2017年12月22日に 『グランツーリスモSPORT』の新キャンペーンモード「GTリーグ」が実装されました。
レース一覧
「ビギナーリーグ」「アマチュアリーグ」「プロフェッショナルリーグ」「耐久リーグ」の4リーグに分かれています。
ビギナーリーグ | 車種制限 | 最大出力制限 | 最小重量制限 | 上限タイヤ |
---|---|---|---|---|
サンデーカップ 全5戦 | なし | 380PS | なし | スポーツ ソフト |
FFチャレンジ 全3戦 | FF車 | 350PS | なし | スポーツ ソフト |
クリオ カップ 全3戦 | ルノー クリオ | なし | なし | スポーツ ソフト |
FRチャレンジ 全3戦 | FR車 | 400PS | なし | スポーツ ソフト |
マツダ・ロードスターズ・カップ 全3戦 | マツダ ロードスター | なし | なし | スポーツ ソフト |
アマチュアリーグ | 車種制限 | 最大出力制限 | 最小重量制限 | 上限タイヤ |
クラブマンカップ 全5戦 | なし | 550PS | なし | スポーツ ソフト |
ツーリスト トロフィー 全3戦 | アウディ TTシリーズ | なし | なし | スポーツ ソフト |
4WDチャレンジ 全3戦 | 4WD車 | 400PS | なし | なし |
FRチャレンジ プラス 全3戦 | FR車 | 600PS | なし | スポーツ ソフト |
ボクサースピリット 全3戦 | 水平対向エンジン搭載車 | 500PS | なし | スポーツ ソフト |
マツダ・ロードスター・カップ+ 全3戦 | マツダ ロードスター | なし | なし | スポーツ ソフト |
プロフェッショナルリーグ | 車種制限 | 最大出力制限 | 最小重量制限 | 上限タイヤ |
ミッドシップ チャレンジ 全3戦 | ミッドエンジン・レイアウト車 | なし | なし | スポーツ ソフト |
プレミアム スポーツ ラウンジ 全3戦 | 販売価格1000万Cr.以上のノーマルカー | なし | なし | なし |
「GTリーグ」モードは2018年以降も収録レースが拡充される予定とのことです。
概要
入門レースであるサンデーカップは全5戦。ポイント制ではなく、各レース個別に優勝を目指す。他のレースでもそうですが、基本的には12~20位という後方のスタートから優勝を目指す単レースとなります。
車種は「最大出力 380PS」「上限タイヤ スポーツ ソフト」であれば、どの車でもサンデーカップに参加可能。デフォルトでは380PS以上の車でもクイックチューンで出力を380PS以下まで下げれば参加できる。
最大出力はクイックチューンのパワー率で調整可能。マイレージポイントを使用して強化できます。
HONDA シビック Type R(FK2) ’15の場合、Lv.1だと最低273PS(パワー率88%)~最高347PS(パワー率112%)ですが、287マイレージポイントを使用してLv.2になると最低235PS(パワー率77%)~最高384PS(パワー率124%)となる。
コルベット Stingray (C7) ’14の場合、Lv.1だと最低396PS(パワー率86%)~最高525PS(パワー率114%)であり、サンデーカップの参加資格をオーバーしてしまう。289マイレージポイントを使用してLv.2になると最低350PS(パワー率76%)~最高594PS(パワー率129%)となり、サンデーカップに参加可能。
パワー率の上限と下限が広がって出力の調整幅が上にも下にも広くなる。サンデーカップの参加条件である380PSギリギリにもできますし、出力が高すぎる車種でもレベルアップして下げるという選択もでき、出力制限のあるレースでも好きな車種で幅広く参加しやすいシステム。
ようやく軸となるシングルプレイモードがきた
シングルプレイモードの弱さが大きな問題だった『グランツーリスモSPORT』ですが、ようやく1人でまったり楽しめるモードが実装されました。やっぱり「自分の好きな車でレースを楽しむ」という部分の魅力が大きい。今までのキャンペーンモードは所有車参加イベントが少なかったし、レースではなく特定のシチュエーションでのチャレンジモードが主でした。アーケードモードで単レースはプレイ可能でしたが、キャンペーンモードと比べると味気無さを感じていたところ。キャンペーンのレースを優勝カップで埋めていく達成感は楽しいものです。
12台の新車種も追加されました。使えるゲームモードがあるから、新たな車を入手する喜びも倍増。
欲を言えば3戦以上のレースでポイントを競ったり、予選から参加するような本格的なグランプリモードもほしいところですが、GTモードの実装初回としては十分かと思いました。収録レースが拡充される予定らしいので、3~5戦程度のグランプリモードも来るんじゃないかと思います。
リリース前に山内氏が「(ナンバリングするとしたら)GT7をとおりこして、GT7.5ぐらいになっていると思っています」と語っていましたが、フタを開けてみればナンバリングではないオンラインを重視したスポーツバージョンという印象でした。★5や★4の好意的なレビューですら、従来のナンバリングとは違う方向性であると書いているのが目立つ。今回「GTリーグ」モードが実装され、車種も追加され、今後もアップデートで追加されていくということで、いよいよ「GT7をとおりこして、GT7.5ぐらい」のゲームになる道が開けたんじゃないでしょうか。
RX-7を購入してVRモードで走りましたが、やっぱり楽しい。しかしVRモードは未だ追加の味付け無し。こちらも期待して待っています。
コメント
評価は出だしでほぼ決まってしまうので、アップデートで良くなっても再評価はされにくいですね。ゲーム系のサイトを見ても大きく扱われるわけではないですし。
ナンバリングではなくともシリーズ物なので、過去作で出来ていた楽しみ方がなくなるのは反感を買いやすい。
地球防衛軍5が公式生放送で25万本に届きそうだと言っていましたが、こちらは出だしが好評で順調なシリーズ物の例。
出だしでつまずいたのは、もう仕方ない。でも批判されたポイントに対応しようという姿勢が早期に見えたので、あとは良くなっていくだけだと期待しています。
ちなみに今日は「グランツーリスモ」20周年記念日みたいですね。
発売日ずらしても入れとけばまた違った評価になったのにねぇ…