アンドリュー・ハウス氏がハイエンドバージョンのPS4の存在を認めたとか、IGNがE3でのPS4価格改定の予想Tweetをしたとかいう話題がありましたので、PS3の動きを見直して予想。
下記は北米メインのデータ。
週 | PS3 | PS4 |
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0週 | 2006年11月17日に北米で発売。 ※日本では2006年11月11日。 60GBモデルが$599。 20GBモデルが$499。 |
2013年11月15日に北米で発売 ※日本では2014年2月22日。 500GBモデルのみで$399。 |
33週 | 2007年8月から北米で80GBモデル発売。 これに伴って60GBモデルを$499に値下げ。 |
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50週 | 2007年11月2日に北米で40GBモデル発売。 価格は$399。 PS2互換のない新モデル。 |
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83週 | – | 2015年6月下旬からCUH-1200シリーズが発売。 マイナーチェンジ版で価格は同じ。 |
93週 | 2008年9月から新80GBモデルの発売。 PS2互換のない40GBモデルと性能は同じ。 旧80GBモデルの含めて新価格$399。 $499→$399。 この80GBモデルを標準モデルにする考え。 |
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98週 | – | 2015年10月9日から価格改定。 $399.99→$349.99。 |
104週 | 2008年11月に欧米で160GBモデル発売。 Uncharted同梱で$499。 |
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145週 | 2009年9月1日~ 軽量・スリム化されたCECH-2000A発売。 120GBで価格は$299。 |
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振り返ってみるとPS3はドタバタしていますね。145週目までに20GBモデル、60GBモデル、旧80GBモデル、40GBモデル、新80GBモデル、160GBモデル、軽量・スリム化120GBモデルがリリースされました。個々の価格改定もあり、振り返ってみてもよくわからないほど。
これと比べるとPS4はシンプルでわかりやすい。北米では標準モデルの1TB版すらなく、限定版で特殊なデザインのCall of Duty: Black Ops 3 Limited Edition Bundleのみ。PS2やWiiもそうですが、迷わず買えるようなメインとなる1モデルがあったほうが、買う人の壁にならなくて良いと思います。この乱れのなさから、ロンチからここまで順調に来ているのがうかがえる。やはり売れていないほど何か手を打たなくてはならないという状況になるのかと思います。
振り返ってみると本体の値下げは似たようなパターンで、本体発売から90~98週後の価格改定はPS2時代から。PS2は日本で2000年3月4日に39800円で発売され、90週後にSCPH-30000が29800円に価格改定されている。PS3は北米で当時の標準モデルにすると言われた80GBモデルが93週後に$499→$399。PS4も98週後に$399.99→$349.99。
ちなみに初代PSは日本で1994年12月3日に39,800円で発売され、33週後の1995年7月21日に29,800円、68週後の1996年3月28日に24,800円、81週後の1996年6月22日に19,800円、153週後の1997年11月13日に18,000円。ロンチ価格はPS4と同等なのに、PS4が価格改定して34,980円になる前の81週目に19,800円になっているのは驚きです。この価格なら爆発的に普及したのも納得。
IGNのTwitterで、E3にてPS4が$299になるとアナウンスされるだろうといった内容のTweetが話題になりましたが、過去のデータを見ると当たり前と言えば当たり前という感じでもあります。
PS4が実売4000万台を超えて、ここから1億台を目指すとなると$299以下にするのは当然かと思います。ここからの普及はライト層の取り込みが重要になるかと思いますので$300を超えていては厳しい。PS2は90週で39800円→29800円。PS3は145週で$299。1億台ハードのWiiは最初から$249。PS4はE3開催日の6月14日に134週、9月1日で145週になるわけですが、ホリデーシーズン前には$299になっている可能性が高いんじゃないかと思います。時期的にも普及台数的にも$300以上で売る時期は終わっているかと思う。
すでにXboxOneが今年の6月1日から$299に価格改定されましたので、好調とはいえPS4もうかうかしていられない。
E3では高性能版のNEO(仮)の発表はないという事ですが、価格改定の話はあるかもしれません。$349のまま$299のXboxOneと勝負するのは不利ですからね。XboxOneが$349のままだったらE3のタイミングで価格改定をする必要もないのでしょうけど。ここらへんの読み合いをSIEがどう判断したのか注目。
本来であればPS4の価格改定はGamescomの時期を想定していたかもしれませんし、今でもそうかもしれません。$349に価格改定されてから約1年後ということでキリも良いですし、10月にはVRも発売されますしね。価格改定+VRの爆発力はありそう。VR自体は広く普及するような物じゃないにしても、宣伝には力が入るでしょうからね。PS4の存在を意識することも多くなる。
もしE3で価格改定が発表されなかったらGamescomでの発表になると思いますが、XboxOneが$299になった今、3ヶ月の遅れが響くかもしれません。
PS3が薄型&新価格($299)を発表したのは8月にドイツのケルンで行われたGamescomに合わせたカンファレンスでした。日本では9月3日から29980円になりました。
個人的にはハイエンドバージョンのPS4を楽しみにしていますので、2017年と言わずGamescomで発表→年内発売を期待したいところです。PS3の大幅モデルチェンジ版の発表がGamescomでしたので、PS4の大幅モデルチェンジ版の発表もGamescomに期待しています。ただ、こうなってしまうと今度は新旧2モデル+VRという事で、わかりにくさが生まれてしまいます。これでVRの動作の違いが目立ってしまったりもすれば、特にネットでは旧モデルの悪評が騒がれてホリデーシーズンの販売に水を差す可能性もあります。せっかくの価格改定が投げ売りのように思われてももったいない。無難にいくなら、やはり今年は価格改定+VRですかね。
E3かGamescomで$299に価格改定の発表。2017年にハイエンドバージョンのPS4。
かと思います。
なんにせよE3が楽しみです。アンドリュー・ハウス氏がハイエンドバージョンのPS4の存在を認めたけどE3での発表はしないというふうな記事が出たのも、E3でそこを期待されて肩透かしとなりガッカリされたくないからですかね。私もこの記事がなかったら、E3で一番期待したのはNEO(仮)になっていたと思います。でもこれでもうNEO(仮)をE3に期待する気持ちはなくなりました。本体関連で可能性があるのは価格改定ですね。あとはソフトの発表だけに集中できます。
6月14日火曜日の10時からE3 2016 ソニーカンファレンスです。
コメント
現行機のベイカバーNEOに装着できるのかね
別売りの使ってるから地味に気になる
しかし、今までに比べてハイエンド版がここまで期待されたハードも珍しいですね。既にCS機としても他社に比べ圧倒的に高性能なのに、もっと高くても高性能にしてほしいという
まあ自分も同感ですが、それほどに魅力のあるハードがPS4だって事でしょうね。別に興味がないものを期待したりしませんから
ここでPS4NEOの存在を明かしたということは、今後の買い控えを抑える意味でも現行PS4の
価格改定が来る可能性が大きい気がする