2017年4月4日に北米Storeでリリースされた『Mortal Blitz』($19.99)。Moveモーションコントローラー2本持ちで遊べるVR専用のガンシューティングです。日本語に完全対応。
基本操作
ガンシューティングですが、操作は一癖あります。「銃」と「素手」を切り替えるのが1つのポイント。
〇×△□のどれかを押すと「銃」と「素手」の切り替え。どのボタンが何に対応しているとかはなく、どのボタンを押しても「銃」と「素手」の切り替え。
銃装備時は、トリガーで銃撃、Moveボタンでリロード。銃撃はトリガー押しっぱなしで自動連射ですので指は痛くなりません。弾切れすると自動リロード、手動よりも少し遅いかと思います。
素手の時は、トリガーで物をつかむ。グロッキー状態の敵を浮かせたり、新たな銃を拾ったり、グレネードを拾って投げたり、敵が投げてきたグレネードを投げ返したりできる。箱や椅子などのオブジェクトをつかむことも可能で、それをシールドとして使える。
銃・素手共通で、移動ポイントを指定しながらMoveボタンを長押しすると移動。戦闘中に移動を強いられることはほぼなくて、基本的には戦闘後に移動します。
ライフゲージは手首に緑色で表示されています。
上記はMoveモーションコントローラーでの操作。一応、デュアルショック4の操作にも対応しているようです。
リアルなカバーアクション
このゲームの特徴は物陰に隠れるカバーアクション。カバーボタンなどはなく、プレイヤー自身が動いて物陰に隠れる。この物陰に隠れながらの銃撃戦は「すげー!」っと思いました。ガンシューティングの新たな世界が開けたという感じ。プレイヤーが動くので、少しだけ広いスペースが必要。
基本的にプレイヤー位置は固定なので、その周りにわかりやすい遮蔽物が用意されています。
画面右の物陰に隠れながら上半身を左に動かして銃撃。
85点の精度
ガンシューティングで重要な銃の精度。正面は概ね問題なしで、気持ち良く狙い撃てました。横向きになると、ゲーム内の手がおかしな動きをした。これは『Lethal VR』の時も同じでしたが、横向き時は正確に認識しにくいようです。9割方は正面を向いて銃撃戦をするゲームですので、精度にストレスを覚えるところはありませんでした。カバーアクションで大袈裟に動くと、これも少し認識がズレるような感覚があった。大袈裟に動かなければ問題ないですし、カメラの位置でも調整できそうです。
精度は十分合格点。
敵の弱点もちゃんと狙い撃てる。
最高!……だったけど未完
テキストだけでなく音声も日本語対応。ちょっと棒読み気味で、素人の人が引っ張り出された感じです。
元々、Moveのガンシューティングが好きですし、このゲームは銃の精度も問題ないので楽しめた。VRを生かしたカバーアクションも素晴らしく、ガンシューティング1.5くらいの新しい体験も良かった。
しかし、ゲーム開始から50分未満で「エピソード1ミッションをすべてクリアしました。すでにクリアしたミッションを他の難易度で新たに挑戦できます。今後も追加ミッションおよびその他様々なコンテンツがアップデートされる予定ですので、どうぞご期待ください」との表示。
さすがにボリューム不足ですね。チュートリアル以外で5ミッション。ストーリー的にも盛り上がるところがなく、突然終わった感じ。エキスパート難易度や各ミッションのスコアアタックという遊びはできますけど、物足りなさが残る。
通常ミッション以外にはトレーニングモードがあります。制限時間内に2種類の球を全て破壊するという遊び。フレンドリーターゲットの存在もあり、撃つと制限時間がマイナス1秒。
シンプルな遊びですが、銃の精度が良いので狙い撃つ面白さを味わえる。精度の悪さでフレンドリーターゲットを撃ってしまったということはなかったです。10ステージクリアごとにカスタマイズアイテムがアンロックされるという特典があります。
28ステージまでは問題なくクリアできましたが、29からは難しくなりました。
難易度はデフォルトがイージーで「リトライ3回/敵の体力が普通」、その上がエキスパートで「リトライ2回/敵の体力が高い」、一番上がナイトメア。リトライは便利で、死んだその場ですぐ復活。イージーであれば、ほとんどの人が初見で5ミッションクリア可能かと思います。高難易度ゲームではありません。
敵の種類は5種類くらいで、ボスバトルはなし。同じ敵と何度も戦うことは問題ではなかったです。基本の銃撃&カバーが面白いので、同じ敵と何度でもいつまでも戦っていたいくらいでした。でも最後に1つくらいはボスバトルが欲しかったです。
「このゲーム面白いぞ」と思っていたところで突然打ち切られた感じでした。「今後も追加ミッションおよびその他様々なコンテンツがアップデートされる予定ですので、どうぞご期待ください」とのことですので、今後に期待。
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