少し前にクリアした北米版「Shadow Warrior」の感想。Chapter 8まで遊んだ後、サイコブレイクに移動してサイコブレイクをクリアし、Shadow Warriorに戻ってクリアしました。
ヤクザやクリーチャーを斬りまくり撃ちまくる派手めの戦闘は面白い。いろいろ刀で切断できてグロさもあるのですが、おもちゃっぽい感じもあり、あまり気持ち悪さや痛さを感じないところではあります。
中盤以降は敵の数が多く、乱戦になりがちだ。エリアを走り回って斬りまくり撃ちまくるゲームであり、物陰に隠れて戦うタイプのゲームではありません。ドタバタ系の戦闘。
プレイヤーキャラクターはニンジャのように俊敏です。リアリティよりもスピード感・爽快感が重視されている。
最初は刀だけですが、物語を進めながらハンドガン、マシンガン、ボウガン、ショットガン、火炎放射器、ロケットランチャーを入手できます。敵の種類によって武器の有効さも変わってくるので、使い分けながら戦い方を探すのが面白かった。かと言って、特定の武器でないとダメージが通らないという縛りは無く、あくまで戦いやすさの違いなので、武器を選ぶ自由度は失われていない。
敵の種類は多くなく、後半は敵の大量投入という形で難易度が上がります。ボス級の扱いだった敵が2体同時に出て驚かされたと思ったら、さらにはそれにプラスして雑魚敵が大量出現するパターンまであり、とにかくいる敵を全投入される感じにもなる。サイコブレイクの高難易度で回避技術の重要さを身に沁みて感じていたからこそクリアできましたが、サイコブレイクをプレイせずにShadow Warriorだけを一気にプレイしていたら「クソ難易度」と思って途中で止めたかもしれない。
大量の敵が出ると処理落ち的なものもあり、やはり荒削り感がある。
いかにもPCゲームというイメージのシャープさがあるグラフィック。めちゃくちゃキレイなところもあり、チープなところもあり、その差が大きい。基地とか洞窟はキレイだけど雪山はPS3以下って感じで。たまにテクスチャの張り遅れもあります。こういうところも「荒削り」と感じる。しかしグラフィックには不満はない、むしろキレイな部分に感心できて良かった。
基本的に、敵と戦う→進む→敵と戦う、の繰り返し。敵の種類も多くはないので、同じことを繰り返している感じはあります。TPS・FPSでも車両ステージだったり、何かを守りながら戦うステージだったり、スナイパーライフル限定だったり、時間制限だったり、いろいろな変化を入れているものが多いですが、このゲームには皆無。戦闘以外の謎解きみたいなこともあまり無い。メタスコアの評価が低いのは、これも大きな理由かもしれない。でも個人的には、これでOK。戦闘を楽しんでプレイしていたので、同じような戦闘を繰り返す事に煩わしさは無く、むしろ楽しんだ。
チェックポイントの距離が長いところがあり、死んでしまうと長めのロードの後に、かなり戻ってしまう事がある。これはストレスになります。あまり死ぬことはなかったですが、嫌なのが落下死で「ここに落ちて死ぬのかよ」という場面もあったし、酷いのは階段や坂道をダッシュで下りたら死んだというスペランカーみたいな死に方。これで戻されるのはキツイ。
強化・育成システムは豊富で良い。3種類あり、ステージに落ちているキ クリスタルを入手し、それを消費して主に技のアップグレード。敵を倒したり、アイテムから得られるカルマを消費してキャラクターのLIFE上昇やMONEYの取得量を増やしたりできる。MONEYを集めて武器の改造。これらは自分で選んでアップグレードできるタイプなので面白味がある。
このゲームは$39.99でシングルプレイ専用ですが、ボリューム的には大満足の長さ。庭園、屋敷、洞窟、基地、町、雪山などなどロケーションのバリエーションも多い。ただ、前述したようにやる事はほぼ同じ。ですので荒削りで派手な戦闘をずっと楽しめるかどうかが、ポイントになってくる。個人的には最後まで楽しく遊べた。
Steam版は日本語対応らしいですが、PS4版にアップデートで日本語が来てくれたら、もう1周したいです。