北米Storeで2017年3月28日にリリースされた『Snake Pass』($19.99)。ヘビを操作してキーストーンを集めてゴールを目指すゲームです。ヘビが苦手な人は見ないほうが良いです。ロード時間も測定しました。
ヘビの操作が面白い
このゲームの特徴は独特なヘビの操作。
R2で前進、左スティックで左右への移動。×ボタンで登る。これが基本となる操作。
地面を進む時も竹を登る時も、真っすぐ進もうとすると推進力が落ちる。ヘビらしく左右にクネクネしながら進む必要があります。
竹を登っていく操作が面白くて、左スティックを上手く操作してウネウネと巻きついて登る。勢いで一気に登るのは難しいので、L2のグラブを使ってしがみついてから次の動きを考える。
トレーラーを見た時はヘビの操作が難しそうに見えましたが、やってみると意外と直感的に操作できて、スムーズに竹を登れると気持ちいい。操作していて面白いゲームです。頭で細かく考えるより直感的に馴染ませるイメージで、自分がヘビになっていくような感覚が面白い。
段差を登る時に尻尾が重くて止まってしまう時は、△ボタンを押して相棒の鳥に引き上げてもらう。
3つのキーストーンを集めてゴールを目指す
ゲームのルールはシンプル。ステージ制になっており、3つのキーストーンを集めてゴールに向かうとステージクリア。最終ステージまで同じルール。
ステージのクリア条件ではないですが、キーストーン以外に2つの収集物があります。
1つめのが青いバブル。各ステージに20個配置されています。
もう1つが金のコイン。こちらはステージに5枚配置されています。
青いバブルも金のコインもステージクリアに関係ないですし、ヘビが強化されるわけでもないですが、スーパーマリオブラザーズでいうコインみたいなもので、王道を行く収集アイテムです。
スイッチを操作したり、岩を転がしたり、ちょっとしたパズル的要素もある。基本的にはヘビのアクションを駆使して進むゲームですが「どうやって進むか?」というところは頭を使う。特に後半はパズル的な要素も濃く感じる。進み方をイメージして、イメージ通りにアクションを上手くこなすことも必要。
戦闘要素はないですが落下死や溶岩・針山での死はあります。ステージ中にチェックポイントがあり、死ぬとそこから再スタート。これも王道を行くゲームデザイン。難所の手前にはチェックポイントが設置してあることが多いですが、チェックポイントから次のチェックポイントまで距離が離れているところもあり、落下死して大幅に戻る可能性もある。難所を越えた後に、チェックポイントに辿り着くまでの緊張感は良いですが、到達に失敗するとガクッとなります。
1周3時間30分+タイムトライアルモード
全15ステージで、1周クリアまで3時間30分でした。死にまくっての3時間30分ですので、スムーズに進めば3時間未満かと思います。後半は高難易度で、同じ場所で何十回も死んでから打開するという具合でした。死にゲーといえるような状態でしたが、ピュアなアクションゲームなので、ある程度の難易度は必要かと思う。リトライにロードは挟まないので快適です。
タイムトライアルモードもありますので、アクションゲームとしてテクニックを追及するという遊びはできます。クリア後の遊びはタイムトライアルモードか収集物のコンプリートですね。
クリア特典としてSNAKE EYEというスキルが得られました。鷹の目のパロディみたいな機能で、金のコインの場所がわかります。
ロード時間を比較
DigitalFoundryがSnake Pass: Switch vs PS4 Comparison + Frame-Rate Testという動画をアップしてSwitch版とPS4版のフレームレートを比較しており、動画の後半でロード時間も比較していました。Switch版とはロード時間を比較する機会があまりないので、興味深いところでした。
測定されていたのはStage 6.Lazy Lagoonsでのロード画面が表示されている時間。
- Switch – 13秒06
- PS4+HDD – 15秒18
PS4 Pro+外付けHDDで測ってみました。今回は手動測定ではなく、動画編集ソフトを使って1フレーム単位でロード画面の部分だけを正確に切り出しました。
- PS4 Pro+外付けHDD – 7秒01 ※通常ゲームからの流れで測定
- PS4 Pro+外付けHDD – 5秒54 ※△QUIT→CONTINUEから再測定
内蔵SSDで比較するつもりでやっていましたが、後になってダウンロード先が外付けHDDになっていると気付きました。手動測定してみた感じですと内蔵SSDでもあまり変わらなかったので、そのまま外付けHDDでの測定結果を使っています。
使用している外付けHDD『BUFFALO HD-LC4.0U3-BKF』はPS4 Proで安定動作しています。

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PS4のHDDとSSDで比較するような場合は、まったく同じゲームで比較できますが、PS4版とSwitch版ではゲームの容量自体が少し違うと思いますので、単純にストレージの転送速度の差でもないでしょう。ゲームの容量は3.5GBですので少ないです。
ヘビの操作感が好きかどうか
このゲームが合う・合わないはヘビの操作感が好きかどうか。私はとても気に入って、まずヘビを動かしていて面白い・動かしたいという気持ちが強い。そのためにステージがある。ステージのギミックがどうこうよりも、基本操作の面白さに魅力を感じていました。ですので、例えばオープンワールドを動き回るようなゲームであっても良いです。
後半はヘビーな難易度で、クリアした今は達成感がありますが、フラストレーションが溜まるところもあり、ヘビを操作する面白さが削がれると感じるところもありました。そこまで激ムズってわけではないので良いですけどね。リトライも早いので20回くらい連続失敗しても、たいして時間はかからない。
よくできたゲームで面白いですが、$19.99は少しだけ高い設定かと思う。ボリュームと、そのボリュームの中での遊びの幅は狭いです。
どんな操作なのかと興味を持ってプレイしたら意外にもハマってしまった。

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