2016年7月5日(火)に北米PlayStation Storeでリリースされた『Furi』($24.99)。フリープレイタイトルでしたのでプレイしてみました。
日本語テキストと吹き替えにも対応しています。
□ボタンでスラッシュ(剣攻撃)。長押しでチャージスラッシュ。
○ボタンで受け流し。○ボタンを押すと0.5秒ほど受け流しの構えになるので、その間に敵の攻撃を受ければ受け流し成功。ついでに回復もする。
右スティックを倒して銃撃。360度シューティングの操作ですね。R2長押しでチャージショットにもなる。
×ボタンで回避。
敵の体力ゲージを0にすると、敵の周りにオレンジのサークルが出現して近づくと近接戦闘モードになる。近接戦闘モードでは銃撃は使用できない。近接戦闘モードで敵の体力ゲージを0にすると1セット勝利となり、お互いの体力が全快して2セット目の開始。
体力ゲージの下にあるのがセットポイント。相手のセットポイントを0にすると勝利。
ボスによっては、近接戦闘モードに移行せずに1セット勝利になるケースもある。
通常戦闘は弾幕シューティングの要素が濃くて、近接戦闘モードになると一瞬の見切りからスラッシュという剣撃バトルっぽくなる。
各階層にいるボスを倒していくボスラッシュゲーム。ボスバトル→移動パート→ボスバトル→移動パート……という具合。
移動パートに戦闘はなく、ストーリーの謎を知る会話や雰囲気を楽しむ。×ボタンを押すと自動で移動するので、ムービーシーンみたいになります。自分で歩いてもいいし、×ボタンで自動移動にしてもいいというシステムは面白い。
グラフィックや会話のちょっと意味不明な不思議な語りがエルシャダイっぽい。
ゲームバランスは歯応えがあって良い調整かと思う。敵の攻撃の見極めと反射神経と正確な操作を要するシビアなアクションゲームですが、中盤あたりまでは意外と初見で勝てました。
敵から1セット取ると、こちらのセットポイントが1回復する仕様なので、何回かセットを取られても挽回できる。長期戦にはなるが、マッチで負ける事は意外とない。セットを取って取られての繰り返しで、実質は何回もリトライしているようなもんですけどね。
しかし、終盤に入るとかなり難しい。全神経を集中して、わずかな回避ポイントへ正確に飛び込む感じ。弾幕(青)、レーザー(黄)、落下物(水色)、広がってくるサークル攻撃(赤)、4つの攻撃が組み合わさって混乱します。
敵を追い詰めてから負けると、また長期戦を最初からになるので、精神的なダメージが大きい。リトライは1秒かからない早さ。
このゲームの気持ちいいポイントは受け流し。敵のわかりやすい近接攻撃に合わせて○ボタン。これをマスターすると敵がいくら必死に近接攻撃を仕掛けてきても無駄無駄無駄。敵のラッシュを完璧に受け流すと爽快です。もちろん、受け流した後はスラッシュで反撃。
弾幕の隙間を縫うのも、このゲームの魅力。
回避のタイミングなど、最初はわかりにくくてストレスにもなります。自分がミスしたっていうなら自分の責任で納得できますが、わかりにくさを感じるとゲームデザインに対するストレスの方が大きい。ボスを3体ほど倒すと、ゲームの作りが感覚的にもわかってくるので、そういうストレスはなくなっていく。そのため最初は、あまり楽しさを感じませんでしたが、わかってきてグイグイ面白くなってきた。でも終盤は敵が強くて、そこまで苦労して遊びたいゲームってわけでもないという気持ちにもなってくる。
高難易度のボスラッシュゲームとして出来は良いです。メタスコアも78点(19件)と中々の評価。完璧に日本語対応していますし、グロくもないので日本でのリリースも問題なし。日本でもリリースと同時にフリープレイになる可能性
が十分あると思います。となると8/3(水)か9/7(水)のリリースになりそうです。