少し前の話ですが『Honor and Duty: Arcade Edition (北米版)』($6.99)がアップデートでPSVRとPSVRシューティングコントローラーに対応しています。
チープさを感じるFPSですがVRに対応する気概
このゲームは2016年11月1日に北米Storeでリリースされています。古さを感じるFPSで、基本的には一定数の敵をKILLするとステージクリアのアーケードゲームっぽいスタイル。定番の拠点防衛ステージもあります。
グラフィックはチープですし、敵AIも単調です。$6.99なりのレトロなFPSが楽しめるというもの。ひたすらプシュプシュと撃って戦うだけみたいなゲーム。
ですが、安いFPSというだけで終わらず、バージョンアップでPSVRに対応。さらには数少ないPSVRシューティングコントローラー対応タイトルにもなりました。
PSVRでプレイ
久しぶりにこのゲームを起動し、PSVRとPSVRシューティングコントローラーでプレイしてみました。
ゲームモードは非VRと同じ。つまりVR完全対応です。オマケのVRモードではありません。
操作はシンプルです。
□ – リロード
〇 – しゃがむ/立つ
R2 – 銃撃
L1/R1 – 武器チェンジ
左スティック – 移動
L3 – ダッシュ
PSVRシューティングコントローラーの弱点はR1の押しにくさですが、武器チェンジはL1にも対応しているので問題なし。
最初にVR SETTINGSを確認したほうが良いでしょう。
スナップ切替のON/OFFが可能ですし、自分の移動スピードも変更できる。デフォルトは、かなり遅めの設定になっていますので、酔わないならMAXにしたほうが良いです。
移動のカクカクが少し気になる。移動がカクカクしているというよりは、フィールドの描画処理がカクカクしている感じですかね。
しかし、PSVRシューティングコントローラーはフィットしている。敵に銃口を向けてトリガーを引くという行為がリアルそのまま。ズレている感じもない。
「すごい」と思ったのはサイトを覗く撃ち方にもしっかり対応しているところ。ゲームのシステムとしてあるわけじゃなく、銃がそこにあり、そのサイトを覗いて撃てば自然と狙いが定まる。ただのリアル。それだけ精度の高いVR空間が作れているということだと思います。
自分の手は見えず、銃だけが空中に浮いているタイプです。下手にリアリティある画を作ろうとして手と腕を入れると、腕が不自然に伸びたり曲がったりして逆におかしくなるケースもありますので、これで良いと思う。
単調なFPSでしたが、PSVRとPSVRシューティングコントローラーに対応したことにより面白さは倍増した。ひたすらプシュプシュと撃って戦うだけみたいなゲームと書きましたが、その撃つ楽しさが段違い。これで$6.99は安い。
PSVRシューティングコントローラー対応タイトル
まだまだ少ないPSVRシューティングコントローラー対応タイトル。
- Arizona Sunshine (北米)
- Bravo Team (日本/北米) ※未発売
- Dick Wilde (日本/北米)
- DOOM VFR (日本/北米)
- DWVR (北米)
- Farpoint (日本/北米)
- Firewall Zero Hour (日本?/北米) ※未発売
- Honor and Duty: Arcade Edition
- Rom: Extraction (北米) ※未発売
- Special Delivery (北米)
- The Brookhaven Experiment (日本/北米)
Special Deliveryはアップデートで日本語に対応していますので、日本でのリリースもあるかもしれない。
今回『Honor and Duty: Arcade Edition (北米版)』をプレイしてみて、改めてシューティングゲームの面白さを大幅に変えるコントローラーだと思いました。操作しやすいし楽しく、どちらにも隙がない。楽しさと効率の取捨選択が不要。日本では2017年6月22日にリリースされていますが、こんなにも凄いコントローラーなのに対応タイトルが少なくて寂しい。4/26の『Bravo Team』にも期待します。
【PS4】Bravo Team PlayStation VR シューティングコントローラー同梱版 (VR専用) (数量限定)
- 出版社/メーカー: ソニー・インタラクティブエンタテインメント
- 発売日: 2018/04/26
- メディア: Video Game
- この商品を含むブログを見る