最高の余韻を残した壮大な3部作の終幕『FIFA 19』のThe Journey

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2018年9月25日にリリースされた『FIFA 19 Champions Edition』のストーリモード“The Journey”をクリアしました。壮大な3部作の終幕。

 

基本的なシステムは前作までと同じです。トレーニングと試合を交互に繰り返してゲームを進め、合間にイベントが発生する。質問には選択肢があり、それによってキャラクターの性格が変化。性格はコーチに好かれるかファンに好かれるかの違い。後の展開に影響を与えるバタフライエフェクトシステムみたいな“重要な選択”もある。

『FIFA 18』のセーブデータを引き継ぐことが可能で、サッカー選手としての成績が引き継がれたり、ストーリー展開への影響もある。FIFA 17→FIFA 18→FIFA 19へと旅をしている感じがあります。

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今作ならではのポイントは3つ。

  • 操作キャラクターをいつでも変更できる
  • チームメイトと関係を深めて独自の1-on-1チャレンジをアンロック
  • UEFAチャンピオンズリーグと女子ワールドカップがメイン
いつでもヒーロー選択

2章以降は、ダニー/アレックス/キムの中で、いつでも操作キャラクターを変更できるようになります。

 

自由に操作キャラクターは変更できますが、推奨ルートというものがあり、重要なイベントを見逃さないように印が出ます。下記画像はアレックスでプレイ中、ダニーの頭の上に推奨ルートを示すマークが表示されている。これが表示されたタイミングで操作キャラクターを変更すれば良いです。
個人的にはストーリーを楽しみたくてストーリーモードをやっているので、自動で推奨ルートを進められるオプションがあった方が便利だとも思った。

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ダニーとキムもヘアスタイル、衣装らのカスタマイズができます。

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3人の主人公でストーリーが描かれるので、過去2作よりも厚みを感じる。1つの出来事も別のキャラクターから見ると違った印象で見えたり。イベントシーンも多くなっている印象です。

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客観的なドラマとしては面白さが大幅に増したけど、アレックス・ハンターのサッカー人生を疑似体験するような感覚は薄まった。主観から客観になった感じはあります。個人的にはダニーとキムは気持ちを入れやすかったけど、これまで主人公だったアレックス・ハンターは遠く感じた。

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メンター

新システムのメンター。メンターとは指導者や助言者という意味で、チーム内で1人指定できる。そのメンターと関係が深まると独自の1-on-1チャレンジがアンロックされて能力アップに繋がる。

 

指定できるメンターは1人ですが、メンターグループという概念もあり、グループは5人。この中からメンターを1人を指定できる。
さらに試合のプレイモードでは従来の「チームとしてプレイ」「HUNTERとしてプレイ」に加えて「メンターとプレイ」が追加されている。「メンターとプレイ」だとハンター&メンターグループの6人のみが操作可能。関係が深まりやすくなるみたいです。

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UEFAチャンピオンズリーグ

今作からライセンスを得たUEFAチャンピオンズリーグがThe Journeyでもメイン。国内リーグ戦も数試合ありますが、優勝がかかった終盤の試合のみでした。キム・ハンターは女子ワールドカップを戦う。

 

これが非常に良い。前作までの問題の1つであった「淡々と試合をこなす」状態が大幅に軽減されている。UEFAチャンピオンズリーグも女子ワールドカップも負けると大会からの退場が目の前に迫るような緊張感のある試合ばかりですからね。イベントも多いですが、1試合の重みがあり、それぞれの大会自体の緊張感も良い。

海外ドラマっぽいけど少年漫画のような熱さ

大長編なので映画というより海外ドラマっぽいストーリーが展開されますが、今作は少年漫画のような熱さがありました。アレックスとダニーの関係が、少年漫画におけるライバル同士みたい。個人的に主人公はダニーだった。この2人のサッカー選手としての苦悩や衝突を描かれ、その終幕の舞台がUEFAチャンピオンズリーグ。進め方によって変化はあるかと思いますが、最後の高ぶりは終幕にふさわしい熱さだった。
『FIFA 17』からプレイしていてこその熱さでもある。大長編漫画の最終話みたいな思い入れも乗った熱さ。

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本職のアドベンチャーゲームもビックリ

今に始まったことじゃないですが、クオリティの高さを改めて感じる。アレックス、ダニー、キムらをそれぞれカスタマイズできるわけですが、髪型や服を変えてもイベントムービーで違和感がない。不自然に髪が乗っている感じや、服のポリゴンが重なって突き抜けるようなこともない。キャラクターの演技も自然。映像作品の仕上がり方はアドベンチャーゲームとして一流。これがサッカーゲームだというのが驚き。やはり売れているゲームは強い。

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最高の余韻

FIFA 19 - PS4

FIFA 19 – PS4

 

 終えるのがもったいないほどの長旅を終えて最高の余韻を残しています。ここまでクオリティが高いのだから、1~3話をまとめて再調整してスタンドアロンでリリースしてほしい。『FIFA 17』が14時間、『FIFA 18』が17時間、そして今回『FIFA 19』のThe Journeyは約18時間でクリア。ボリュームも十分です。

 

今作はイベント量が多く、淡々と試合を進める展開が減った。残った難点は練習のダルさですね。練習のスキップは評価がD~Bくらいなので、コーチの評価は下がるし、能力の上昇も少なくて実質使えない。試合は楽しいけど、練習モードはさほど楽しくなくて作業的になっちゃう。

 

プレイの部分では『FIFA 19』から導入されたタイミング・フィニッシュが爽快だった。今までと違って自分でインパクトしている手応えが大きいし、効果もわかりやすい。対CPU戦だから豪快なロングシュートやミドルシュートがバンバン決まるようになると気持ち良いけど、対人戦だとゲームバランスの調整が難しそうですね。

 

『FIFA 20』でストーリーモードがあるのかないのか。このゲームシリーズで一番好きなモードになったので非常に気になる。

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