『Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ)』が3日間で240万本突破

PS4ニュース

2020年7月17日に発売された『Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ)』が発売3日で240万本を突破し、SIEが発売した新規IPのPS4ソフトとして過去最速とのことです。


クリア後の感想記事で「次の展開を期待したくなる。となると重要なのは売上なんですよね、特にAAA級ゲームは売れなきゃ続けられない」と書いていましたが、絶好調のようで安心しました。

PS4世代ではGuerrillaの『Horizon Zero Dawn』が最高の新規IPかと思っていましたが、『Ghost of Tsushima』もそれに並ぶ勢いですね。売上の新記録だけでなく、metacritic.comのユーザースコアも9.3点(10,538件)という超高評価。
今回の「SIEが発売した新規IPのPS4用ソフトウェアタイトルとして過去最速」という言葉の凄味は「Horizon Zero Dawnにも勝ってる」というところだと思います。
まだDLCや今後の展開についての情報は出ていないですが、この結果を見ると、これで終わりというのは考えにくくなってくる。

すぐに動きはないでしょうけど、PS5でも遊びたいゲームですので、その時にでもDLCがあれば嬉しいです。

ファーストが強いPlayStation

『ゴッド・オブ・ウォー』『アンチャーテッド』『ラスト・オブ・アス』『ラチェット&クランク』『グランツーリスモ』『MLB The Show』らPS3以前からのIPを継続しつつ、『Horizon Zero Dawn』『スパイダーマン』『Astro Bot: Rescue Mission』『Days Gone』『Dreams Universe』『Ghost of Tsushima』らの新規IPも高い評価を受けている。『ブラッドボーン』もジャパンスタジオが関わっていますね。
継続しているIPと新規IPのバランスが素晴らしく、現世代は理想的な展開だったと思います。これだけファーストが安定していればPS5も期待できます。

前も書きましたが頑張ってほしいのは日本勢。PS2まではSCEの国産ゲームが多かったですが、PS3から弱くなっていきました。
今までと条件が違うのは携帯ゲーム機がなくなったこと。PS2世代の途中からPSPが生まれ、PS4世代ではVITAに引き継がれていました。このような状況でPS2~PS4世代前半はソフト開発が携帯機と分散していました。現状、SIEの携帯機に関する動きはありませんので、PS5の世代はSIEが据置ゲーム機に集中できる世代になりそうです。
スマホアプリを制作しているフォワードワークスも赤字が続いており、スマホアプリ事業の難しさがわかった世代でもあると思います。SIE(SCE)のIPは据置機で求められる部分が強いと思いますので、PS5での復権に期待したい。

国内向けゲームは東京ゲームショウ前のイベントで発表される事が多いですから、9月上旬にオンライン発表会でもあれば、何かしら期待できます。もしくは今年の東京ゲームショウはオンラインでの開催になりますので、そこで発表するかもしれない。
今の強いSIEワールドワイドスタジオのタイトルに日本のIPも復活して加われば、PS5は素晴らしいものになりそうです。

PS5の予約解禁を待つ

肝心のPS5の予約開始日、発売日、価格が未定なわけですが、もうそろそろ解禁して良いんじゃないかと思います。8月24日1時からXbox Games Showcaseが開催されましたが、正直なところインパクトが弱かったですし、Geoff Keighley氏がやっている恒例のアンケートでも評価が伸び悩んでいる。


Xbox Series Xは5月8日0時のInside Xboxも評価が低かったですので、ライバル機の動向を見てタイミングを考えるなら、今はPS5が攻勢に出やすいと思う。8月9日にイベントをやるとか噂はありますが、次のイベントで盛り上げて、そのまま予約解禁へと繋げるのが理想か。
XboxOneは6/10、PS4は6/11に価格が発表されており、次世代機の価格発表の遅さは異常事態に感じます。今回は$399を超える可能性は高いですから、ユーザーの購入計画のためにも、これ以上の引き延ばしは悪い影響が出るかと思います。そろそろビシッと決めてほしい。

とりあえず、『Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ)』が絶好調で良かったです。

コメント

  1. ろく より:

    GOTは、むしろテーマが同じであれ別であれ、続編ありきの作品だったんじゃないかなあと思うんですよね・・・

    GOTの現世代グラフィックスとしての物足りなさは、ハードユーザーなら感じていたと思うんです。でもこのハードルを飛び越えるのはPS5ならハードルが非常に低いでしょうし、もっとゴチャついていて複雑な街並みや、NPCが練り歩く様を実装するのもコストと時間の問題でしかないですし。

    だから、今作が売れて良かったなと思います。多くの人が感じる次回作のハードルを飛び越えるのが難しくないというのは、商売的には非常に大きなアドバンテージだと思うんですよね。

    HORIZONのような圧倒的最先端ゲームを大きな軸にして、キャラクター性が強いゲームや、長くヒットさせる仕掛けのあるゲーム、そしてVRゲームや冒険作をバランスよくリリースできる体制が、かなり整備されてきたんだと思います。

    トヨタ自動車みたいな多品種長期戦略構想がきっちりハマっているのは本当に凄い。歴史上、これが実現できた初めてのゲーム会社なんじゃないかなと思います。その土台を支えているのが何と言っても最先端技術のハードウェアなので、きっちり作って盤石の体制を維持してほしい。

    • Hamasukei Hamasukei より:

      PS4に入ってからつまずきがないというか、ハードウェアもソフトウェアも上手く展開し、成長できている印象がありますね。
      マーク・サーニーの存在の大きさはもちろんのこと、CEOのジム・ライアンも初代プレイステーションから関わってきた人物なので、家庭用ゲーム業界のことをわかっている感じです。

      アップル、Google、Amazonらが新しい風を吹かそうとしていますが、今のところ上手くいっている感じはなく、「餅は餅屋」状態でPS4→PS5にアドバンテージがある印象です。

  2. ウユニ より:

    Horizonより新たってのが凄いですね!
    本当にPS4でSIEのソフト育ちすぎてて今後に期待しかないです。

    一方いい加減発売日や価格焦らしすぎですよねぇ。
    Xboxと様子見し過ぎでお互い硬直し過ぎな気がします。
    サードソフトも発売日言えないですし半月以内には決めて欲しいです。

    • Hamasukei Hamasukei より:

      『Horizon Zero Dawn』と『ゴースト・オブ・ツシマ』はPS4世代の大きな収穫ですね。個人的には『Days Gone』も同じくらい好きなんですけど。

      おそらくPS5発売まで4ヶ月を切り、予約開始日を今か今かと待つ状態。次の発表でビシッと決めてほしい。

  3. nana より:

    SCEの国内タイトルが今より多かったのは中小開発会社からの企画持ち込みがあったり、低予算で作れる企画を公募をしていたり、SCEJの企画から中小開発先へ依頼していたからです。
    今はCSで一定以上の完成度のゲームを作れる日本の開発会社がほとんどなくなり、開発費の高騰から持ち込み企画もなかなか動かなくなりました。
    国内の中小開発会社がほぼスマホゲームでしか生き残れない今、国内タイトルを増やすのはかなり難しいと思います。

    • Hamasukei Hamasukei より:

      となると当時にはなくて今できる動きはキックスターターですかね。
      会社を離れたクリエイターが精神的続編を作るという。丁度明日、幻想水滸伝の精神的続編っぽいゲームのキックスターターでの動きがあるようですし、金額次第ではPS5版も開発されるみたいですね。

タイトルとURLをコピーしました