ファミ通がリニューアルされたという事で買ってみました。
ご案内には、
・取り扱うゲームの幅をより広く…スマホアプリ、アーケード、PCを家庭用ゲームと扱いを同じに。
・クロスレビューの刷新
・“らしさ”はそのままに読みやすく
・エンタメ情報の拡充と新連載…コミックの連載、映画、コンビニ新作フードの紹介。
・読者の皆様と作るTOP30…家庭用ゲーム以外も投票可能に。
と、ありました。
要は、家庭用ゲーム機以外の情報が増えるって話です。
家庭用ゲーム機ファンの私からすれば残念なリニューアル。
スマホアプリ市場が大きくなり、出版社がそれを重視する事自体は自然。
ただ、家庭用ゲーム機の雑誌が、そちらにシフトする事が正解かは疑問。
金持ち父さんロバート・キヨサキ氏あたりも専門性を失って大衆受けを求める商売の危険性を語っておりましたが、まさにその例になるのかなと思う。
家庭用ゲーム機もハードが増えすぎて、すでに各ハードの情報は浅くなっていましたが、そこからさらに浅くなるということになる。
家庭用ゲーム機の取扱いが少なくなり、家庭用ゲーム機ファンはファミ通から去る。そしてはたしてスマホアプリやコミック、映画、コンビニフードに関心のある人がファミ通を買い支えるかどうか。これが月刊で、ちょっと情報をかじっておきたいって人なら丁度良い雑誌になれるかもしれないが、週刊で450円もする浅い総合情報誌になると厳しいんじゃないかと思った。
今号は特大号ということで厚い本になっており、多数のゲームが紹介されていました。しかし、カタログ集というか広告集みたいな浅い紹介で、ハードもバラバラなので読んでいて退屈でした。淡々とした紹介記事。そしてごちゃ混ぜは読みにくい。
読者の投稿コーナーは、boketeの衰退を彷彿とさせた。
良かったところは、
次長課長・井上聡の連載。この人は異常なくらいいろんなゲームをやり込んでいて、それを平然と語るゲーム好き。彼の連載からはゲームを遊ぶ楽しさが感じられる。
毛利名人がディアブロIIIの事を書いた記事で「PS4版はロードでゲームが中断することがほとんどない」と書いてあって安心した。もうプレオーダー済ですが楽しみは増すばかり。
西川善司氏のコラムもさすがの内容。解像度に関してのおさらいができました。
読み終えて「もう買わねーよ」と思える内容でしたが、次号(8/21)はノーティドッグ特集とのこと。なので次号も買います。