは必要でしょうし、強敵前の肩慣らし程度にも戦いたい。強制し過ぎないバランスかどうかがポイントかと思います。『サガ スカーレット グレイス』とまではいかなくても、強敵メインで戦えるバランスの方がFF15の戦闘は楽しめると思いました。
楽しいドライブ
ドライブで音楽鑑賞できるのはFFシリーズの魅力を生かしていてズルいくらいに良かったです。オートドライブで曲を少しずつ試し聴きしながら選んでいる間に目的地に着いちゃったりもした。
クエストはシンプル
体験版でプレイできるクエストはシンプルな作りでした。ウィッチャー、マスエフェクト、フォールアウトのような複雑な作り込みはない。言ってしまえばシンプルなおつかい。会話選択肢はありますが、得られるAPやEXPや報酬が変わる程度のものかと思いました。
戦闘が面白いので、これでも悪くはないです。むしろ戦闘に軸を置いて余計なことを減らしてくれていると好意的にも見られる。批評家の評価になると、オープンワールドRPGにおけるクエストの作り方として減点されるかもしれない。
オープンワールドとしての作りもシンプル。他の有名オープンワールドRPGと比べて質素。細かい部分の探索の面白さには大きな差が出ると思う。この部分が製品版で劇的に変わるという可能性も低いでしょう。もともとFFは、そういうゲームではありませんが、「オープンワールドのRPG」として期待・比較されると、これも減点部分かと思いました。
オープンワールドの大作RPGとして、既存のゲームとの比較に苦しむところはあるんじゃないかと思いました。複雑に細かく作ることが面白さの正解とは言えないのですが、批評となると不利かと思う。
軽度のバグを経験
バグっぽいことが1回あり、先制でシフトブレイクを決めようと思って操作したら、そのまま4人が自動で真っすぐ走り、敵を無視して通過してしまった。敵を通過後、すぐに操作できるようになり、振り返ってシフトブレイクをやり直しました。
これぐらいの軽度のバグなら、システムが複雑なゲームにはよくあることなので製品版に残っていても気にしない。
進行不能バグやセーブデータ破壊バグなどの大きいバグがない事を願います。
画質モード
PS4 Pro & 4Kテレビでプレイしています。
FF15の画質設定には「高画質モード」と「軽量モード」があります。OPTIONSメニューで切り替えて比較するとわかりやすいです。
わかりやすかったのは「肌」で、高画質モードで見るとまさに美肌なのですが、これを軽量モードに変えると、急に老けたようでもあり肌が荒れる。これは、軽量モードにするとザラザラしたフィルターのようなものがかかったように見えるからであり、肌も荒れて見える。髪も同様で細い髪の毛がザラザラしたように見える。高画質モードにすると、このザラザラが抑えられる。
こちらが軽量モード。肌が荒れているように見え、髪の毛もシャープではない。
こちらが高画質モード。肌の荒れが消えている。肌だけを見るとボカしただけなのかとも思いますが、細い髪の毛もシャープに表現できている。
HDRモード
HDRモードのON/OFFもOPTIONSメニューで変更可能。
背景の遠いオブジェクト。HDRオフだと土台の色と影の色が似たような色で表現される。
HDRをオンにするとコントラストがはっきり出る。鉄のサビ具合までわかりやすく見える。
HDRオンだと全体的に明るくなってはいるものの、暗い部分と明るい部分の差も大きくなっている。画面中央の黒い部分と、その左下の影の色の差がHDRオフの時よりも大きくなっている。中央の暗い点がHDRオフだとRGBの平均が27くらい、HDRオンだとRGBともに35平均ぐらいに少し明るくなっている。その左下の影がHDRオフだとR30/G35/B50くらいでHDRオンだと R45/G50/B80くらい。HDRオンにすることで色の差が広がっている。そのため細かいサビも見えるようになっています。
ざっくりした印象で言うと、暗い部分まで少し明るくなるが、全体としてみると明るい部分と暗い部分の差が広がっている。つまりは色の表現の幅が広がっている。HDRをオフにする理由はないです。
実際のところ私も最初は「全体的に明るくなった」ぐらいにしか思わなかったのですが、細かく見てみると暗い部分の変化は小さく、明るい部分の変化は大きく、結果として色の幅が広がっていたとわかりました。
発売が楽しみ
体験版をプレイして最大の不満が「早く続きを遊ばせてくれ」というところで、製品版が待ち遠しい。体験版で出会った巨大な敵を倒してみたいし、難易度ノーマルやハードで戦闘の面白さがどのように増すかも確かめたい。そしてなによりメインストーリーに期待しています。
面白さの軸となるのがメインストーリーと戦闘かなと思いました。その軸がしっかりしていれば、軽度のバグとか既存のオープンワールドRPGとの比較とかは吹き飛ばす面白さを感じられるかと思う。
FFシリーズ最新作として十分に受け入れられるもので、急にテンションが上がりました。『16』は何年後になるかわかりません、もうすぐFFの最新作が楽しめるということでワクワクが抑えきれない。いよいよ実感が湧いてきた。
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コメント
あと、最後に切り替えた場所によって表記が変わるので、誤解してしまうこともあります。
FF15(4K/HDR)からメニュー画面に行く→この時点ではYUV422。メニュー画面でTV側のHDRをオフ→TV画面でHDRをオン→メニュー画面なのでRGBになっている→FF15(4K/HDR)に戻る→またメニュー画面に戻って表記を確認するとRGBのまま。このまま何度メニューとFF15を切り替えても表記はRGBのままで、ゲーム側のオプションはHDR/ONになっていますが、実際にHDRにはなっていません。
私が昨日勘違いしたのも、これと似たケースだったかもしれません。
>>HDRさん
HDR10の仕様を考えると、他のテレビで問題ないというのは逆におかしいような気がしてきます。
HDR10は4K/HDRの場合、YUV422、YUV420にしか対応していないはずですから、仕様上できないはずの出力ができたことになります。
2K+HDRでRGBになっていたから思い違いをしたか、私のように現在の出力情報の確認場所を間違えていたか、HDRがオフの状態で出力情報を見てしまった可能性があると思います。
調べていただきまして、どうもありがとうございます
もしかしたら4K+HDRだとRGBフルではできないかもしれないんでしょうか・・・
他のテレビで問題ないと言っておられる方もいらっしゃいますので
もともとHDR対応で作られたテレビでなく
アプデでHDR対応をしたテレビではダメなのかも?
実際のところは分かりませんが
アプデでできるようになってくれればいいのですが
私もHDRは初体験なので、フォーブスジャパンの記事だけを読むとYUV422に切り替わることがおかしいことのように思ってしまいますが、
HDR10の仕様の記事を読むと「4K&HDRの場合,映像データは色差(YUV)=4:2:0形式ないしは,4:2:2形式(※輝度はフル解像度,色解像度は2分の1)で表現する」と書かれているので、仕様上、当たり前のことが当たり前に起こったように思いました。
他記事では「各8bitのRGB映像に偽装するHDR映像の仕組み」という記事もあり、偽装ということで、RBG映像にするのは標準ではないのかと思いました。Dolby Visionには偽装する技術はあるみたいですが。
なのでフォーブスジャパンの言う「ファームウェアをアップデートするだろう」は、HDR10におけるYUV422への出力切り替えは該当しないのかと思っています。
HDR10においては、4:2:0形式か4:2:2形式が標準であると。