幻想水滸伝のスタッフによる精神的続編『百英雄伝』のキックスターターが開始

クラウドファンディング

7月25日に発表されていた『幻想水滸伝』の元スタッフらが開発する新作RPG『百英雄伝』。そのクラウドファンディングが開始されました。
Eiyuden Chronicle: Hundred Heroes – Kickstarter

百英雄伝とは

『幻想水滸伝』シリーズの精神的続編として見られる新作RPG。
キーメンバーは村山吉隆氏、河野純子氏、小牟田修氏、村上純一氏の4人。

  • 村山吉隆
    『幻想水滸伝』『幻想水滸伝II』『幻想水滸伝III』でディレクション・シナリオ。
  • 河野純子
    『幻想水滸伝』でキャラクターデザイン。『幻想水滸伝IV』『幻想水滸伝V』でプロデューサー。
  • 小牟田修
    『幻想水滸伝ティアクライス』でディレクション。
  • 村上純一
    『幻想水滸伝』シリーズでの活動はなし。『百英雄伝』ではアートディレクションを担当。

発表時のコメントは「PlayStation時代に輝いたJRPGに捧げる、讃歌となるタイトルです。JRPGならではの冒険要素、高解像度の2.5Dグラフィックス、ドットで表現される生き生きとしたキャラクター、戦争下の物語と群像劇、主人公の冒険に加わる個性豊かな100人のヒーローたち、そして自軍を強化するための城塞建築システムなど、本作はまさにクラシックRPGの現代版と呼べるものになっています。」とのこと。

ドット絵で2.5Dという『オクトパス トラベラー』を彷彿とさせるようなビジュアルでもあります。

発売日は2022年10月を予定しています。

リワード

10,000円以内のリワードのみ抜粋。これ以外に10,000~750,000円まで35種類のリワードがあります。

  • 4,000円以上
    ダウンロード版ゲームx1
    スタッフロールに名前を掲載
    公式Discordサーバー上での専用の称号
  • 6,000円以上
    パッケージ版ゲームx1
    ベータアクセス(PC)
    スタッフロールに名前を掲載
    公式Discordサーバー上での専用の称号
  • 7,500円以上 ダウンデジタル
    ダウンロード版ゲームx2
    スタッフロールに名前を掲載
    公式Discordサーバー上での専用の称号
  • 7,500円以上 名誉の印
    ダウンロード版ゲームx1
    イラスト入り缶バッジ
    スタッフロールに名前を掲載
    公式Discordサーバー上での専用の称号
  • 9,400円以上
    ダウンロード版ゲームx1
    パッケージ版ゲームx1
    ベータアクセス(PC)
    スタッフロールに名前を掲載
    公式Discordサーバー上での専用の称号

4,000円でダウンロード版ゲーム、6,000円でパッケージ版ゲームが得られるという具合。

注目すべきは「すべてのバッカーの皆様のお名前が、その栄えあるスタッフロール内で掲載されます。」という点。過去のゲームのクラウドファンディングだと、スタッフロール掲載は安いリワードには含まれないケースが多かった印象です。最低4,000円で自分の名前をスタッフロールに残せるのは嬉しいですね。ゲームはバッカーになっていなくても後から買えますが、スタッフロールへの名前掲載はバッカーだけの特典。スタッフロールで自分の名前をスクリーンショットにおさめる喜びは特別なものでしょう。

キックスターターでの入金はクレジットカードを使用しますが、クレジットカードを所持していないor所持しているクレジットカードが対応していない場合、プリペイドカードのVプリカで入金できるようです。
Vプリカ
Vプリカ キックスターター – Twitter

ストレッチゴール

  • $500,000 (5,250万円)
    The Journey Begins Min. Goal Reached
    PC版でのプロジェクト進行
  • $750,000 (7,875万円)
    A Good Place to Live (Fortress Town Mode)
    城塞都市の成長とカスタマイズができるモード
  • 1 Mill. (1億500万円)
    A War on Many Fronts (Consoles Unlocked)
    ゲーム機でのプロジェクト進行
  • 1.25 Mill. (1億3125万円)
    Culinary Skills Abound (Cooking mini-game)
    料理のミニゲーム
  • 1.5 Mill. (1億5750万円)
    Another Chance (New Game Plus)
    New Game+

開始から9時間でプレッジ額が1億2600万円を超えていますので、残り31日で1億5750万円のNew Game+を超えることは確実でしょう。

他のゲームでもそうですが、クラウドファンディングで集まったお金だけでゲームを開発するわけではありません。ここでは「潜在的なパブリッシャー」と表記されていますが、契約の見込みがあるパブリッシャーからの資金もあるでしょう。クラウドファンディングでの勢いを示すことで、良い条件で契約できるようになるかと思います。

ちなみに『シェンムーIII』は$6,333,295(6億6500万円)、『Bloodstained: Ritual of the Night』は$5,545,992(5億8200万円)でした。

スムーズに行かないクラウドファンディングの問題

これまでクラウドファンディング→PS4で発売された有名どころのゲームは、

  • Mighty No. 9
  • シェンムーIII
  • Bloodstained: Ritual of the Night

私は『シェンムーIII』と『Bloodstained: Ritual of the Night』に参加していました。今は『R-Type Final 2』に参加しています。

いずれもスムーズには行きませんでした。発売日が遅れる、DLコードの配布が遅れる、予定されていないプラットフォームで配信される、予定されていたサービスがキャンセルされる、完成したゲームの評価が低い、関係者の発言で炎上などがあります。
この中で「成功した」と言えるのは『Bloodstained: Ritual of the Night』です。トラブルはあり、発売予定日から大幅に遅れ、WiiUとVITAが中止になってSwitchが追加、ローグライクダンジョンモードが中止、販売店リリースの後にバッカーにゲームが届くなど。しかしながら$5,545,992(5億8200万円)を集め、セールスも100万本を突破、PS4版のメタスコアが83点でユーザースコアが8.4点という高評価でした。

『百英雄伝』はこの件にも触れており、

  • 当初の発売予定日から何年も先の発売を余儀なくされるような、計画性に欠けたストレッチゴール
    →私たちは利用可能なリソースに基づいて、すべてのストレッチゴールを慎重に計画し、開発のニーズを満たすために100人以上の追加メンバーにまで拡大することができます。
  • 手っ取り早く資金調達をするための独占リリース契約
    →私たちは、すべての潜在的なパブリッシャーに、支援者から主要なプラットフォームを遮断するような独占契約を締結しないことの確認を取りました。
  • プラットフォームが多すぎる
    →現在、Xbox One、Xbox Series X、PlayStation 4、PlayStation 5、そして任天堂の次世代コンソールを提案中です。
    低スペックのハードがキャンペーンに記載されている場合、それは常にあまりにも高価で、しばしばテクスチャのダウングレード、大量のコードの書き換えを必要とし、事実上、2つのゲームを作ることを意味しています。
  • 販売店リリースの後にバッカーにゲームが届く
    →これは私たちの目から見て許せない行為です。私たちは、バッカーが最初にゲームをプレイする利点を持っていることを確実にしたいのです。

過去のクラウドファンディングを使ったゲームに関して、かなり研究しているようです。もちろん、宣言したことを達成できるかはやってみないとわかりませんが、こういった過去の問題から目を逸らしていないことがわかります。

次世代機への挑戦

私がこのクラウドファンディングに参加しようと思ったのは、対象プラットフォームにPS5があったからです。ゲームの発売予定日が2022年10月ですので、その頃には次世代機がメインになっているでしょうから意外でもないんですけど、プロジェクトの詳細が発表される前は、おそらくスマホアプリだろうなと思っていましたので、まさかのPS5向けゲームという驚きと喜びがありました。

もう1つ驚きは、Switchではなく「任天堂の次世代コンソールを提案中」という点。まだ存在が確認されていないハードです。

ドット絵の2.5Dというスタイルにも注目しています。『オクトパス トラベラー』は好評でしたし、昔のJRPGがこのスタイルで復活する流れも生まれるかもしれない。

1つ前の記事で「前も書きましたが頑張ってほしいのは日本勢。PS2まではSCEの国産ゲームが多かったですが、PS3から弱くなっていきました。」と書いておりましたが、クリエイターが独立して、クラウドファンディングで精神的続編を提案する流れは今後も重要だと思います。それに対してユーザーが乗っかるかどうか、濁さず言えば今すぐ金を出せるかどうか。『百英雄伝』は良い反応を得られていますね。『百英雄伝』に勢いがあれば、コナミも『幻想水滸伝』を検討するかもしれない。


Eiyuden Chronicle: Hundred Heroes – Kickstarter

『R-Type Final 2』と『百英雄伝』、経過を追いつつ気長に待ちたい。

コメント

  1. もずく より:

    クラファンに参加した事ない者です。
    マルチプラットフォームで開発された場合にクラファン参加者のリターンで送られてくるパケ版、またはDL版のソフトはどのプラットフォームのものになるのでしょう?
    お好きなプラットフォームのものを選択制?まさか全部いただけたりは…しませんよね?
    PCではゲームしない派なのでコンシューマのソフトがいただけるなら今回は思い切って参加しようと思っています。

    • Hamasukei Hamasukei より:

      プラットフォームは選択制になります。
      選択できるようになったら連絡が来て、指定日までに指定サイトで選択するという具合です。
      https://ps4pro.jp/entry/2018/05/24/130000

      リワードの中で、ダウンロード版x2になっているリワードは、プラットフォームを2つ選択できるようです。

      • もずく より:

        迅速な返信ありがとうございます。
        やはり選択制なのですね。それなら安心して参加できます。
        ただ…パケ版とDL版両方とサントラCD付きみたいなコースが欲しかったです。
        DL版は後から普通に買う事にしようかな。

  2. 匿名 より:

    コメントがログイン制になった事でトロフィーwikiが完全に機能しなくなったので、トロフィー攻略サイトとしてのPS4ちゃんねるProの躍進をこれまで以上に期待します。

タイトルとURLをコピーしました