グランツーリスモSPORTが12月に大型アップデート予定。
Gran Turismo Sport: Incoming Updates Add New Cars, Offline Play, GT League & More – PlayStation.Blog
3つの大きな問題の改善に着手
『グランツーリスモSPORT』は国内外でユーザーの評判が芳しくありませんでした。
低評価の理由はわかりやすく私も納得できるところで「シングルプレイモードの体験が弱い」「オンライン専用の不便さがある」「車種とコースが少ない」という3点。これらが低評価に繋がるのは、過去作と比較して浮かび上がる問題でもあるから。
シングルプレイモードの体験の弱さに関しては、ハード週販記事の時に書いています。
今回のアップデートは「シングルプレイモードの体験が弱い」「オンライン専用の不便さがある」「車種が少ない(コースは追加なし)」という3つの大きな問題に着手したものとなりました。
11月27日にバージョン1.06
まず11月27日(北米)にバージョン1.06のアップデートがあります。
- 3台の新車が追加
- リバリーエディタ、スケープス、キャンペーンがオフラインでプレイ可能。ただし、セーブはオンラインのみ
オフライン状態だとゲームがロクにできないという問題を改善。レースゲームとしてはキャンペーンがプレイできるようになったのは大きい。
このゲームは基本的にオンライン専用です。厳密に言うとオフラインでプレイできる部分もありますが、オンラインじゃないとセーブができないので、変な誤解を招くよりもオンライン専用という認識のほうが良いと思います。
オンライン環境は当たり前と言える世の中なのですが問題はそこではなく、メンテナンス時にほぼ何もできないというところでした。特にロンチ直後のメンテナンスがあったので、この仕様の不便さをユーザーがモロに体験して批判の的になりました。長い目で見ればメンテナンスの回数は減っていって安定するでしょうけど、リリースを楽しみにしていたユーザーが、購入直後にロクにプレイできないというショックは大きいものです。MMO-RPGなら予想できる自体ですが『グランツーリスモ』がこうなるとは思っていなかったユーザーが多かったようです。
セーブデータはオンライン専用なので、その不便さは残ります。メンテナンスに入るとセーブできません。
12月にシングルプレイ『GT League』と12台の新車が追加
12月に予定されているアップデートは大型です。
- 旧『GTモード』の後継のようなシングルプレイモード『GT League』が追加
- 12台の新車が追加
最も大きな問題であった「シングルプレイモードの体験が弱い」というところに着手。旧『GTモード』の後継のようなシングルプレイモードみたいです。
「サンデーカップ」「クラブマンカップ」など、馴染あるレースが 『グランツーリスモSPORT』にもやってくる。
早い対応
10月19日にリリースされた『グランツーリスモSPORT』。ロンチ後に炎上にも近い熱で批判された3つの問題に早い対応。
- 車種が合計15台追加
- シングルプレイモード『GT League』が追加
- オフラインで出来ることが増えた
車種に関してはアップデートで追加されるのは最初から公表されていましたが、オフライン部分の変更とGT Leagueは批判を受けての動きかなと思います。山内氏は「GTモードがない」と言われることに関して「UIの変更で表向きは見えなくなっているけど、過去に行うことができた全てのものがゲームに含まれている」という趣旨のコメントをしていましたので、新たにGT Leagueを追加するのは当初の計画外だった可能性が高いです。モードが間に合わず苦し紛れのコメントだったのかもしれませんが、最初から予定していたなら批判された時点で公表して安心させていたんじゃないかとも思います。中古屋に売られちゃいますからね。
Gran Turismo boss says he removed GT Mode as gamers are losing automotive know-how
12月に間に合うのか、どのくらい遊べるモードなのか気になりますが、すでに所有しているゲームの無料アップデートですので、気長に待ちたい。
なんにせよ楽しみなアップデート。批判の声を真摯に受け止めて早急に改善しようとする姿勢も感じられました。今後のアップデートにも期待したいです。2018年3月までに合計50台の新車が追加されるとも書かれています。
PS公式ブログの最初のコメントに「VRモードで経験値とクレジットが入手できるようにしてほしい」と書いてあり、これは以前に私も同じことを言っていましたので共感。あれやこれやで忙しいでしょうけど、VRモードも肉付けが欲しいです。
アップデートやDLCによる改善は情報を追っている人にしか伝わりにくいものです。既に出ている評価にも大きな影響は与えません。やはり「最初が肝心」です。
日本版『ダイイングライト』の血色の修正だったり、初代『Destiny』はリリース時にはMO-FPSという難しいジャンルでもあってメタスコア75点だったのですが、アップデートを重ねてからのDLC『Destiny: The Taken King』は86点の高評価になっています。『Star Wars バトルフロントII』のユーザースコア0.8点という炎上も、原因となった少額課金が一時的に削除状態ですし、今後は改善されるかと思います。リリース時の問題が改善されたゲームは他にも数えきれないほどありそうです。
最近のゲームはアップデートが当たり前なので、気になっているゲームは発売時の情報ではなく最新の情報を追うことが大事かと思います。
過去記事で「運転する楽しさは大満足ですが、言われているようにシングルプレイモードの弱さは感じています。この運転の楽しさで、市販車・旧車を愛車としてチューンしてカーライフを楽しめるモードがあれば最っ高のゲームになりそう。」と書きましたが、それの実現に近づいている感じです。
コメント
>>w
ガイジとか口悪いぞ、池沼
本当は有料DLCにとっておいたコンテンツを大慌てで無料にしたのが見え見え
ほんと初めから入れてもう少しましな炎上だったろうに
損して得取れならぬ大儲けしようとして大損してしまいました^^;
不満点を的確に補完してくれるこのアップデートはとても嬉しいです。
発売から2ヶ月程で用意できるのなら初めから……ともどうしても考えてしまいますが
なにより7まで待たずとも実際にこうして追加されるというのは評価しないといけませんね。
たしかに「最初が肝心」なので最初からこのようなシングルプレイモードがあれば良かったとは思います。
なかったのは残念ですが、無料アップデートで良くしようとしてくれているので期待します。
>>あ
口が悪いぞガイジ
最初から入れとけ