これまでレーティング機関はCEROしか対応していなかったPSストアでしたが、新たにIARCにも対応する予定があるのかもしれない。
IARCとは
IARCとはInternational Age Rating Coalitionの略で、国際年齢評価連合という意味。
各国のレーティング機関によって設立された国際組織であり、北米のESRB、EUのPEGI、ドイツのUSK、オーストラリアのACBなどによる世界規模の連携に向けた取り組み。日本のCEROは連携していない。
CEROとの違い
- 審査料が無料
- 簡易的な審査
- 1回の審査で世界で使える
- ダウンロード専用ゲーム・アプリのみが審査対象
IARCが導入されれば、インディーゲームが大幅に増えるのではないかと予想されます。特に海外でIARCを取得したゲームは、CEROを通さず日本のPSストアで販売できるようになるわけですから大きな壁がなくなる。
英語版のまま日本のPSストアに並べるゲームも増えるでしょうから、対応言語のわかりにくさも目立つようになるかと思う。これに関しては既に動いていた感じもあり、最近配信されたダウンロード専用ゲームは、タイトルに対応言語が表示してあるものが多いです。商品ページにUKストアのように対応言語が記載されているものもある。
誤配信なのか
実は2020年2月に『Mecho Tales』がIARCのマーク付きで日本のPSストアで配信されましたが、すぐに削除されました。
そして今回、2020年7月9日に『ダンスファイター』がIARCのマーク付きで日本のPSストアで配信されましたが、これもすぐに削除されました。
単なる誤配信の可能性もありますが、2本続くとなると導入の準備が進んでいるようにも感じる。任天堂とMSは導入しているので、今さら驚く話ではありません。
PS5に向けての取り組みか
PSストアでの0時配信が任意で可能になっています – PS4ちゃんねる Pro
↑の記事にも「次世代に向けての動きか」と書きましたが、IARCも導入されるならその一環かなと思います。
2019年3月 「×ボタンで決定する」に対応
2020年6月 PSストアの0時配信に対応
IARCマーク付きタイトルは誤配信かもしれませんが、次世代を考えたら正式な対応は求められるところ。