「Xbox E3 Briefing」「Bethesda E3 Showcase」で発表されたPS4対応タイトルと感想


2019年6月10日5時から開催された「Xbox E3 Briefing」と9時30分から開催された「Bethesda E3 Showcase」で発表されたPS4タイトルのまとめ。

Xbox E3 Briefing 6/10 5:00~

  • The Outer Worlds – 10/25(海外)
    Falloutの開発に関わったクリエイターが手がける。

  • Minecraft Dungeons – 2020春
  • スター・ウォーズ ジェダイ:フォールン・オーダー – 11/15(日本)
  • サイバーパンク2077 – 2020.4/16(日本)
    日本でも4/16に発売決定。
  • Spiritfarer – 2020

  • Wasteland 3
  • LEGO STAR WARS The Skywalker Saga – 2020
  • ドラゴンボールZ KAKAROT – 2020
    開発元はサイバーコネクトツー。ドラゴンボールは格闘ゲームのイメージが強いですが、ジャンルはアクションRPGとのこと。
  • ダイイングライト2 – 2020春
  •  テイルズ オブ アライズ – 2020

  • ボーダーランズ3 – 9/13(日本)
  •  Elden Ring

『サイバーパンク2077』の発売日が決まって嬉しいし、日本も同発なのが有難い。2020年4月16日は、年度末の後のソフトが少ない時期になるでしょうから、これに集中できそう。

 

『The Outer Worlds』もプレイしてみたいゲーム。これも発売日が決まって嬉しいですが、10月25日という激戦区。

 

カプコンが毎年1月に出すタイトルの発表があるかと思いましたが、今回はカプコンの発表はなかった。目立ったサードはバンダイナムコエンターテイメントで、発表されたソフトは非常に良いのですが、2日前に情報漏れをしていましたので会場の歓声も小さかった印象ですし、チャットも「知ってた」という反応でした。非常にもったいない。今に始まったことではなくて大きな発表会では恒例ですが、ショーとしてやる以上は、そこでインパクトを与えられないのは大きな問題です。

 

SIEが不参加なのにサードの大きな発表が少なかったこともあり、昨年のE3感想で書いたサードの独自発表による分散化が如実に表れていると思う。
「PlayStation E3 2018 Showcase」まとめと感想 – PS4ちゃんねる Pro
もうファーストの発表会の波の中で大手サードがチョロっと発表するメリットは小さく、ベセスダやスクウェア・エニックスのように独自に発表したほうが良いんじゃないでしょうか。『テイルズ オブ アライズ』は新しい挑戦に興味を惹かれますし、発表の場所によっては大喝采で迎えられたんじゃないかと思う。自社ゲームのファンじゃないところに向けて白けられるのももったいないし、STADIAも加わってマルチの幅が広がる中で、どこかの独占や時限独占のように誤解されるのももったいない。
薄い情報が氾濫していてすぐ上書きされる現代では、自社ゲームのファンに向けて発表して盛り上げ、それがSNSやメディアなどで波及していく形のほうが深く浸透しそう。

 

全体的にムービーシーンの紹介が多かった印象で、あまりワクワクできなかった。もう少しゲームプレイを想像できるようなプレイアブルなところを見せてほしい。昔だったらキレイなムービーシーンのインパクトはあったでしょうけど、今はそうでもない。フォトリアル系が増えてビジュアルの個性も見えにくくなっているので、面白そうな「ゲーム」の見せ方が大事になると思った。キアヌ・リーブスとか、超有名人が出てくる時はインパクトがあるので良いと思います。

 

情報漏れと発表の分散化とプラットフォームの多様化の事情があり、短い動画を詰め込み過ぎても伝わりにくく、新しい発表の形は求められていくと思う。

 

今年の4月17日にマーク・サーニーが次世代プレイステーションについて語っていて「急にこんなインタビューが出て驚いた」と書いていましたが、次世代Xboxの牽制に大きな効果があったと感じました。マーク・サーニーが情報を公開していなければ、今回の次世代Xboxの発表は驚きが大きかったと思う。ちょっと怖いくらいの情報戦の上手さを感じた。

Bethesda E3 Showcase 6/10 9:30~

  • Fallout 76 Wastelanders [DLC]
    無料のアップデート。人間NPCやバトルロイヤルが追加。
    6/10~6/17まで『Fallout 76』の無料トライアルも実施。
  •   GHOSTWIRE TOKYO ※ハード未発表
    三上真司氏の新作アクションアドベンチャー。
    ハードの記載がなかったので、次世代機かもしれない。

  • The Elder Scrolls Online Elsweyr/Scalebreaker/Dragonhold [DLC]
  • RAGE 2 Rise of the Ghosts [DLC]
    新たなストーリーや敵が追加される大型DLC。
  • Wolfenstein: Cyberpilot – 7/26(海外)
  • Wolfenstein: Youngblood – 7/26(海外)
  •  DEATHLOOP ※ハード未発表
    Arkane Studiosの新作。
    ハードの記載がなかったので、次世代機かもしれない。

  • DOOM ETERNAL – 11/22(海外)

 

ベセスダのファン向けであり、観客が沸くポイントが多かったです。『DOOM ETERNAL』がイチオシのようで、プレイ動画の時間も長く見せていました。個人的にも楽しみ。しっかし、10~11月は毎年のことと言えど激戦区になります。

 

新ストリーミング技術のORIONも気になった。もう聞き飽きたような能書きじゃなくて、スマホとパッドで実機プレイしたので伝わりやすいし、自信も感じられる。これを見て素直に「触ってみたい」と思えた。

総評

全体のレベルが上がっていて、クオリティが高そうなゲームが多数紹介された。今年も10月からゲームが大渋滞して大変そうです。反面、ズバ抜けて「うおおおお!」と驚けるような熱い発表は1つもなかった印象で、ちょっと刺激の弱いE3カンファレンスのスタートに思えた。情報漏れで本番のインパクトが薄れたところもあります。タイトルの発表ではないですが、キアヌ・リーブスの登場が一番盛り上がったところなんじゃないかと思う。

 

発表の分散化による1つのカンファレンスのパワーダウンは昨年感じていましたが、今年はムービーの退屈さが気になった。フォトリアル系が増えてジャンルも偏っているので、似たようなムービーになりがちです。『GHOSTWIRE TOKYO』のように東京が舞台で、どんな雰囲気なのか気になるゲームは興味深く視聴できましたが、銃や剣で戦うだけのムービーは弱い。ムービーのカッコいい部分を入れつつ、自分も遊んでみたくなるようなゲームプレイが見たいです。

 

細かいところを言えば、発表後にゲーム個別のトレーラーをアップする早さはメーカー毎に差がある印象。SNSで話題になった時にゲーム個別のトレーラーがアップされているほうが反応しやすいですね。
あと日本語でTwitterをやっているメーカーなどは、日本での発売予定なども連動して出してくれると有難い。

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