今週は木曜日が祝日なので、ゲームの発売曜日が水曜日。『戦場のヴァルキュリア リマスター』がリリースされます。PS3版をプレイ済なので再プレイは迷いましたが、思い入れのあるゲームなので購入予定です。
リメイクではなくリマスターなので、ゲーム内容は同じ。リマスター系のタイトルでも、ささやかな追加要素・バランス調整がある事は珍しくないですが、『戦場のヴァルキュリア リマスター』では特にそういった要素は無いようです。
ディレクターの小澤武氏が「ハードスペックを活かした解像度1080pや、60フレーム描画などにはそれぞれ対応していますが、元の作品から大きく変えるようなことはしていないですね」と語っています。1080p/60fpsに対応しているものの大きな変化は無いようですね。
PS4「戦場のヴァルキュリア リマスター」&「蒼き革命のヴァルキュリア」開発陣インタビュー!シリーズの中の“新シリーズ”に向けて – Gamer
PS3版はトロフィー非対応でしたが「勲章」という達成要素がありました。その「勲章」が、そのままトロフィーになったようです。
Valkyria Chronicles – PSN Trophy Leaders
イーディ分隊大作戦! | PS3版では2008年8月8日に600円で配信されています。 本編とは関わらない断章で、装備やレベルも固定。 |
HARD-EX | PS3版では2008年8月8日に300円で配信されています。 遊撃戦闘に難易度「HARD-EX」が追加 |
撃て、セルベリアと共に | PS3版では2008年10月31日に800円で配信されています。 プレイヤーは帝国軍を操作し、ガリア軍と戦うことになる。 |
イーディ分隊からの挑戦状! | PS3版では2009年6月26日に300円で配信されています。 チャレンジバトル6つの遊撃戦闘。 |
Sランク攻略のためにセーブ→ロードが効果的なので、ロード時間が短縮されたのは大きい。
初回限定特典は、2016年冬に発売を予定しているPS4専用タイトル『蒼き革命のヴァルキュリア』のバトル体験版Ver1.0プロダクトコード。
5,389円(税込)という価格は単品のリマスター系タイトルにしては割高に感じます。リマスター系のタイトルは単品で低価格だったり、単品で少し高いけどささやかな追加要素があったりバランス調整がされていたり、2タイトルがセットになっていてお買い得だったりする。『戦場のヴァルキュリア リマスター』は、単品で追加要素・調整無しなのに5,389円(税込)という価格は高い。『蒼き革命のヴァルキュリア』に向けて弾みをつけるという意味では、少し厳しい価格設定かと思う。
2014年11月11日にリリースされたSteam版が$19.99でしたので、5,389円(税込)は日本だけの特別価格かもしれない。Steam版もDLC全部入りで1080p/60fps対応、マウス&キーボード操作も可能とのこと。
GOD OF WAR III Remastered (2015年7月16日/4,212円) |
・チャレンジモードに「エグザイルの試練」が追加。 ・フォトモードが追加。 |
DEVIL MAY CRY 4 Special Edition (2015年6月18日/4,490円) |
・新モード「LADY / TRISH GAME」。 ・新モード「VERGIL GAME」。 ・大量の敵が出現する「レジェンダリーダークナイトモード」の追加。 ・キャラクターの日本語ボイス対応。 ・オートセーブ機能の実装。 ・プラウドソウルとレッドオーブの排出量が増加。 ・通常の1.2倍のスピードで遊べる「ターボモード」の追加。 ・課金コンテンツの追加。 |
FINAL FANTASY X/X-2 HD Remaster (2015年5月14日/6,583円) |
・『FINAL FANTASY X』『FINAL FANTASY X-2』『FINAL FANTASY X-2 LAST MISSION』を収録。『LAST MISSION』は元々オマケなので、実質は2タイトルのセット。 ・映像作品『ファイナルファンタジーX 永遠のナギ節』を収録。 ・リマスター&アレンジ楽曲の切り替えが可能。 ・インターナショナル版がベースですが日本語音声に対応。 ・PS3&VITA版とクロスセーブ対応。 |
ハード性能によるパフォーマンス向上とDLCが同梱されたリマスターでは『The Last of Us Remastered』(5,292円)、『Dishonored HD』(5,184円)らが単品で5,000円オーバー。これらのオリジナル版は『The Last of Us』が2013年6月20日で、『Dishonored』が2012年10月11日なので、極端な旧作価格にならないのは仕方ない部分がある。『戦場のヴァルキュリア』は2008年4月24日で、BEST版が2,940円(税込)、Steam版が$19.99と低価格化している事も考えると、やはり5,389円(税込)は割高に感じる。
価格設定は高めだと感じつつも、『戦場のヴァルキュリア』は魅力あるゲームです。アニメと水彩画を融合させたような“CANVAS”グラフィック。基本はSRPGですがTPS風のシステムを組み合わせた“BLiTZ”という戦闘システム。キャラクターは個性的で、それぞれのキャラに重い過去があったり、差別などの問題も描いており単調ではないストーリー。当時、新規IPでこれほどの作品をリリースできていたのは改めてスゴイと思う。そのタイトルに再び陽が当たり、システムは違えど『蒼き革命のヴァルキュリア』としてPS4で新作がリリースされるのも嬉しい。
海外評価も高く、PS3版『Valkyria Chronicles』はメタスコア86点(60件)、ユーザースコア8.7点(414件)という素晴らしい評価。評価的には海外でも第一線で通用していただけに、そのまま育っていってほしかったという思いもあります。
そんなPS3の名作が明日、PS4にて復活。