ファークライ5の追加ストーリーDLC第2弾『ロスト・オン・マーズ』をクリアしました。火星を舞台にした6時間ほどのオープンワールド。
ファークライ5 シーズンパス
- ファークライ3 クラシックエディション
- ストーリーDLC第1弾 アワーズ・オブ・ダークネス
- ストーリーDLC第2弾 ロスト・オン・マーズ
- ストーリーDLC第3弾 デッドリビング・ゾンビ
- シグネチャーMBP .50 スナイパーライフル
『ファークライ5』のシーズンパスは3,888円。今まで体験したシーズンパス・追加コンテンツの中でも、かなり良い内容だと感じています。『ファークライ3 クラシックエディション』だけでも単品で3,888円の製品ですからね。
火星を舞台にした6時間ほどのオープンワールド
ストーリーDLC第2弾『ロスト・オン・マーズ』の舞台は火星。主人公はニック・ライ、相棒はハーク。
ゲームの行動としては、
- アンテナと施設の復旧
- とあるパーツを全て集める
オープンワールドのゲームらしいデザインで、マップを開いて好きな順番でアンテナと施設の復旧をするのがメインとなる行動。
アンテナは『ファークライ3』『ファークライ4』でもあった塔登り系。
施設の復旧は戦闘系のイベントが発生します。
施設を復旧するのにエネルギーコアというアイテムが必要になる。アンテナを復旧した地域にはエネルギーコア場所がアイコンが表示されるのでわかりやすい。
エネルギーコアを入手するパターンは、宇宙ガニの女王と戦闘になるか、幻覚を見て特別なミッションをクリアするか。幻覚ミッションは1つ1つが個性的な仕上がりになっていて、力の入ったDLCだと思った。同じような事の繰り返しにはなっておらず、次はどんな趣向でくるのかと期待できるミッション。
個々のアンテナや施設で独自の会話があり、ストーリーが語られる。
アンテナと施設の復旧と並行して、とあるパーツを回収していく。これもアンテナを復旧すればアイコンが表示される。
スペースジェットアクション
このゲームの大きな特徴はスペースジェットのアクション。もともと重力が弱いのでジャンプしてもフワフワしますが、それに加えてスペースジェットで大ジャンプやホバリングが可能。×ボタン長押しでブーンッと飛んで、エネルギーが切れると落ちていく。地上で一定時間待つとエネルギーが回復するので何回でも使用可能。操作性は良好で、動かしていて楽しい。
アンテナ登りは、このスペースジェットアクションを使う。戦闘においても、空中から銃撃したり、叩きつけ攻撃をしたりできる。
強化要素
ヘモレウムというのが通貨みたいな存在で、貯蔵バレルやクモ型生命体を倒すと入手可能。3Dプリンターでそれを消費して、武器、アイテム、スーツのアップグレードが可能。作成できる武器やアイテムの種類はアンテナと施設の復旧により増えていく。
シンプルでわかりやすい強化要素。これにより雑魚敵との戦闘も稼ぎとして重要になるので、道中の戦闘が面倒なだけの要素にはなっていない。
難易度は少し高め
『ファークライ3』や『ファークライ5』の感覚でプレイすると、難易度は少し高く感じると思います。普通の銃撃戦をやると、敵は硬いし、あちこちから攻撃してきて耐えられない。
アイテムを駆使して戦う事が前提のゲームバランスになっていると感じた。敵を同士討ちさせたり、こちらが一定時間無敵になるなど、アイテムを効果的に使うと難易度の高さは感じない。
DLCとして、ほど良いボリューム
クリアまでなら5時間ほどかと思いますし、コンプリートを目指しても6時間くらいのボリューム。DLCとしてほど良いサイズだと思いました。短すぎないし、ダレるほど長くもない。
まとまりのあるストーリー
主人公のニック・ライ、相棒のハーク、超高性能AIのアン、火星のエイリアン、それに加えて各地にメモを残しているライリー。ストーリーに関わるキャラクターが少なく、個々の掘り下げがしっかりしていて、わかりやすいストーリーになっていました。謎もあり、下品さや馬鹿馬鹿しさもあって楽しい。
独立型DLCとして良い
個人的には本編拡張型DLCが好きで、独立型DLCにはあまり期待していなかったのですが、これは面白かった。コンプリートまで6時間というのは、完食しやすいサイズのオープンワールドで空腹感もなく、まとまりのあるストーリーも楽しめた。『ファークライ3』をプレイしたばかりですが、やはり最新のゲームはグラフィックやシステムが洗練されているとも感じる。独立型DLCにありがちな物足りなさを感じず、1本のゲームとしての満足感があります。それでも、本編拡張型DLCの方が好きですけどね。
まだ『デッドリビング・ゾンビ』が残っておりますが、すでにファークライ5のシーズンパスは価格以上の満足度。プリオーダーでシーズンパスとセットになっているやつを買いましたけど、シーズンパスがアタリかハズレかわからないのはギャンブルですね。今回は『ファークライ3 クラシックエディション』があったので迷わず購入できましたが、他のゲームだと今後も迷うと思う。