『ファイナルファンタジー7 リメイク』が3日間で販売本数350万本を達成

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スクウェア・エニックスが『ファイナルファンタジー7 リメイク』の販売本数が3日間で350万本を突破したと発表しました。

3日間で350万本

発売日は4/10(金)ですので、4/12(日)までの3日間で350万本を達成した事になります。出足としては好スタートと言える数字です。オーストラリアでは前倒しで発売されたので、実際は発売日前に出回った分もありますね。

 

『ファイナルファンタジー7 リメイク』において販売本数が重要な理由は説明するまでもないですが、あと最低でも2作は続くと思われるからです。打ち切りにならない事はもちろん、かけられるお金も変わってくると思います。『ファイナルファンタジー7 リメイク』が非常に面白かっただけに、これと同等以上のクオリティを次作にも期待しますから、今回の3日間で350万本という数字はひとまず安心できた。FF13やFF15はマルチタイトルでしたが、FF7RはPS4だけですからね。1つのプラットフォームだけで結果が出せるかどうかは不安もあったかと思う。

 

そして客観的な評価の高さ。メタスコア88点(106件)なら2020年のGOTY獲得数レースで上位にくると予想されます。TwitterやYoutubeでの感想も高評価が目立ちますので、好評の声を受けて販売本数は今後も伸びるかと思う。
PS4の『ファイナルファンタジー7 リメイク』は2021年3月3日までの時限独占のようです。この評価の高さなら、1年後に他プラットフォームで出してもそれなりの反応がありそうです。

 

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国内100万本 

国内でも100万本を達成したとの事。1997年のオリジナル版が7,004円(税込)で、今回は9,878円(税込)なので、この価格でも売れちゃうのはFF7ブランドの強さを感じます。でもやっぱり価格の高さは良くないと思いますけどね。日本より物価の高い北米でも$59.99ですから。ここも変わってほしいポイントではあります。

国内パッケージ版の消化率は95.9%だったという記事もあり、ダウンロード版を買った人もいれば、パッケージ派の人は入荷待ちという選択も多かったんじゃないでしょうか。次週も高い数字で安定するかもしれません。

 

日本人としては日本でも好調なのは嬉しいですが、「次回作が出せるか?」「次回作の規模はどうなるか?」という重要な部分を考えた時に意味があるのは世界で350万本という数字であると思います。

未だに理解していない人もいるダウンロード版

約2年前に『伸び続けるダウンロード版』という記事を書き、そこで「2年ほど前から、ゲームの販売本数をパッケージ版だけで判断することが時代にそぐわないようになってくるという事をチラホラ書いていましたが」と書いており、2018年のさらに2年前の2016年頃から既にゲームの販売本数をパッケージ版だけで判断することが時代にそぐわないという認識があったのですが、『ファイナルファンタジー7 リメイク』で改めてこの問題を感じた。

 

その記事で「メーカー発表が重要」とも書き、ダウンロード版の本数は外部からは集計できないし精度の高い予想も難しいので、販売本数が好調な時はメーカーが発表したほうが良いと思っていました。そして実際、今回の『ファイナルファンタジー7 リメイク』が350万本を突破したというのもメーカーの公式発表。

「メーカー発表が重要」の「重要」は本当に重要であり、2年前の記事で危惧した通りの事が起こっています。未だにゲームの販売数=国内のパッケージ版と見る人もいて、しかもウェブライターでも見識が狭い人もいます。

記事を書くには知識と分析力が不足している事を責めたい気持ちもありつつ、そういう人にもダウンロード版の数字が伝わりやすくしてあげる事は今後も求められるかと思う。
『モンスターハンター:ワールド』の時にダウンロード版も多いって事を知られたかなぁとも思っていましたが、『ファイナルファンタジー7』のほうが歴史があるので、より浅いライターの記事がチラホラあるのも見える。そういう部分からも『ファイナルファンタジー7』が別格なところを感じます。

 

数日前にカプコンの辻本春弘社長のインタビュー記事も出ており、そこに「20年3月期時点では、コンシューマータイトルにおけるカプコンのダウンロード販売の比率は、本数・売上高ともに7割を超えており」と書かれています。もうダウンロード版が過半数超えたかどうかという話すら終わり、ダウンロード販売が主流と言える状況。

このような状況になっても、未だに日本ではゲームの販売数=国内のパッケージ版と見ている人がいる。この誤解により、売れていないと勘違いされるのは問題があるかと思う。やはり「売れてる!」は宣伝効果が大きいでしょうしね。私も自分があまり詳しくない分野に関しては、とりあえず売れてるものを中心にチェックします。
さすがにPS5発売までには、世界的にダウンロード販売が主流になりつつある事が知られてほしいところですし、今回の『ファイナルファンタジー7 リメイク』で知った人も多いと思います。現世代の小さな問題の1つである、ソフト販売本数の認識に関しても大きな影響を与えたんじゃないでしょうか。

 

ダウンロード版の割合が増えている事と、今は日本以外の販売割合が多いので全世界での販売本数が重要になっている事。販売本数を見るなら、この2つの視点が重要であると思います。

 

ファイナルファンタジーVII リメイク アルティマニア

ファイナルファンタジーVII リメイク アルティマニア

  • 発売日: 2020/04/28
  • メディア: ムック
 

コメント

  1. 4219 より:

    いや、DL版のことは当然知ってると思いますよ。
    敢えて「売れてない」とネガキャンする為に
    知らないふりしてパケの数字を出しているんだと思いますね

  2. 名無し より:

    名指しで指摘するの珍しいですね!
    その記事は私も少し気になりましたが…

  3. RE より:

    アゴラの記事書いたやつはあんな適当な事書いてお金もらってるとか腹立つな

  4. なんこつ より:

    大手のネット記事でも意味不明なこと書いてたりしますしね
    こちらの記事が広まってほしいけど
    失敗したとデカデカと書かれてその部分だけ切り取って、他に流れていくのは悲しいことです。
    FF7Rはここ最近のゲームのなかでも屈指の出来なので楽しさを広めてほしいです

  5. 名無し より:

    ファミ通が販売本数の公開をやめるべき。
    もはや無駄な争いしか生み出してない気がする。

  6. ka より:

    このアゴラの記事を書いた人は全くゲームとは関係ない畑違いの人なんですよね。
    そういう人だからDL版の存在そのものが念頭になかったんでしょうけど、だったら何でそんな門外漢がこんな中小とも取れるような記事を出したのかって話になりますが。

  7. ろく より:

    ほんとゲームライターのレベルの低さは酷いですよね。商業系のほうが全然ひどい。
    ゲーム会社も、あのようないい加減な記事を載せるサイトに広告料金が支払われないようにきちんと団結すべきです。ちゃんとした対処をしないからいつまでたっても責任感がない。
    ああいう連中がいない昔の方が、ゲームを楽しめたと思う。もはやゲーム業界全体の問題だと思います。

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