PS4はダウンロード版の魅力がアップ!

 PS4のゲームは、小売店などで購入するディスク版と、インターネット経由でダウンロード購入するDL版とがあります。PS3時代に比べDL版の魅力が高まりましたので、それについて語っていきます。

PS4は全タイトルにDL版あり

 PS3にもDL版はありましたが、一部のゲームしか対応しておらず、DL版を標準として購入する環境ではありませんでした。SCEワールドワイド・スタジオ代表取締役会長を務める吉田修平氏は「私達はゲーミングプラットフォームをよりデジタルな方向へ移行させており、PlayStation 4は「PS Vita」のように全てのゲームをダウンロード版で提供し、そのうちの一部をディスクとして提供する予定だ。さらにデジタル配信ではより簡単なゲームを無料や数百円で提供することができる。」と語っており、PS4では全てのタイトルにDL版を提供すると明言しています。

DL版なら全てのゲームを統一管理できる

 吉田氏のコメントにもあるように、全てのゲームにDL版があり、そのうちの一部にBD版(パッケージ版)があります。つまりDL版>BD版。DL版ならPS4とPSN内で全タイトルを統一管理できますが、BD版では全てのゲームに対応できませんので「アレはBDで持っていて、コレはDL版で買って……」と、形態がバラバラになります。この後に書きますが、VitaリモートプレイやLive from PlayStationからの起動で少しわかりにくくなります。

HDD使用容量は同じ

 PS3のタイトルはインストール非対応のタイトルも多く、インストール対応でもディスク版では部分インストールが多かったですので、ディスク版とDL版ではHDDの使用容量に大きな差がありました。PS4は、ディスク版もHDDにフルインストールされる仕様ですので、ディスク版とDL版のHDD使用容量は同じです。
 また、何度でも再ダウンロードできますので、HDD使用容量が多くなってきたら遊ばなくなったDL版は削除しておいてもかまいません。また遊びたくなったら再ダウンロードすればいいだけです。

メリット:ディスク交換が不要

 これはPS3の時も同じですが、DL版はディスク入れ替えをする必要がありませんので、クイックにゲームを切り替えて遊べます。PS3の時よりもシステム画面の動作がかなり早いので、このクイック感には本当に驚きます。

メリット:ディスク交換が不要+Vitaリモートプレイでも

 Vitaにおけるリモートプレイでもディスクを交換せずの遊べるので、これは大きな魅力になります。例えばベッドで寝ながらリモートプレイをしていても、ディスク版だと違うゲームをやりたくなったらPS4本体までディスク交換をしに行く必要がありますが、DL版ならそのままVitaでゲーム切替が可能。

メリット:ディスク交換が不要+Live from PlayStationでも

 動画配信システム「Live from PlayStation」。これを視聴中、下メニューに「このゲームを始める」というボタンがあり、これを押すとそのゲームが瞬時に起動します。もちろんDL版を所持しているか、ディスクが挿入されている事が条件ですが。DL版ならディスクの入れ替えが必要なく、すぐ起動できるので便利です。なにせ生配信ですので「このプレイヤー面白いな」「一緒に遊びたいな」と思ったら即ゲーム起動できるのは魅力です。
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メリット:本体2台持ちでもディスク入れ替えが不要

 こういう環境の人は少ないと思いますが、私は香港版のPS4本体を購入済みで、日本版も予約していますのでPS4本体2台持ちになります。ディスク版だと入れ替えながら遊ぶ必要がありますが、DL版だと2つの本体にDLできますので、2台持ちでもディスクの入れ替え不要で遊べます。

ダウンロードシステムは快適

 先日行ったKNACKのDL版購入テストで、ダウンロード開始からゲーム起動まで24分という満足のいく結果でした。PS4のゲームは大容量で、この点が不安でしたが、気の利いた分割ダウンロードで早くゲーム起動できるようになっている配慮は嬉しい。

価格はそれほど安くない

龍が如く 維新! BD版8,600円 – DL版?,???円 = 価格差?,???円
真・三國無双 7 with 猛将伝 BD版8,190円 – DL版7,100円 = 価格差1,090円
キルゾーン シャドーフォール BD版7,245円  – DL版6,195円 = 価格差1,050円
METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES BD版2,980円  – DL版2,480円 = 価格差500円

 上記例のように、フルプライスのソフトでディスク版の定価より1000円程度安いという価格。ゲームソフトが定価で売られていることはあまりないので、実際はDL版のほうが販売価格が高くなると思います。ちなみに現時点のAmazon価格は、真・三國無双 7 with 猛将伝が6,643円(DL版より457円安い)、キルゾーン シャドーフォールが5,878円(DL版より317円安い)です。ディスク版は中古で売ることができますので、遊び終えたゲームを売る人にとっては、さらに数千円の価格差があると思います。

 私はPS3はディスク版メインでしたが、PS4はDL版オンリーにする予定です。気になっているのがDL版の配信時間。「一刻も早く遊びたい!」という気持ちを持っていますので、なるべく早く遊びたい。例えば、木曜朝7時に配信スタートすれば、ダウンロード設定だけして会社や学校から帰ってくる頃にはフルダウンロードされていて便利だと思います。PS3では10:00や12:00の配信が多かったイメージ。

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