日本では5/19(木)に発売予定の『Shadow of the Beast(シャドウ・オブ・ザ・ビースト)』。北米版も日本語に対応していました。
『Shadow of the Beast(シャドウ・オブ・ザ・ビースト)』はステージクリア式の2Dアクションゲームです。
ステージの特定の場所でエンカウントして戦闘になり、戦闘内容によってプラチナ~ドクロまでの戦闘評価がされる。DMCやベヨネッタでもお馴染みのオーソドックスなシステム。戦闘評価はオンラインランキングに対応しており、ハイスコアを目指すようなゲームです。
戦闘以外にも足場を渡るジャンプアクションやトゲの回避など、こちらもコテコテのアクション。
ステージの最後にはボスがおり、倒すとクリア。
SIE(旧SCE)のゲームということもあってか、演出面やモーションではゴッド・オブ・ウォーの影響を受けているようです。キャラクターの色も似ている。パロディ的な面白さがあります。
人間とクリーチャーだけかと思いきや、ロボットも登場するという意外性のある世界設定。
主人公は喋らず、敵の言語も意味不明なので、ストーリー的にはローカライズ不要なのかと思う。ほぼビジュアルだけで見せる演出は面白い。ICOみたいにクリア後に言葉がわかるようになるシステムになっていたりするのかな?
□で通常攻撃、△でスタン攻撃、○でつかみ、R1でブロック、L1でカウンター、R2+□で回復攻撃、R2+△でハイスコア攻撃など。序盤こそ□連打で大丈夫ですが、途中からは単調な攻撃では通用しない戦闘になっている。ハイスコアを意識するとカウンターも使いこなす必要があるので難しくなります。
戦闘は悪くはないですが良くもない。2Dで両サイドから敵が迫って来て、片方の敵に攻撃している間に反対側の敵から攻撃されたりと忙しい。回避アクションで敵をすり抜けたら、その後ろの敵に攻撃されたりで逃げ場が少ない。ドタバタしちゃうことが多いですね。
戦闘以外のアクションはイマイチです。スイッチを押すと制限時間が出て制限時間内に進むとか、暗闇をジャンプアクションで進むとか、操作していて面白さを感じないアクションが多い。これだったら、もう少し戦闘重視の構成にしてほしかったと思いました。
ソウルシリーズや仁王のように、他プレイヤーの死んだ場所が表示されます。そこを“シャドーの領域”と呼び、「アイテムを贈る」「吸収する」という2つの選択肢が与えられる。
アイテムを贈った場合、そのプレイヤーに死亡時の復活アイテムを贈る。友好的な選択。
吸収するを選択した場合、連打QTEのミニゲームで相手を倒してシャドーストーンを入手できる。これは敵対する選択なので、相手プレイヤーに通知され、相手プレイヤーはリベンジすることが可能。とはいっても、やることは連打QTEなので直接戦うわけではありません。
緩い非同期オンラインですが、緩すぎて印象も薄い。
ウィズダム・オブ・シャドー→ヒストリー→1989年のオリジナル版のシャドー・オブ・ザ・ビースト(M250,000)をアンロックすることでオリジナル版をプレイ可能。
フレームレートの設定まで可能。
リメイク版とは全然違うシステムで、敵を倒しながら画面右に進んで行くアクションゲーム。かなり難しい。
メタスコアは67点(24件)ということで厳しめ。
ゴッド・オブ・ウォーを真似たような演出は、なかなか良いです。優れた文明の痕跡が見える世界設定も面白い。戦闘はカウンターを決めたり上手く戦えると楽しいですが、いかんせん両サイドからの圧迫感がキツくて窮屈な印象。戦闘以外の移動アクションはストレスを感じるほどでもあって面白くなかった。
発売前からゲームプレイは2時間30分ほどしかないということも言われており、1周だけを楽しむゲームじゃなくて、むしろスコアアタックなどのやり込みに熱くなるタイプのゲーム。
戦闘に関しては慣れていけば、まだまだ面白くなっていきそう。スコアアタックなどのやり込みが面白味になっているようなので、戦闘にハマるかどうかがポイントなのかと思う。