いよいよ10日後に発売を迎える『モンスターハンター:ワールド』。据置機の初週ミリオン達成は2009年12月17日の『ファイナルファンタジーXIII』が最後だったかと思います。8年1ヶ月ぶりの初週ミリオン達成となるのでしょうか。
COMG!予約ポイント
販売本数の指標となるCOMG!予約ポイント。これまでPS4で最高の販売本数を記録している『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』と比較しても『モンスターハンター:ワールド』が大幅に上回る。
タイトル | 10日前pt | 発売前日pt | 初週販売本数 | 2週目販売本数 |
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ドラゴンクエスト11 (2017年7月29日) |
621pt (7月19日) |
788pt (7月28日) |
950,315本 | 200,798本 (1,151,113本) |
モンスターハンター:ワールド (2018年1月26日) |
1,228pt (1月16日) |
– (1月25日) |
– | – |
単純に10日前の予約ポイントから計算すると『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』が予約ポイントx1530.29倍ですので、『モンスターハンター:ワールド』は1,879,196本となる。
とはいえCOMG!予約ポイントが素直にメディアクリエイト調べの初週販売数を表すわけではなく、けっこう大きなブレがあります。この予約ポイント差で『モンスターハンター:ワールド』が『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』より初週販売本数を下回ったとしても驚きではない。ふんわりと「売れそうだなぁ」と思う材料にはなりますが、具体的な数字での予想は難しい。
過去の『モンスターハンター』シリーズの売上
『モンスターハンター3』以降の初週&2週目の販売本数。フロンティアは除く。
シリーズとしては最新作『モンスターハンターダブルクロス』が初週85万本で、ガクッと落ちた状態ではあります。最低限の目標としては、これを超えて上昇気流に乗りたいところなんじゃないでしょうか。
タイトル | ハード | 1週目 | 2週目 |
---|---|---|---|
モンスターハンター3 (2009年8月1日) 7,549円 |
Wii | 520,138本 | 137,093本 (657,231本) |
モンスターハンターポータブル 3rd (2010年12月1日) 5,966円 |
PSP | 1,950,717本 | 629,541本 (2,580,258) |
モンスターハンターポータブル 3rd HD Ver. (2011年8月25日) 4,937円 |
PS3 |
287,829本 | 52,792本 (340,621本) |
モンスターハンター3G (2011年12月10日) 5,966円 |
3DS |
521,959本 | 208,427本 (730,386本) |
モンスターハンター3G HD Ver. (2012年12月8日) 4,937円 |
WiiU | 106,388本 | 23,213本 (129,601本) |
モンスターハンター4 (2013年9月14日) 6,161円 |
3DS | 1,715,060本 | 473,739本 (2,188,799本) |
モンスターハンター4G (2014年10月11日) 6,264円 |
3DS | 1,446,289本 | 327,212本 (1,773,501本) |
モンスターハンタークロス (2015年11月28日) 6,264円 |
3DS |
1,488,367本 | 332,478本 (1,820,845本) |
モンスターハンターダブルクロス (2017年3月18日) 6,264円 |
3DS | 848,467本 | 280,293本 (1,128,760本) |
モンスターハンターダブルクロス (2017年8月25日) 6,264円 |
Switch | 84,277本 | 27,120本 (111,396本) |
モンスターハンター:ワールド (2018年1月26日) 9,698円 |
PS4 | – | – |
価格が1.5倍
単純に販売本数で比べるのが難しいところもあり『モンスターハンター:ワールド』は価格が高いです。これまでは6,000円前後でしたが、今回は約1万円。この価格差は大きい。
据置機版として大ブレイクするか
据置機版のモンハンはWiiの『モンスターハンター3』が過去最高で52万本。おそらくこれは余裕で超えて据置機版としては過去最高を記録するでしょうけど、あくまでも携帯機版が大ブレイクしたシリーズですので、据置機版でどこまで伸ばせるか注目。
ダウンロード版は10~20%か
PS4はダウンロード版が通常10~20%の割合であると推測されます。『地球防衛軍5』の25万本突破発表時点ではDL版の割合が約30%でしたので、DL版が増加傾向にあるのは感じます。『モンスターハンター』は長期的にプレイされるオンラインゲームでもあり、ソフトを入れ替える作業が不要なDL版は好まれやすい。
パッケージ版90万本の場合、DL版が10万~22万、合計100万~112万
パッケージ版100万本の場合、DL版が11万~25万、合計111万~125万
パッケージ版110万本の場合、DL版が12万~27万、合計122万~137万
パッケージ版120万本の場合、DL版が13万~30万、合計133万~150万
パッケージ版130万本の場合、DL版が14万~32万、合計144万~162万
という具合。パッケージ版が90万本以上ならDL版を含めてミリオン超えというライン。
パッケージ版が品薄になる可能性が高まった
Amazonで品切れ(マケプレのみの販売)していたり、小売関係者の方も予約数の多さで発売日の品薄を示唆していますので、初週はパッケージ版が売切れになる店舗が多くなりそうです。
今の時代はダウンロード版が定着していますので、パッケージ版が売切れならダウンロード版を購入すれば良いのですが、ダウンロード版の本数はメディアクリエイトの集計には含まれない。
リオレウスエディションにダウンロード版が含まれる
リリース済のリオレウスエディションが推定3~5万台あり、それにダウンロード版も入っています。『モンスターハンター:ワールド』の規模になると3~5万本は集計誤差の範囲かもしれませんが。
初週ミリオンいけそう
数字として見えるのがCOMG!予約ポイントしかないので、それに引っ張られますが、初週ミリオンは達成できそうに思う。ゲオのバイヤーによるとドラクエ11を超えてくると予想されていた。
下限は『モンスターハンターダブルクロス』の85万本としても、やはり『モンスターハンター4G』『モンスターハンタークロス』くらいに数字を戻したいところでしょう。となるとパッケージ版で120~130万本(ダウンロード版を含めて133~162万本)くらいなら満足できそうですけど、据置機版/9,698円だと難しいところか。初週140~150万本というのは携帯機版/6,264円で達成した数字ですからね。価格差もあるし、1人1台の携帯機は兄弟でソフト2本必要だったりもします。
とりあえずはパッケージ版だけで『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』の95万本を記録更新して初週ミリオン超えが最重要ラインになるかと思います。2009年12月17日の『ファイナルファンタジーXIII』以来、8年1ヶ月ぶりの据置機タイトル(パッケージ版)の初週ミリオン達成に期待したいです。8年ぶりの凄いヒットがあれば大きな注目を浴びてPS4自体が活気づくきっかけにもなる。『モンスターハンター ポータブル』がPSPを牽引したように、『モンスターハンター:ワールド』がPS4を牽引するでしょう。
何本売れるにせよ、発売が楽しみ。あと10日!
コメント
今回は海外でも期待できるので、国内累計だけでなく世界累計もどこまでいけるか見どころですね。
カプコンはミリオンタイトルをホームページで公開していますので、この上位にモンハンワールドがくるかどうか。
http://www.capcom.co.jp/ir/finance/million.html
やはりバイオが強いですが、それに並ぶ世界的にシリーズになると今後も太い柱になります。
海外で好調を弾き出せれば、この路線である程度固定化されるでしょうね。EDFも好調なようですし、マイナーで価格がある程度高くても良質なゲームは購入される流れはうれしい。MHWは今年、色々世界的な受賞をするでしょうしね。
初週売上も楽しみですが累計もどのくらい行くか楽しみですねぇ
P3は発売日の時点で3000pあったのを覚えています。
なので発売までに半分の1500p行けば初週ミリオンの可能性が高いです。
海外アマランでも上位をキープしていますし、世界の初動ではP3、4超えの可能性すらあります。
据置機ではモンハン売れないという定説を壊す最大のチャンスではないでしょうか。