スケボーアクションの気持ち良さが増したPS5版『トニー・ホーク プロ・スケーター1+2』

ゲームの概要・感想

2021年3月26日(金)にリリースされたPS5版『トニー・ホーク プロ・スケーター1+2』(6,490円)の概要。

ハプティックフィードバックとアダプティブトリガー

  • ジャンプや着地の衝撃と音
  • マニュアル/バランスでの振動
  • リバート/スイッチ時のR2の抵抗と振動
  • タクシー等の振動

繊細な振動表現で「スケボーに乗ってる感」が増して良いです。
特に着地の振動と音が心地良くて、トリック成功の気持ち良さが増す。トリックが成功した時の気持ち良さは、このゲームにおいて非常に重要な部分ですから、ハプティックフィードバックの魅力が生きている。

リバート/スイッチ時のR2の抵抗と振動もスケボーの接地感がある。

ゲームにおいてキャラクターを動かす気持ち良さとか、アクションの爽快さは重要です。PS5はハプティックフィードバックとアダプティブトリガーによって、この効果をアップさせています。『トニー・ホーク プロ・スケーター1+2』でも、その効果が感じられました。

ロード

THPS 1: クルーツアーの最初のレベルをロードする時間。

  • PS5版: 4.13秒
  • PS4版: 6.50秒

ロード速度は、やや物足りない。4.13秒の待ち時間は問題ないですけど、さほど読み込む量も多くなさそうなゲームにしては長く感じます。

PS5の後方互換機能で起動するPS4版と大きな差はありません。PS4(HDD)やPS4 Pro(HDD)で起動するPS4版よりは、かなり早いはず。

あくまでPS5の高速ロードを生かしきれていないと感じるという話で、ロード時間は全ての場面において5秒未満という印象ですから、快適ではあります。トライアル&エラーのゲームですから、非常に有難味を感じる。

アクティビティカード

ホーム画面のアクティビティカードから、各モードをダイレクトに起動できます。

  • 通常
    1.ゲーム起動
    2.メーカーロゴ
    3.オートセーブ注意
    4.タイトル画面で×
    5.「スケートツアー」を選択
    6.「TONY HAWK’S PRO SKATER」を選択
    7.レベルセレクト画面
  • ダイレクト起動
    1.アクティビティカード「THPS 1: クルーツアー」を選択
    2.レベルセレクト画面

これぞアクティビティカードの魅力。メーカーロゴやタイトルメニューをすっ飛ばして、プレイしたいモードに飛ぶ。ホーム画面からワンボタンという手軽さ。

サイズ

  • PS5版: 23.41GB
  • PS4版: 27.35GB

PS5版のほうが小サイズというのは、もはや当たり前という認識。

4K60fps

ネイティブ4K60fpsと1080p120fpsに対応。
リメイクされてグラフィックは一新されているはずですが、古さを感じます。PS4基準で見ても、やや物足りない印象。

初心者向け攻略

フリップトリック(グラブトリック)→マニュアル+グラインドのコンボをマスターし、スペシャルトリックも加えれば、1回のコンボで15万点以上を稼ぐことも可能です。

マニュアルでコンボを繋げる

マニュアル(↑↓)もしくはノーズマニュアル(↓↑)の習得は絶対に必要です。ウイリー状態で走行する技。

まずオーリー(×長押し→離す)でジャンプして、空中でフリップトリック(+左スティック)かグラブトリック(+左スティック)を決めて、着地前に↑↓を入力すると着地と同時にマニュアルが発動してコンボ継続。

マニュアルでバランスをとりながら、再びオーリー(×長押し→離す)でジャンプして、空中でフリップトリック(+左スティック)かグラブトリック(+左スティック)を決めて、着地前に↑↓を入力してマニュアル。

この繰り返しだけで10コンボ到達も可能。

    1. オーリー(×) → Kickflip(←)
    2. 着地でマニュアル(↑↓) → オーリー(×)
    3. Heelflip()
    4. 着地でマニュアル(↑↓) → オーリー(×)
    5. Kickflip()
    6. 着地でマニュアル(↑↓) → オーリー(×)
    7. Heelflip()
    8. 着地でマニュアル(↑↓) → オーリー(×)
    9. Kickflip()
    10. 着地でマニュアル(↑↓) → オーリー(×)
トニー・ホーク プロ・スケーター1+2 最初に習得したい10コンボ

最初はワチャワチャして上手く入力できないですけど、繰り返し練習して体に感覚を覚えさせる。

フリップトリック(グラブトリック)とマニュアルでコンボが継続できるようになったら、グラインドも加えましょう。
グラインドは、オーリー(×長押し→離す)でジャンプしてからレールの上でを押して滑る技。
グラインドからオーリー→フリップトリック(グラブトリック)→着地でマニュアルでコンボ継続。

スペシャルトリック

メニュー画面の「スケーター」→「トリック」で、マニュアル系とグラインド系のスペシャルトリックをセットしておくと良いです。

スペシャルトリックを選択する画面でL3を押して「マニュアル」か「グラインド」を選択すれば、それぞれのスペシャルトリックが表示されます。

アーケードスタイルのゲームとして良作

メタスコアは7件のみですが、89点という高い評価。

コンボが繋げられるようになってくると、スコアアタックがめちゃくちゃ熱い。例え10コンボ継続中でもコケたら0点なので、コンボ終了してスコア獲得するか、さらにデカいスコアを狙うか、ギリギリの緊張感とスピード感の中でアドレナリンがドパドパ出るような熱さ。想像以上のスコアが出た時の快感を知ると病みつきになる。

しかしながら、現代のゲーマーには合いにくい気もする。各ステージ2分という制限時間の中で、収集物を集めつつハイスコアを目指すゲーム。キャラクターの成長やプレイヤーレベルの上昇やファッションアイテムの購入など、家庭用ゲームらしい部分もありますが、コアとなる部分はゲーセンのゲームっぽい印象。近年、こういうゲームがウケて大ヒットを飛ばすケースはあまりないと思う。ゲームデザインの古さは感じます。

マップを覚え、収集物を探して回収し、ハイスコアを目指す。これらを2分ずつのトライアル&エラーで煮詰めていく。
個人的には、ハイスコアを目指すのはめちゃくちゃ熱い。ただ、新しいステージで収集物を探して回収するのはダルいと思った。スケボーアクションの操作性は素晴らしいから良いけど、制限時間2分での収集物探しは面白く機能していない気がします。

スケボーのゲームは多くないので、新鮮さがあって良いです。このスケボーアクションで、違うゲームデザインの新作が出たら絶対買いたいですね。

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