SIEがHousemarqueを買収したと発表がありましたので、改めてPlayStation StudioのPS5向けタイトルの発売状況をまとめました。
発売済
- Team asobi
2020年11月12日 アストロプレイルーム - Bluepoint Games
2020年11月12日 デモンズソウル - インソムニアックゲームズ
2020年11月12日 Marvel’s Spider-Man: Miles Morales - スモウ・デジタル、XDEV
2020年11月12日 リビッツ! ビッグ・アドベンチャー - Lucid
2021年4月6日 デストラクション・オールスターズ - サンディエゴスタジオ
2021年4月16日 MLB The Show 21 - Housemarque
2021年4月30日 リターナル - インソムニアックゲームズ
2021年6月11日 ラチェット&クランク パラレル・トラブル
PS5が発売してから丁度7ヶ月でSIEは8タイトルをリリースしています。
この中で、Bluepoint Games、スモウ・デジタル、Lucid、Housemarqueは外部スタジオだったのですが、本日、HousemarqueをSIEが買収して傘下に加えたと発表がありました。さらに公式のミスと思われますが、Bluepoint Gamesのロゴもツイートしてしまい、こちらの買収もほぼ確実なのかなと思います。
『デモンズソウル』と『リターナル』は評価が高く、一流の出来でした。これに関わった2社が傘下に加わり、やや物足りない評価だった『リビッツ! ビッグ・アドベンチャー』と『デストラクション・オールスターズ』のデベロッパーは買収しないというのは、厳しく結果を見極めて買収している感じです。
Bluepoint GamesとHousemarqueはPS4時代からの実績も大きいですしね。インソムニアックゲームズもそうでしたが、長く付き合ってから傘下に加える印象。
発売予定
- コジマプロダクション
不明 デス・ストランディング ディレクターズカット - サッカーパンチ
不明 ゴースト オブ ツシマ ディレクターズカット - GUELLIRRA
不明 Horizon Forbidden West - サンタモニカスタジオ
2022年 ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク - ポリフォニー・デジタル
2022年 グランツーリスモ7
コジマプロダクションは外部スタジオです。6月11日に『デス・ストランディング ディレクターズカット』が発表されて「近日公開」となっていました。
『ゴースト オブ ツシマ ディレクターズカット』は公式発表されていませんがリークではなく、ESRB(レーティング機関)に登録されています。
Ghost of Tsushima: Director’s Cut – ESRB
未定
- ベンドスタジオ
2019年4月26日 Days Gone - ロンドンスタジオ
2019年5月30日 ライアン・マークス リベンジミッション - Pixelopus
2019年10月10日 アッシュと魔法の筆 - メディアモレキュール
2020年2月14日 Dreams Universe - ノーティードッグ
2020年6月19日 ザ・ラスト・オブ・アス パート2 - Haven Entertainment Studios Inc
Jade Raymondがモントリオールに設立したスタジオ。プレイステーション向け新規オリジナルIPを開発中。 - Firewalk Studios
Bungieのスタジオヘッド兼CEOだったHarold Ryanが2016年にProbablyMonstersを設立。その内部スタジオとして2018年にFirewalk Studiosが設立。SIEと独占的な契約をして新作マルチプレイヤーゲームを開発中。
Haven Entertainment Studios IncとFirewalk Studiosは外部スタジオですが、プレイステーション向けの新規IPを開発中。
改めて調べてみると、コンスタントにソフトがリリースされているのがわかります。動きが未定の中で、最も間が空いているのは、2019年4月26日に『Days Gone』を発売したベンドスタジオですからね。
25タイトル以上を開発中
SIEワールドワイド・スタジオ統括責任者のハーマン・ハルスト氏によると、PS5向けに25以上のタイトルを開発中で、そのうちの約半数が完全な新規IPとのこと。※2021年5月12日時点
「様々な地域から、信じられないほど多くのバラエティに富んだ作品が生まれています。”大規模なものから小規模なものまで、さまざまなジャンルがあります。」とも言っています。
The PlayStation 5 Is Starting to Look Like the Revolution It Promised – WIRED
『リターナル』以降のタイトルは『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』『デス・ストランディング ディレクターズカット』『ゴースト オブ ツシマ ディレクターズカット』『Horizon Forbidden West』『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』『グランツーリスモ7』の6本しか判明していません。19本以上の未発表タイトルがあることになる。
日本色は薄まった
つい最近、JAPANスタジオのロゴが消えたことがTwitterで話題になっていましたが、日本色が薄いのは残念ではあります。ポリフォニー・デジタルくらいですね。
Team asobiは東京が拠点ですが、Twitterも英語がメインで部分的に日本語翻訳も入れているという程度ですし、日本のコミュニティと積極的に関わるような姿勢も感じません。日本にあるけど海外のスタジオという距離感がある。
今後、買収するなら日本のスタジオが欲しいところです。
買収の発表や『ゴースト オブ ツシマ ディレクターズカット』のレーティング機関登録など動きがあり、Summer Game Fest 2021の期間中(6/11~8月)にSIEの発表イベントがある期待も高まりました。そもそも「近日公開」とされていた『デス・ストランディング ディレクターズカット』の続報もないですし、カプコンの発表会で詳細が出されなかった『バイオハザード ヴィレッジ』のDLCも発表の場が用意されるはず。
2016年からE3に不参加となっているEAは7月22日にEA Play Liveを開催します。もしかしたらSIEも同時期に何かやるかもしれない。E3を抜けたのに同時期に発表イベントをやるのもやや滑稽ですし、7月中旬~下旬が新たな発表の時期になるかも。ホリデーシーズン向けの発表としては、7~8月のほうが鮮度が落ちなくて良いと思うし、なるべく間延びさせないというのは重視しているはず。
コメント
眉唾物ですが、アークシステムワークスを買収するって噂があるらしいです
https://www.ruetir.com/2021/06/26/rumor-sony-wants-to-buy-arc-system-works-guilty-gear-and-blazblue-studio-levelup/
デモンズソウルはともかくリターナルは評価高くないでしょう。
リターナルは評価高くないの?
発売直後は、今年のGOTY候補だと言われるほど評価されてた気がするんですが
確かにプレイ中に落ちるのはがっかりでしたが、それが評価を下げる理由にはならないと思うんだけどな