2017年8月15日に北米Storeでリリースされた『Agents of Mayhem』をクリアしました。
スタンダードなTPSの操作
L2で精密射撃、R2で銃撃。□でリロード、×でジャンプ、〇でブーストダッシュ。L3でダッシュ。TPSとしてクセのないスタンダードな操作。
R1が各キャラクター固有のスペシャルアビリティー。グレネード攻撃をするキャラクターもいますので、これもTPSとしてはスタンダードなボタン配置。スペシャルアビリティーはクールダウンタイムが10秒ほどあってから再使用可能。出し惜しみする必要はないです。
L1+R1も各キャラクター固有のMayhem Abilityで、ゲージがMAXになると使える必殺技。
L1がGremlin Techというサポートガジェットの使用。
方向キー上で車両を呼ぶ。方向キー左右で操作キャラクターの変更。3人パーティーで行動するゲームです。
パッドで操作しやすいゲームになっており、動かしていて楽しいTPS。エイムアシストが効いていますので難しいゲームではありません。〇ボタンのブーストダッシュを絡めながらの動き回るスピード感のある戦闘が楽しい。
ゲームとして易しめの作り。英語のみですが、ミッション中はわかりやすいマーカーが出るので詰まることはありません。難易度は7段階あります。ノーマルに当たるであろう2.AGENTでプレイしましたがゲームオーバーになることは1度もありませんでした。車両ミッションも初見で余裕を持ってクリアできるような設定でした。
3人のキャラクター切り替え
12人いるヒーローの中から、3人パーティーでミッションをプレイします。操作するのは1人のみで、方向キーの左右を押すと切り替えられる。
ヒーローには、バリア破壊、装甲破壊、ハッキングなどの特性があります。特性がバランス良くなるように選んだほうが良いですが、ハッキング以外はなくてもなんとかなる。中盤ぐらいまでは何も考えず好きなヒーローを使っていました。
経験値は3人均等に分配されます。なので高レベルキャラを操作して、控えの2人のレベル上げをすることも可能。
型にハマりすぎたオープンワールド
「ザ・オープンワールド」というゲームデザイン。オープンワールドのマップを歩いたり車に乗ったりして移動し、ミッションアイコンからミッションを受ける。
メインミッションの他に、敵の通信機を破壊したり、車両を破壊したり、車両を運転して届けたり、塔を制圧したり、というサブミッションもある。サブミッションの中には新たなエージェントが加わるものもあります。現代にありふれすぎたオープンワールドゲームのシステムとなっております。
システムとしては食傷気味でもあるのですが、個人的には何の問題もないので楽しめるシステム。でも批評などでは点数が伸びない要因になるのかなと思う。
ミッションが同じことの繰り返しのようでもあり、これも批評家受けが悪いところでしょう。バリエーションに乏しい。特に地下基地を攻略するミッションが大半を占めるぐらいの印象を残すほど多い。内容も大差なく、コピペで増やしたようなミッションで水増し感があります。
でも私は基本のアクションを楽しめているので、同じようなミッションを繰り返し遊ぶのも楽しい。エージェントが12人いて強化要素も多いので、少しずつ強くなっていく感覚を楽しんだり、使用するエージェントや戦い方を変えてみたりして、同じようなミッションでも違った楽しみ方ができている。
面白い味を持つグラフィックはお気に入り
ビジュアルが面白くて、フォトリアル系の素材にトゥーンレンダリングみたいな加工をした感じ。フォトリアルのような質感を感じるところもあれば、手描きの絵が動いているような感覚もあり、個人的にとても気に入ったバランス。ゲームの世界観にも合っています。
オープンワールドのゲームですが、マップはさほど広くないです。ファストトラベルがないのですが、なくても不便ないほど。
街並みや人の行動は面白いところがあります。
ヒーロー物アニメのようなストーリー
12人のヒーローが悪の組織の6人の幹部と大幹部を倒すという展開。イベントシーンではアニメが用いられており、ヒーロー物のアニメっぽい作り。
ギャグはあるものの『セインツロウ』ほどブッ飛んだ世界観ではなく、真面目にヒーロー物を作った感じでもあります。
終わりのない強化システム
XPを入手してキャラクターのレベル上げとアビリティポイントの振り分け。コアを入手して各キャラクターに3つある強化。お金や入手素材で購入する強化要素など、強化システムもスタンダードです。
レベルは20でMAXなのですが、そこからはコアというアイテムを消費することで基礎能力が高まっていく。シングルプレイのゲームですが、オンラインゲームのような底が深い強化システム。
バグはチラホラ
オブジェクトにハマって動けなくなったのが2回、ミッションが進行不能になったのが2回。いずれもチェックポイントからのリスタートでやり直しました。
評価は低いが面白かった
メタスコアは67点(45件)でした。批評家受けはしなさそうだと思っていましたが、それにしても低い結果。
一番言われているのは単調なミッションデザインですね。これは言われても仕方ない。同じようなミッションを繰り返す中でアクションや強化を楽しめるかどうか。
バグやフレームレートの低下など技術的な面での指摘も多い。PS4 Proのブーストモードでプレイしましたが、フレームレートはさほど気にならなかった。スタンダードモデルだとそれがはっきり出るのかな?
脚本は賛否両論。ギャグの好みは分かれやすいですね。
個人的にはアクションと強化要素が気に入って同じようなミッションの繰り返しでも楽しめたのでAAA級のオープンワールドゲームを遊んだという印象で大満足。しかし、低評価は納得できるところもあり、現代にありふれすぎたオープンワールドゲームは評価基準も高い。ミッションデザイン、動作の不安定さ、ありふれたゲームシステム、批評的な目線では減点ポイントは多いかと思います。
トロフィーは全キャラレベル20とか難易度+7で全ミッションクリアとか時間がかかりそう。PSNTrophyLeadersでも現時点でプラチナトロフィー獲得者はいませんでした。
現時点で日本でのリリース予定はありません。評価が伸び悩んでいるところもあって、ローカライズも期待できないでしょうかね。
Agents Of Mayhem Launch Edition (輸入版:北米)
- 出版社/メーカー: Square Enix(World)
- 発売日: 2017/08/15
- メディア: Video Game
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