2020年9月9日に配信された『アウター・ワールド』のDLC第一弾『ゴルゴンに迫る危機』(1,650円)をクリアしました。
9つのメインミッションと4つのサイドミッション
『ゴルゴンに迫る危機』は9つのメインミッションと4つのサイドミッションで構成されていて、のんびり気味に進行して5~6時間程度で完了できました。新ロケーションやユニークな武器・防具もあり、レベルキャップも30→33に上昇、1,650円のDLCとしては大満足の内容。
ストーリー
ウィルヘルミーナ・アンブローズ(ミニー)という人物から、ゴルゴンで母親の日記を回収してほしいという依頼を受けて物語が始まる。
母親は過去にゴルゴンでアドレナ・タイムの研究をしており、その研究がどういう結末になったのか、母親の消息はどうなったのか、ウィルヘルミーナ・アンブローズ(ミニー)の真意は何か、などの謎が絡む。
本編同様に各NPCのテキストがめちゃくちゃ多くて、世界設定の作り込みの深さを感じる。だけど、メインストーリー自体はシンプルでわかりやすい。
ゲームプレイ
ゲームプレイの感覚は本編と同じで、素直な拡張DLCという感じ。
本編同様にメインミッションやサイドミッションには選択やちょっとした分岐があり、プレイヤーが物語に干渉する面白さがある。
新エリアのゴルゴンは広いとは言えないですけど、探索する面白さは十分ありました。メインミッションに関係ない建物も多くて、のんびり探索してガラクタを集めているだけでも楽しい。
目新しい要素はないですが、約1年前に発売されたゲームを久しぶりにプレイするので、新鮮に感じました。けっこう重要なポイントで、このDLCを本編クリア後にすぐプレイしても冗長に感じた可能性がある。約1年という間隔を開ける事で、フレッシュな面白さを再提供できるメリットを感じた。改めて「アウター・ワールド面白ぇなぁ」と思えた。
トロフィー
DLCのトロフィー難易度は高くないですが、ストーリーの分岐に影響するトロフィーが多いので、セーブデータを残しておいて分岐を回収する必要がある。
残しておくセーブデータは2つで、メインミッション8.指令のお役所仕事が開始したタイミングと、その後のメインミッション9.アンブローズの交錯が開始したタイミング。念のためDLCが開始したタイミングのも残しておけば万全。
トロフィー設定としては、あまり良くないとも思う。プレイヤーが自由に選択できるゲームにおいて、それに対する報酬としてのトロフィーがあると、選択が作業にもなりかねない。セーブデータを残しておかなければならないという攻略情報を知らないと、トロフィー回収不可になってしまうのも残念なポイント。このゲームは短時間で全回収できるので、セーブデータさえ残していれば問題ないですけどね。
ラッキーの死体(ラッキー・モントヤの死体を見つける)
ゴルゴンの南東、略奪者の拠点に死体があります。上記地図参照。
郵便配達人(日記をルシアンに届ける)
メインミッション8.指令のお役所仕事が開始したら、アンブローズ邸に行ってウィルヘルミーナ・アンブローズ(ミニー)を殺す。
船に戻ってゴルゴンに向かう途中、ルシアン・バンクロフトから通信が入ります。
そのままメインミッション8.指令のお役所仕事を進行して、日記を入手する。
船に戻って通信をするとメインミッション9.アンブローズの交錯が発生。
ゴルゴン 合成製造センターのリアクター室で、合成装置の電力を復旧する。
承認プロトコル(リアクターを起動)
船に戻り、ルシアン・バンクロフトと通信。
テラ2 ビザンチウムの指定された場所に日記を届け、すぐ近くにいるサイモン・レントウに話しかける。
聞き上手(携帯メッセージを20個見つける)
速達P.E.T.特典(速達、P.E.T.、従業員特典を獲得)
- 特別配達
略奪者の拠点にいる敵、会計課のチャールズが所持している武器。 - P.E.T.
ゴルゴン廃墟から東に位置する隠れ家でサイドクエスト「死者同士の会話」を受注。
4つの手がかりを集めて端末に戻り、クイズに全問正解する。
Q1.オリンポス騎士長の……
Q2.アルファ王の実母の頭蓋骨
Q3.卑劣なマインドコントロール・レイで……
Q4.天からの稲妻を利用して
隠れ家の中で入手。 - 従業員特典
オリンポス 軌道製薬ステーションにいるジャスパー・ロウが所持しています。
久しぶりにプレイする拡張DLCの魅力
最近は、次世代機発売時に時間を作るための準備だったり、引っ越しの準備だったりで、がっつりプレイするゲームに手が出せていない状況です。そんな中、『アウター・ワールド ゴルゴンに迫る危機』は丁度良いサイズで遊びやすいゲームでした。
2021年前半にはDLC第二弾となる『エリダノス殺人事件』の配信も決定しています。今回の『ゴルゴンに迫る危機』は、配信日にスルーしていて「もういいかなぁ」と思っていたのですが、なんとなく手を出してみたら面白くてハマり、『エリダノス殺人事件』も絶対購入するというテンションになりました。
2020年10月23日にSteam版が配信されることもあり、まだまだ活発なIPなのかなと思います。
でも拡張DLCの未来は明るくないかもしれない。トロフィーの獲得率から推測すると、拡張DLCは約2%の人しか購入していないみたいなんですよね。他のゲームでもそうですが、拡張DLCは購入率が少ないようです(モンスターハンター:ワールドは凄いけど)。個人的には大好きなシステムなんですけど、今後は廃れていきそうかなとも思っています。それとも、これぐらいの購入率でも大丈夫なものなのか。『仁王2』の拡張DLCも良いものでしたし、今後も続いてほしいです。
「面白くて遊びつくしたゲームが拡張される嬉しさ」「久しぶりにプレイして改めて感じる面白さ」「低価格」が拡張DLCの魅力。
次世代はロード待ちが5秒未満になりますように
気持ちが次世代機に行きかけている中、ロード待ちがないゲーム世界への渇望が強くなっているのを感じます。このゲームをプレイしていても、乗船下船のロード待ちや、建物への出入りでのロード待ちで、「せめてロード待ちが5秒未満ならどんなに素晴らしいか」と思ってしまいます。
エリア切替で10~30秒程度(PS4 Pro+SSD)ですので、そこまで長時間のロード待ちがあるゲームではありませんが、今まで当たり前に受け入れてきたロード待ちというものが、超高速ロードを提示された途端、急に煩わしくて重いものに感じてきています。
まだ次世代ゲーム機の超高速ロードがどの程度のものかはわかりませんが、瞬時とまではいかなくても、安定して5秒未満になれば素晴らしい。次世代機で一番期待している部分なので、素直に期待します。
『エリダノス殺人事件』はPS5の後方互換機能でプレイすることになると思いますが、まだ後方互換機能での具体的なロード短縮効果は見えていませんので、早くそこも見たい。あくまでレガシーモードでの動作だから、そこまで速くならないかもしれないし、そもそもPS4もProも本来はHDDですから、HDDからSSDに置き換えた程度の高速化かもしれない。後方互換(レガシーモード)での高速化に関しては、あまり期待できない気持ちでもありますが、なんにしても気になるところ。