初めてUnreal Engine 4をダウンロードしてみました

f:id:Hamasukei:20180320143155j:plain

サービス終了が決まった『Paragon』のアセットがUnreal Engine 4のユーザーに無償提供されるということで、試しにやってみました。

 

PCのアプリケーションです。直接的なPS4ネタではないですが、Unreal Engine 4で数多くのPS4タイトルが開発されています。『Paragon』は日本ではリリースされていませんが、北米版はPS4でもリリースされています。

Unreal Engine 4はゲームエンジン

Unreal Engine 4は、ゲームを制作するために使用できるプロ仕様のツールおよびテクノロジーのスイート(同じメーカーのアプリケーションを集めたパッケージ)です。

 

『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』もUnreal Engine 4を採用しています。

Unreal Engine 4は無料ダウンロード可能

Unreal Engine 4は個人でも無料でダウンロードできます。Epic Gamesアカウントが必要ですが、これも無料登録。

ページ右上の「ダウンロード」をクリックし、まずEpicInstaller(30.7MB)をダウンロード。

 

EpicInstallerを起動して、画面上部のタブから「UNREAL ENGINE」を選択して「インストール」。

f:id:Hamasukei:20180320135158j:plain

 

インストールが終わると「起動」という表示に変わるのでクリックして起動。
Unreal Engine 4のエディタで新規プロジェクトを作成。日本語ですし、わかりやすいゲームアイコンで指定できるので初心者でも無問題。今回は「Third Person」を選択して「プロジェクト作成」をクリック。

f:id:Hamasukei:20180320140645j:plain

 

エディタが起動すると「おおおっ!」って感動した。RPGツクールみたいな感覚でゲーム作りができるのね。
チュートリアル(日本語)もあり、基本操作に関しては別途説明書は不要みたい。

f:id:Hamasukei:20180320140951j:plain

 

お目当ての『Paragon』のアセットをダウンロードします。最初に起動したEpicInstallerに戻り、左メニューのマーケットプレイスを選択し、上部タブの無料を選択。
『Paragon』のアセットが無料で並んでいます。

f:id:Hamasukei:20180320140312j:plain

 

キャラクターのRampageを無料購入してみました。「プロジェクトに追加する」をクリック。「アセットの追加先のプロジェクトを選択してください」と表情されるので先ほど作成したプロジェクトを選択。
キャラクターがダウンロードされます。1体で3.1GBでした。

f:id:Hamasukei:20180320141338j:plain

 

Unreal Engine 4のエディタに戻り、初期レイアウトのキャラクターをクリック。
すると画面右下がキャラクターの情報に変わる。
小さなアイコンが表示されているところの「SK_Mannequin」をクリック。

f:id:Hamasukei:20180320142307j:plain

 

先ほど購入したRampageが選択できるようになっていますので選択。
「シェーダーをコンパイル中」と表示されて少し待ち。
自分のゲームプロジェクトにRampageを導入できました。

f:id:Hamasukei:20180320142855j:plain

 

「起動」をクリックしたらテストプレイ可能でした。これもビックリ。テンプレートのキャラクターを置き替えただけですけど、これもちょっとした感動があります。
キャラクターだけ豪華なクソゲーみたいになりました。
「W」「A」「S」「Z」で移動。マウスでカメラという操作。これはデュアルショック4で動かしてみたくなりました。

f:id:Hamasukei:20180320144818j:plain

導入は簡単でした 

初めてゲームエンジンをダウンロードしてみましたが、まったく詰まることなく『Paragon』のアセットを自分のゲームプロジェクトに導入できました。日本語ですし、驚くほどわかりやすい。「わかる人だけわかればいい」というプロ専用のツールという感じではまったくなく、初心者でも使いやすそうなツールだという印象。ホントに『RPGツクール』寄りな感覚。

 

ゲーム開発が、こんなに身近だったところも驚き。とりあえずはアレコレ導入する必要がなく、Unreal Engine 4だけでスタートできる。

今回は「Third Person」を選択しましたが、他にも様々なブループリントがありましたので、いろいろいじってみるのも楽しそう。

 

Rampageのみで3.1GBというところも驚きでした。一昔前は容量が大きいのはムービーという認識でしたが、超高精細のキャラクターデータとなるとこれぐらいなんですね。これを小さくして劣化もしてゲームに収めると。

 

『Paragon』のアセットが無償提供されたことも驚きで、しかも商業用に利用できる。
Marketplace FAQ
これらのアセットは1200万ドル以上(12億円以上)の費用をかけて開発されたものであり、それを1個人が再利用してゲームを作れるという環境があるのは凄い事だと思う。

 『メタルギアソリッドV ファントムペイン』の素材を再利用して『メタルギア サヴァイブ』が生まれたように、『Paragon』やEpic Gamesが提供する様々な素材を再利用して1個人が新たなゲームを生む事ができる。

 

今後、Unreal Engine 4で開発された低価格ゲームの中に、『Paragon』の豪華なアセットが用いられる事がチラホラあるかもしれません。

 

【PS4】シティーズ:スカイライン PlayStation 4 Edition

【PS4】シティーズ:スカイライン PlayStation 4 Edition

 
タイトルとURLをコピーしました