2017年5月9日に北米Storeでリリースされた『NBA Playgrounds』($19.99)。2on2のカジュアルなバスケットボールゲームです。
基本操作
2on2のバスケットボールですが、ファールやアウトオブバウンズはありません。シュートクロックは12秒。
□ |
オフェンスではシュート。ボタン長押しからタイミング良く離すと成功率が高まる。 ディフェンスではスティール。 |
× |
オフェンスではパス。 ディフェンスでは操作選手切替。 |
△ | リバウンドとブロック。 |
〇 |
オフェンスではエルボー。 ディフェンスではプッシュ。 |
R2 | ダッシュ。 |
R2+□ | ダンク。 |
L2+× | アリウープ。L2を押しっぱなしにしていると味方が反応するので×でパス。 |
右スティック |
クロスオーバー。 |
ゲームの概要
ゲームを開始すると、いきなりカードパックが3パック貰えます。カードで引いた選手を自分のチームの操作キャラにできる。
選手数は全152人ですが、NBAの全年代の中から選出されています。NBA創設当時の名選手であるジョージ・マイカンから、現役バリバリのステフィン・カリーまで。全年代からの選出ですので、引退した選手が多めです。
ウィルト・チェンバレン、マジック・ジョンソン、パトリック・ユーイング、アレン・アイバーソン、シャキール・オニール、レブロン・ジェームズ、ケビン・デュラントなど超一流選手が揃っていますが、権利的に難しかったであろうマイケル・ジョーダンは入っていません。
カードパックを引いて名選手を集めるのも大きな魅力です。
1人用は「TOURNAMENTS」モード。世界の6地域で、それぞれ4試合を勝ち抜くモード。合計24試合。
各地域で3試合目までは3分ですが、決勝戦だけは5分となります。
各試合ごとにチャレンジが設定されており、「3ブロック決めろ」とか「3ポイントシュートを7本決めろ」とか目標が設定されています。オマケなので無視して勝利に徹しても良いですが。
地域制覇するごとにゴールドカードパックが貰えます。ゴールドなので、通常よりも良い選手が出やすい。マジック・ジョンソンとクリス・マリン。初代ドリームチームの2選手が1パックで出ました。
ストーリーや演出的なものはなくて、ひたすら試合を勝ち進んでいくモードです。
オンライン対戦も可能です。
攻略
はっきり言って3ポイントシュートが強すぎる。このゲームはシュートボタンを離すタイミングがシビアで、ダンクやレイアップですら微妙なタイミングのズレで決まりません。というかダンクやレイアップのほうが3ポイントシュートよりも難しい。ジャンプシュートの場合は、シュートモーションを見るとボタンを離すタイミングがわかりやすいですが、ダンクやレイアップはそれができない。
3ポイントの能力が高い選手ですと、ブロックされない限りほぼ決められるようになる。下記画像を見てもわかるように、オスカー・ロバートソンが14回のアテンプトで13回決めている。シンプルに3ポイントさえ打っていれば勝てちゃう。しかもパーフェクトタイミングで3ポイントシュートを決めると4点入るシステムもある。
派手なダンクを決めると必殺技ゲージが溜まってさらに派手なシュートが使えたり、スピードが速くなったりするのですが、それを狙ってダンクするよりも3ポイントシュートで3~4点を狙ったほうが効率が良い。
それでも終盤は難しいゲームがあり、3ポイントだけでの連勝は19でストップしました。20戦目のマジック・ジョンソン&ダーク・ノビツキーのコンビは理不尽なくらい強いと思いました。ここで覚えたのは、スティールされないために相手が近づいてきたらR2のダッシュで少し逃げること。これだけでほぼ確実にスティールは避けられる。ディフェンスはプッシュを確実に当てるか、ブロック能力が高い選手でブロックに徹するか。スティールは通用しなくなってくる。
アーケードゲーム的なビデオゲームらしいバスケットボールゲーム。気軽に遊べますがゲームとしては大味です。3ポイントシュートが強すぎるバランスは問題あるかと思った。カジュアルなゲームとはいえ、いくらなんでも9割以上の成功率が当たり前になっちゃうのはおかしいですね。
言語は英語ですが、テキストが少ないゲームですので問題なかったです。