8年半の経験が加味された職人仕事のリメイク『オーディンスフィア レイヴスラシル』クリア

『オーディンスフィア レイヴスラシル』をクリアしました。

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PS2版をプレイ済で特に強い思い入れもなかったので、当初は購入する気がありませんでしたが、体験版が良かった事と『EARTH WARS』で2Dアクション熱が高まっていた事もあって購入しました。完成度の高いリメイクで、最後まで高いテンションで楽しめましたし、クリア後の余韻も心地良い。購入して正解でした。

難易度選択は自由

難易度はOPTIONメニューの「ゲーム設定」から途中変更可能。トロフィーにも関係しないので気兼ねなく選択できます。難易度が選べるゲームは多いですが、難易度によってトロフィー制限等があるゲームも多いので、難易度を自由に選びにくい事もあったりしますが、このゲームは好きな難易度で遊んで良いと思います。

一番簡単な「SWEET」はホントに甘い難易度なので、キャラクターやストーリーに興味はあるけどアクションの難易度が不安という方でも遊べるような難易度なんじゃないかなと思います。

スピード感があって爽快なアクション

無印版は少し動きが重かったのですが『レイヴスラシル』では、別物と言えるくらいにスピード感があり、爽快感もあります。

当時の4:3の画面サイズとは違い、16:9というのも横スクロールアクションと相性が良いですね。

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アクションの操作感は体験版をプレイして確かめるのが確実かと思います。製品版ではスキルを習得して、自分好みにセットする面白さも大きな魅力ですが。
 

ストーリーがゲームを引っ張る

ストーリーの細かい部分は忘れてしまっていたので、新鮮な気持ちで楽しめました。5人の主人公による群像劇が面白い。キャラとキャラとの接点や絡み合う過去など、群像劇の魅力が堪能できました。一度見ているはずなのですが「ええっ!?」と驚くポイントも度々ありました。演劇風の演出があったりして、演出のこだわりも良いです。

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アクションは心地良いのですが、5人のキャラで同じマップをプレイして同じ敵と戦う事が多いので、ダレる可能性もある。でもキャラクターが魅力的でストーリーも面白いので、モチベーションをグイグイ引っ張ってくれます。

UI(ユーザーインターフェース)は少し見難い

完成度の高いリメイクで、問題点はあまりありませんが、強いて言えばUI(ユーザーインターフェース)は少し見難いですね。これは『EARTH WARS』でも同じでしたが。慣れれば問題ありません。

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8年半の経験を加味したリメイク

PS2版『オーディンスフィア』が2007年5月17日リリースですので、約8年半の歳月を経て『オーディンスフィア レイヴスラシル』がリリースされたわけですが、開発元のヴァニラウェアが『朧村正』『ドラゴンズクラウン』らで積んだ経験を素直に生かしてリメイクした感じ。

ストーリーやキャラクターの評価が高かった『オーディンスフィア』ですが、アクション面ではさほどでもありませんでした。今回のリメイクでアクション部分も良くなり、かなり細かいところも調整したようで、完成度の高いリメイクになっています。職人の仕事と言える。

これはリメイクなのですが、2Dが3Dになったりテクスチャがガラッと変わるようなわかりやすいリメイクではないので、7,980円(DL版)という価格は高いんじゃないのかと思っていましたし、それが最初は購入する気が起きなかった理由の1つでもありました。でもプレイしてみると価格は適正だと思いました。この完成度とクリア後の満足感を味わって「安くしろっ」とは言う気にはなれません。

TwitterやAmazonレビューでも高評価多数。無印版から一定の評価を得ていて、それをこのジャンルの職人集団が再調整するんだからズルいくらいの完成度になりますね。

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オーディンスフィア レイヴスラシル › カスタマーレビュー – Amazon

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フルプライスのタイトルとしては2016年1本目のクリアとなりますが、大満足。年明けから年度末の和ゲーラッシュの皮切りとして素晴らしい1本でした。年度末までに他のゲームを買う予定で『オーディンスフィア レイヴスラシル』をスルーされる方も「お気に入りリスト」に入れておく価値があると思いますよ。

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